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コミュニティオーガナイジング

コミュニティの再構築

どうも!先生シェアハウスにて、住人さんや近隣の先生たちとともに、教育から社会を明るくするために「わいが舎ふぁみり〜」というコミュニティのオーガナイザーをしている健ちゃんです。

この「わいが舎ふぁみり〜」には約25名ほどの先生達が所属していて、皆さんそれぞれにイベントを企画したり、先生シェアハウスのSNSで発信したり、仲間同士の関係構築のための飲み会を企画したりと、主体的に活動している方々が多いですが、どんどん人数が増えてきているので、何のための集まりなのか、コミュニティーを再構築中です。

どのように再構築していってるのか、ブログで取り上げていきます。

コミュニティオーガナイジングとは?

参考にしているというか、とてつもなく良い本なのでそのまま実践しているのが下記の本になります。

この本は簡単に言うと、「スイミー」になれる本です。ご存じの方も多いかもしれませんが、スイミーとはある魚の名前です。
小さな魚たちはバラバラに生活していると大きな魚に食べられてしまいますが、スイミーが先導して、小さな魚たち同士で連携して、さらに大きな魚に擬態することによって、小さな魚達が大きな魚に食べられることから身を守れたお話しです。

このように、一人一人では小さな力しかありませんが、全員が同じ方向を向くことによって大きな力を得るためにどうしたら良いのか、その考え方やノウハウが書かれてあるのがこの本です。

リーダーのあるべき姿

コミュニティー運営において、状況に応じてしなやかに形を変えながら、それぞれの良さを生かしつつ同じ方向を向いて活動していくには、従来のピラミッド型の組織のように、1人の絶対的な指導者が先導していくのではなく、それぞれがリーダーになっていく必要があります。

本書では、そういったリーダー像のことをスノーフレークリーダーシップと呼んでいます。
スノーフレークとは雪の結晶を意味する言葉で、1人のリーダーから派生して数人のリーダーが生まれ、その数人のリーダーのから派生してさらに数人のリーダーが生まれていく。
そのようにリーダーがどんどん増えていきながらコミュニティーが形成される形のことを、スノーフレークリーダーシップと呼んでいます。

5ステップ

みんながリーダーになりながら主体的に活動していくためには5つのステップがあります。それが下記になります。

「わいが舎ふぁみり〜」では1番のパブリックナラティブを創りあげている途中です。

パブリックナラティブとは、簡潔にいうとコミュニティに参加している人々がなぜ活動するのかというストーリーのことです。
これはそれぞれの活動するモチベーションの源泉になるので、5ステップの中で1番大事な項目です。

パブリックナラティブをつくるには、コミュニティメンバーがそれぞれのマイストーリーを語る必要があります。
マイストーリーとは自分がなぜこのコミュニティで活動することを選択したのか、そしてどんな未来を描きたいのか語ることです。
話法としては「困難」「選択」「結果」の順番で話すと自分の価値観を上手に相手に伝えられるので、共感が生まれやすいです。

先日、「わいが舎ふぁみり〜」でマイストーリーを語り合った時の写真がこちらです。

皆さんそれぞれに真剣に考えながらストーリーを紡いでいました。
最後に全員で輪になって座って、それぞれのストーリーを1分交代で語ってもらったのですが、みんな熱かったです。

皆さんそれぞれに感じるところがあったみたいです。ミーティング後に振り返りを記入してもらったので1つだけ紹介します。

"人と人とも繋がりを大切にしたい。
そのため人は“共感”を大切にしていきたい。
同じ現場にいて同じような悩みや困難を乗り越えたからこそ、その方たちからの共感があることによって安心する場を設けることができるのではないかと参加して思った。
安心することができる場があることで、ぽろっと気軽に悩みを相談できて、他の先生方からの経験から自分も現場で生かすことができる。
1人で先生になっていくのではなくて、みんなで教育を作り上げていきたい。
今後出会う先生方や後輩、学生のためにも、自分も“共感”をできるようになるために経験を積みたい。"

来月の全体ミーティングまでにリーダーたちと話し合いながら、私たちのストーリーを練りあげていきます。
そして、明確なゴールを設定して、なぜ今動く必要があるのか行動のストーリーも創りあげ活動していきます。
個人的にはとてつもなくワクワクするゴールを思いついたので早くリーダーに話したいです。

コミュニティを運営するスキルは全ての人にとって必要

職場の組織、地域のコミュニティーや家族との関わり方にしろ、それぞれの個性を発揮して誰もが主体的に関わり合うためには、このコミュニティーオーガナイジングのスキルはとても役に立ちます。

あえて、スキルと呼んでいるのは、誰もが身に付けることができると思うからです。
通常、コミュニティー運営において「あの人だからできる」と思われがちですが、そんな事は全くありません。誰もがロジックに従い経験を積めばできるようになります。

ぜひ一度本書を手に取って読んでみてください。

コミュニティ・オーガナイジング――ほしい未来をみんなで創る5つのステップ 

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