かのん | Canon越しの世界

社会人4年目 | 広告 | 好きな言葉は "出会いは世界を広げ、別れは世界を深くする"。 40カ国を、カメラをお供にリュックひとつで旅をしました。 上に広がっているのは、マサイ族が住むタンザニアの名もなき村。

かのん | Canon越しの世界

社会人4年目 | 広告 | 好きな言葉は "出会いは世界を広げ、別れは世界を深くする"。 40カ国を、カメラをお供にリュックひとつで旅をしました。 上に広がっているのは、マサイ族が住むタンザニアの名もなき村。

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緊急企画!休校になった小学生に開催したオンライン授業が、素敵すぎた

「かのんちゃん!明日のお昼空いてる?小学生に向けて、オンラインでインドのこと話してほしく!」 明日。急だなぁ(笑)! 小学生。なんでだろう? オンライン。あ、コロナで学校が休校になってるからか! インドのこと。何を話そう…。 気づいた時には「はい!ぜひ!」と答えていた。連絡を下さったのは、株式会社タイガーモブの社長、菊地さん。私がインドに半年間インターンをするのを決めたのは、菊地さんの後押しがあったからだった。タイモブにはめちゃんこお世話になっていて、インドから帰国した後

    • 朝起きたら、戦争がはじまっていた。 - イスラエル・パレスチナから出国するまで -

      「戦争って、こんなに簡単に始まるのか。」私はそう思いながら、壁の前でたたずむことしかできなかった。 朝起きたら、戦争が始まっていた。 私がいたのは、パレスチナ自治区。 まさか、自分が人生でこんなこと体験するとは思ってもなかった。 ずっと行きたかった、イスラエルとパレスチナ。 半年前から計画し、会社をおやすみして行った。 最後日は、パレスチナ自治区内にある、バンクシーがつくったホテルに泊まろう!と決めていて、ベツレヘムという街に向かった。 (パレスチナはガザとヨルダン川西岸

      • クリスマスに元彼と会ったら、洗礼名をもらい、土手で炊き出しをすることになった話。

        (※ 1年半ほど下書きボックスの中で燻製されていたこの記事を成仏すべく、投稿します。昔の話かつ、とんでもなく季節外れですが、ご了承ください。) 「元彼 クリスマス 大丈夫」 クリスマス前日に検索した言葉だ。 2つ前のクリスマス。私は別れた恋人と会おうという約束をしていた。 円満に別れた私たち。 クリスマスまでは続かなかったけど、当日ひとりで過ごすのもなんだか寂しいしピザでも食べようよ、という話になった。 別れてもフラットに会って話せることが、少し不思議だった。 でもこれ

        • 誘拐と、やさしさと、ハンバーガー

          涙には、いろんな温度がある。味がある。滲んだ視界のその先に、見えていた景色がある。 でも、それは刹那的で、なまものだから、その時に言葉にでもしておかないと、意外と忘れてしまったりする。 大学生から社会人になり、私は涙を流すことが一気減った気がしたのだけれど、2ヶ月ほど前、涙が止まらなくなったことがあった。 それは、映画館で「千と千尋の神隠し」を観ている時だった。序盤の方で、神隠しにあった千尋が、ハクからおにぎりをもらって大粒の涙を流すシーン。あのシーンを観た時、千尋以上

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        緊急企画!休校になった小学生に開催したオンライン授業が、素敵すぎた

          私の名前は、すきまだらけだった。 - 漢字の名前がほしかった15年前の自分へ

          「私も、漢字の名前がほしかった」 15年前の記憶が、鮮やかに蘇った。 小学3年生だった私は、「自分の名前の由来を調べてみよう」というお題が出された授業で、自分の名前は他の人と違うと気づいた。 「なんで私の名前は、ひらがななの?」 と家に帰って聞いた覚えがある。 15年を経て、全く同じお題が、言葉の企画で出された。 第3回。「名付け」がテーマだった。自分の名前について、もう一度調べてみる、それを100人の企画生に1枚で伝える、というとてもシンプルなもの。 15年前と違う

          私の名前は、すきまだらけだった。 - 漢字の名前がほしかった15年前の自分へ

          死ぬ、とは

          「死ぬ」ってどういうことなんだろう。 小さな子どもに「死ぬ」ってどういうこと? と聞かれたら、あなたはなんて答えますか? 今から書くトピックはちょっと重くなってしまうけど、 でも、大切なことを教えてくれた経験であり、 そして現在進行系で私のことを作っている経験でもある。 1年半前に起こったこと、感じたことを風化させないように、 記憶を言葉に紡ぎ直している、そんな5月の日曜日だ。 -----------✂︎-----------✂︎----------- 呼吸が止まった

          生の血を飲んで、いのちについて考えた話

          ごくんと、つばを飲み込み、息を吸って、吐いて、 心の中で「いただきます」と唱えてから。 私は人生で初めて、ヤギの血を飲んだ。 私にとって、生きることを考えるのに必要で、本当に貴重な経験だったと、今振り返って思う。 だいぶ前のことだけど、マサイ族の村に行ったときのことを書こうと思う。 当時はいろいろ刺激が強すぎて、しばらく書こうか迷っていた。でも、あの時の感覚を忘れたくない、ちゃんと言語化しなきゃ、と思ってすごい時間をかけてブログを書いたのを覚えている。 タンザニアに

          生の血を飲んで、いのちについて考えた話

          親がまだ結婚していない、という話

          自粛生活で全く外に出ず、家族全員が家にいる今。 家族での会話が増えた。 それぞれの忙しい日常で、家族全員で揃ってまとまった時間を共にしたり、何かひとつのことについて議論したり、そういうことがとても久しぶりだったので、嬉しい。 それと同時に、家族について考える機会があった。今日は「家族」、その中でも日本と全然違う家族観を持っている「スウェーデンの家族」について、書こうと思う。 ※留学したのは4年前?にもなるけど、生活する中で印象的な出来事もけっこうあったので、これからno

