働く空間のアップデート―愛光学園に行ってきました! (その2)
明治時代の子どもたちにとって、自分の机や椅子がある学校空間は、非日常的な「未来」だったわけですが、大正から昭和にかけてのビジネスマンにとってのオフィスもおそらく、同じように「未来」だったはずです。
6年前に足を踏み入れたサイボウズの東京オフィス(上下の写真)も、昭和生まれの私にとってはピカピカの未来空間でした。
サイボウズだけではありません。「20世紀少年」世代の私が夢見た「未来」を実現したオフィスが、東京にはたくさんあります。
もちろん東京以外の都市にも、次々に出現しています。
それに比べて学校の職員室という「オフィス」は・・・
働く楽しさ、働く喜びは、物理的な空間だけで決まるものではありません。それでも、金八先生の時代さながらの職員室で、古いヴァージョンの重たいパソコンしかないデスクをあてがわれ、大量の書類に埋もれて働くことを強いられたら・・・テンションをあげるのは困難です。
教員採用の倍率を上げるためにも、不登校を減らすためにも、職員室や教室を含めた学校空間のアップデートが不可欠です。
愛媛県松山市にある愛光学園の本部棟、中学棟、高校棟を見た後、職員棟に足を踏み入れ、目の前に広がる職員室の空間を見ながら、そんなことを考えていました。
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