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コミュニケーション以上、マニピュレーション未満―プロンプトエンジニアリング
Facebookグループで今年2月以来、3回にわたって開催してきたChatGPTの勉強会の4回目を実施した。
1時間のメニューが終わった後は、ブレイクアウトルームに分かれてアフタートークをして、そのまま解散という流れだったが、その中で『会話を哲学する―コミュニケーションとマニピュレーション』(三木那由他著)の話が出た。
なるほど、プロンプトエンジニアリングは、コミュニケーション以上マニピュレーション未満、いや、マニピュレーション以上コミュニケーション未満であるのかもしれない。(どちらであろう?)
ChatGTPは、道具ではないが人間でもない。
ChatGPTは、部下ではないが同志でもない。
人間以上、道具未満(?)。
部下以上、同志未満
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コミュニケーション: コミュニケーションは、情報、感情、思考を他者と共有し、相互理解を深めるプロセスである。透明性と相互性を特徴とし、双方向的な情報の交換を含む。コミュニケーションでは、参加者は互いの意見や感情を尊重し、理解しようと努力する。このプロセスは、信頼関係の構築と共有理解の促進に寄与する。コミュニケーションは、個人間の関係だけでなく、組織、社会全体の機能にも不可欠な要素である。
マニピュレーション: マニピュレーションは、自分の意志や目的を達成するために他者を操作する行為である。これは一方向的なプロセスであり、透明性が欠け、しばしばその目的や手法が隠される。マニピュレーションでは、操作者は自己の目的を優先し、他者の意見や感情を無視することがある。この行為は、不信感を生み出し、関係を損傷させ、相手の感情や自尊心を傷つける可能性がある。マニピュレーションは、個人間の関係だけでなく、社会全体の健全な機能にも悪影響を及ぼす可能性がある。
ChatGPTが存在するこの独特の領域には、いったいどんな共同主観性が生まれるのだろうか。
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