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成田悠輔は柄谷行人チルドレン?
【ログイン不能だったnote の復活を記念して駄文を草す】 3月から週1回の朝のラジオ収録をしている。 このときに話をしたのは、成田悠輔、斎藤幸平、鈴木健など、DXやら人新世やらポスト資本主義やらで変容しつつある現代社会に対するクリティカルな洞察で耳目を集める人たちのことだった。 いずれも、柄谷行人の影響圏から出現しているところが興味深い。 グレタ・トゥーンベリが声をあげている様子を、テレビやインターネットで見たときに思い起こしたのは、20世紀最後の年である2000年に出版された『倫理21』の中で柄谷行人が言っていた「未来の他者への倫理的責務」のことだった。 環境問題などについて、いま生きている者が合意するだけではだめで、まだ生まれていない未来の他者との合意が必要だという趣旨の話に、なるほどと深く頷いていた私は、グレタ・トゥーンベリが登場した時、彼女こそが柄谷行人が言っていた「未来の他者」ではないかと驚嘆した。 『マルクスその可能性の中心』や『可能なるコミュニズム』などのタイトルが示唆する思想軸には、現実の共産主義国家とはまったく次元を異にする可能性が見いだせる。 壮絶な失敗と評価されることもある社会運動『NAM』も、マネーの変容が始まっている今となっては、むしろその先駆性こそが失敗の要因だったとすら言えそうな気がする。
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掛川教育フェス2021 開催準備進行中!
鈴木寛、安藤昇、乾武司、品田健、吉川牧人、高木俊輔、江藤由布、三輪開人、和田誠、新井貴之(順不同)など、豪華メンバーが次々に登場する3daysのビッグイベントです。私も出ます! 開催日:2021/03/27(土)~28(日) [プレ:03/21(日)] 会場:オンライン 参加費:無料 対象:小・中・高・大学生、教育関係者、保護者、その他どなたでも! 「コロナとGIGAの中で揺れる教育を何とかしたい!」 先進的な取組をしている教育関係者が集結し、楽しみながら語らいます。 学生・教育者・保護者・企業人、すべての人へお送りする富士山級の教育フェスです! New Normalを超えた未来の教育をいっしょに見つけましょう!
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ルーブリック評価をどう使うか?
2012年に出前授業をするために招かれた札幌聖心女子中高で、バカロレア教育を学ぶためのワークショップが開かれ、「ルーブリック評価」というものに触れました。それ以来、何となく気になり続けていたルーブリックが、Google Classroomにベータ版として実装されたのは、2020年1月のことです。 Google Classroomのような学習支援システムを使うと、課題を出して回収することへの敷居が低くなるのですが、そのぶん難しいのは、何をどうフィードバックするか、どう評価するかという問題です。 そのためのヒントをつかむべく、ルーブリックの基礎基本から学ぶライブ配信です。 教壇をいったん降り、オーストラリアのメルボルン大学で評価について研究中の元鎌倉学園英語科教諭の高木俊輔さんをお招きして、じっくり話を聞きました。 Facebookの「ICTで国語授業を変える教育者グループ」のイベントとして開催したものです。
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「ICTで国語授業を変える」YouTube Live!(1月11日午前10時〜)
『ICTで変える国語授業』第2弾出版記念イベントとして、1月11日(祝)にライブ配信をします。 内容は以下の通りです。 午前の部:10:05〜12:00 【StreamyardによるYouTubeライブ配信】 10:05〜 オープニングトーク(野中潤) 10:10〜 GEGとロイロと明治図書(吉川牧人・和田誠・野中潤) 10:40〜 You TubeとQRコードと私(犬飼龍馬/聞き手:野中潤) 11:05〜 地方の私立高校の現在・過去・ミライ(田山地範幸/聞き手:野中潤) 11:30〜 教育ICTなんでも3ミニッツ10連発〜iTeacherのお道具箱(品田健/聞き手:野中潤) 〜〜〜〜〜〜〜〜〜 イベントは、この他にも用意されています。 こちらは参加申込をした方のみとなります。ご容赦ください。 =========== 9:30〜10:00 オープニングセッション 【展望】GIGAとコロナの時代の国語授業(中川一史先生/聞き手:野中潤) =========== 午後の部:13:00〜16:00 【ZOOMミーティング】 ◆ワークショップ 「iPadで板書を作ってみましょう」品田健 ※初心者向け 「教具『読み深めカード』とLINEを用いたICT授業づくり体験」犬飼龍馬 「Romancer を使って、電子書籍を作ろう」有山裕美子 「アウトプットの選択肢を増やすための動画製作入門」吉川牧人 ▼事例紹介 「iPadを活用した発表指導例とその評価」森田崇弘 「iPadを活用したレポート作成指導例とその評価」森田崇弘 「高子拉致事件模擬裁判―ロイロ事例紹介」田山地範幸 「ICTを活用した動画制作」植田恭子 ●対話の時間 「withコロナでのメディア・リテラシーを考える」二田貴広 「どうしたら職場でICTを広げられるか?」笠原諭 「どうやったら国語科でICT、BYODを更に活用できるか?」矢木岬 =========== クロージング:16:00〜16:30
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Slackってなんなん?(N高校躍進の秘密、ここにあり!というコミュニケーションツールについての対話)
Slackというコミュニケーションツールが注目されています。 もともとはシリコンバレーにあるようなベンチャー企業で使われていたもののようですが、N高校がSlackを活用することで生徒の満足度を上げていることが知られています。 ただ、Slackとはなんなのか、やったことがないとなかなかわからないのが現実です。 そこで、「SlackのSlackによるSlackを知りたい人のためのワークスペース」というSlackのワークスペースをつくり、Slackについて学びたい、知りたいと思っているみなさんのために「Slackってなんなん?」という対話形式の動画を作りました。 Slackの画面を実際にごらんいただきながら、レクチャーと対話をゆるゆるまったりと繰り広げます。 【内容】 ・ワークスペースとは? ・generalチャンネルとは? ・randomチャンネルとは「? ・パブリックチャンネルとプライベートちゃんねるの違い ・N高校のSlack活用事情 ・Slackでつくりだすコミュニティーのダイナミズム ・学校でSlackを使うメリット ・その他
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