見出し画像

授業見学

本日はとある私立高等学校に伺いました。
特進クラスの3年生が探求の授業をするとのことで見学したかったんです。
自分が叶えたい夢を達成するためにどのような進路を選ぶのか、1人1分間のプレゼンを発表しあう授業でした。
1人ずつ先生に名前を呼ばれ教卓の前に行き、事前に用意したKeynoteの資料を使って皆に発表します。聞いている側はGoogleフォームに発表者の評価を打ち込んでいきます。これをクラス全員分順番に回していきます。

素晴らしいなと思ったのが、自分がしたい仕事は何なのか、そのために学びたい大学や学科はどこなのかを全員が話せていました。
自分が高校生だった頃は夢や進路をみんなで発表する機会はありませんでした。また、18歳の頃にどんな職業につきたいのかなんて全然具体化できていませんでした。
自分の考えを仲間の前で話す機会は貴重ですよね。

仕事は手段

一方で、もうちょっと深めてほしいなと思う部分もありました。例えば、なぜその仕事につきたいのかの理由がはっきりしない人が多かったように思います。また、仕事を通してどういった社会課題を解決したいのかについて話せてる人もいませんでした。

結局、仕事は手段であり、仕事を通して解決したい目的が何なのかを整理できていないと、仕事がうまくいかなかったときに自分は何がしたかったのか道に迷うことになります。その時に自分をメタ認知して自分がどのようにありたいのか考え、働き方や仕事を考え直すきっかけになれば良いのですが、なかなか辞めることもできず日々ストレスを抱えたままで働き続けるなんてことにもなりかねないなと思います。そうなったら、ちょっとかわいそうですよね。
まぁ、まだ6月なのでこれから自分で考えたり、仲間と対話する中で考えを深めていく中で、ぜひ自分だけの「ikigai」を見つけです。

ikigaiとは?

「ikigai」とは、寿司(sushi)や、津波(tsunami)のように、日本語がそのまま英語になったもので、「いきがい」と読みます。米国でひとつの概念として定義され、近年逆輸入されたものです。

https://motivation-up.com/motivation/ikigai.html

「ikigai」とは「好きで、得意で、稼げて、必要とされる」4つの構成要素が重なり合っているところが生きがいになります。
ぜひ子どもたちにはこの図を用いて自分がどんな働き方をしたいのか深く考えてもらえたらないいなぁって思いました。

とは言え、自分も「先生たちの幸福度を上げたい」と考えだしたのもつい最近です。教員になろうと思ったのも20歳を過ぎてからでした。高校生の頃はちょっとでも時間があったら、仲間と遊びたい以外ほとんど何も考えていませんでした。そう考えると、今の高校生たちは本当に立派だと思います。

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?