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誰にどこまで割り振るか

見守りと放置

昨日は先生たちがイキイキと働け社会を創るためのプロジェクトチームである「わいが舎ふぁみり〜」の大学生メンバーのミーティングがありました。この学生メンバーは先生シェアハウス近隣の子ども達を対象にボランティアで勉強のサポートをしてあげることを目的としたメンバーです。

ただ、決めたことをやってもらうだけだと、大学生の成長にはつながらないし、おもしろくないので、学生メンバーと一緒に子どもたちとどのような関わり方をしたいのか話し合いながら徐々に形を作っていってます。
初期メンバーが「もっと仲間を集めたい」との事だったので先月は大学生限定のキャリアについて考えるためのイベントを開催しました。

そういった活動のかいもあって、現在は8名の大学生が関わってくれています。

ある程度人数も集まってきたので、いよいよ子ども向けに何かアプローチしようというフェーズまで来ました。いきなり、定期で放課後学習教室をシェアハウスでやるよ!と告知してもなかなか子供は集まってくれない可能性があるので、まずは子どもと大学生が入り乱れて色んな遊びを体験するイベントを開催することになりました。6月25日の13時から開始しますのでもしご興味ある方はお子さんを参加させてください。親子での参加もオッケーです。

前回のキャリア教育イベントで、ある程度、大学生たちは自律的に活動してイベントを開催するまでに至っていました。なので、今回はなるべく大学生たちに任せて、私は見守っていようと思っていました。その結果、イベントが近づいてもなかなか内容が決まっていなかったり、開催日程が変更になったりとチームとしてうまく活動できているとは言い難い状況になっていました。
これは完全に自分の責任です。見守っているつもりが放置になっていたのでしょう。
見守りと放置の違いは中々難しいですが、
日ごろから大学生達とコミュニケーションが取れているか?大学生達が困っていることを見つけ出し、適切なサポートが出来ていたかが判断基準かなと思います。
立て直しを図るために昨日のミーティングでは私がファシリテーターとして現状を聞いて、状況を整理してイベントに向けて各自がやらないといけないことを明確化して割り振りました。

誰にどこまで割り振るか?

「やってみせ、言って聞かせて、させてみせ、ほめてやらねば、人は動かじ。話し合い、耳を傾け、承認し、任せてやらねば、人は育たず。やっている、姿を感謝で見守って、信頼せねば、人は実らず。」
これは、大日本帝国海軍の連合艦隊司令長官を務めた山本五十六さんの言葉です。

私は、コミュニティーのメンバーと関わる時は、いつも山本さんの言葉を意識しながら関わるようにしています。
私がメンバーを育てる!なんて大それた事は考えてませんが、メンバーの1人1人が自律分散的に動いていくためには、毎回私が細かく指示をするのではなく、相手のレベルを見ながら徐々に自分で考えて実行できる面積を広げていけるような、役割の振り方が必要となってきます。そして主体性があって、仲間を巻き込みながら活動出来る人には、もう全てをお任せする位の気持ちでムチャ振りをします笑
自分で考えて、仲間と考えて何かを達成出来た方が楽しいですしね。

少しずつメンバーの方々が主体性を発揮して、活動してもらうために、コミュニティを主催する側である私に必要な能力は「メンバーがどこまで出来るのか見極めること」です。見極めが機能しないと、今回のようにチーム活動が滞り、メンバーのやる気が阻害され、今回は持ち直したのでよかったのですが、最悪チーム解散なんてことにもなりえます。個々人に応じた適切なレベルの任せ方をする必要があります。

目指したい姿

子ども達のため、地域のため、先生たちのため
「あれをやりたい!」「これをやりたい!」と
コミュニティに関わる人たち全員が動くようになれば、少しずつ仲間も増えていき、コミュニティの活動によって恩恵を受ける人が増えいきます。恩恵を受けた人が感謝を感じ、次の誰かのために活動してくれるようになればみんな幸せになると思いませんか?そんな「恩が循環する社会を創りたい」と思っています。


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