          親がまだ結婚していない、という話

          好きリストを作って、”好き” を外在化する

          谷川俊太郎。 私が好きな詩人のひとり。 小学校の教科書にも、彼の詩がたくさん載っていた。 音読すると、心地よいリズムを感じる、もっと声に出して読みたいと思える、身体が喜ぶ詩を書く人だ。 詩だけでなく、他にもスイミーやスヌーピーの翻訳もしている。 すっと身体に染み込む、優しい日本語だなぁと思ってたけど、谷川俊太郎産だったんだ…!とびっくりした時のことは忘れない。 ちょうど2年前、だんだんあったかくなってきた春の日に、母と二人で東京オペラシティで開催されていた「谷川俊太郎展

          好きリストを作って、”好き” を外在化する

          一生の宝物が、届きました。 - 牛本革手帳カバー2020点を、新社会人に 無料で贈る キャンペーン -

          3月の終わり。 大学の友達から、あるリンクが送られてきた。 え!こんなキャンペーンあるんだ!? スマホをスクロールしながら、私は紅茶を飲んでいた手を休めた。 【新型コロナウイルスの影響で、 卒業式を迎えることが叶わなかった 2020 新社会人へ】 - 牛本革手帳カバー2020点を無料で贈ります - 社会へ羽ばたく、決意を意識する卒業式。 皆さんが、社会への一歩を踏み出す節目を 感じられる瞬間となりますように。 お申し込みはこちら BUSINESS LEATHER F

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          社会人になる前に出会えてよかった。 #超言葉術って?

          「読み終えてしまうのが、寂しい。」 こう思える本に出会える機会は、滅多にない。 ページをめくる手はわくわくして、読みたい読みたいっ!と踊っているのに、それとは逆に、あとこれしかないのか…と本を閉じて何度も残りのページの量を確認してしまう。終わってほしくないなぁと思う。まるで、ジェットコースターに乗っているような気持ちだった。(私はジェットコースター大好きなので、悲鳴をあげながらも毎回終点が見えると寂しくなっている。笑) 私が尊敬しているコピーライター、阿部広太郎さんの著書

          社会人になる前に出会えてよかった。 #超言葉術って?

          自分と文通して分かったこと - 5年前の自分から手紙が届いたので、恥ずかしいけど公開してみます!

          私には、あんまり人には言っていない、ひそかな趣味がある。 それは、過去の自分と手紙交換をする、というものだ。 言い換えれば、将来の自分に手紙を書く、ということでもある。 いつから書き始めたんだろう。 はっきりとは思い出せないけど、たしか小学6年生くらいの時だったと思う。 死ぬことが急に怖くなって(小さい頃ありませんでしたか!?)明日死ぬかもしれないと思い、今の想いを全部紙の上にぶちまけなくては…!という焦燥感に駆られたのが、きっかけだった気がする。 たまに遺書っぽくなる

          自分と文通して分かったこと - 5年前の自分から手紙が届いたので、恥ずかしいけど公開してみます!

          新社会人、 MOTHER HOUSE を買う

          花粉を乗せた風が、鼻をくすぐる。 晴れの日のお手本のような日。 空は、まさに空らしい色に塗られていて、 ちぎれた雲は、形を少しずつ変えながら泳いでいる。 千駄木の小さなカフェで、おしるこを飲みながらこのnoteを書いていた私は、大学1年生からひっそりと持っていたひとつの夢を叶えたがために、ほくほくしていた。 どんな夢かというと、 MOTHER HOUSE の名刺入れを買う、という夢だ。 買ったのはこれ! この美しいグラデーションに一目惚れ… あじさいの色らしいけど、

          新社会人、 MOTHER HOUSE を買う

          大学5年間、ずっと同じ人に髪を切ってもらっていた話

          髪は、その人の印象を作る、いわば ”額縁" みたいなものだ。 額縁を、年に数回お手入れしてもらいに美容院に行く。 その予定が、私はすごく好きだった。  そして、私の髪は大学5年間、ずっと同じ人に託していた。 まおぴーさん。 そう呼んでいる美容師さんと出会ったのは大学1年生の時。 まおぴーさんに髪を預けてから、私の学生生活には髪を切るタイミングで節目が生まれるようになった。 大学5年間で、まおぴーさんが働く美容院は2回変わった。 でも私はまおぴーさんに切ってもらいたか

          大学5年間、ずっと同じ人に髪を切ってもらっていた話

          ポストを開けたら、カレーのルーと手紙が入っていた話。

          (2017年のスウェーデン留学中に書いたブログの編集版!素敵な出会いだったので、noteにも書き残します) 2017年の始め。日常の真ん中の、とある日。 気温は氷点下すれすれ、かじかむ手に息をハァッとかけながら寮に帰る。 スウェーデンの冬は、きつい。と改めて思いながらポストを開けたら、カレーのルーの箱がひとつ、入っていた。 それと一緒に、きれいに折りたたまれたA4の紙が、1枚。 「…督促状?」 恐る恐る開いてみると、頑張って書いたんだなと感じさせる日本語が、優しくこち

          ポストを開けたら、カレーのルーと手紙が入っていた話。

          ”創造性”は、筋肉と同じ…!? 今、ビジネスマンが絵を描くわけ

          全力で絵を描いたら、銭湯に入ったかのような気分になった。 ほくほくとした高揚感と、自分の中の何かが整ったという爽快感。 「おっちゃん、コーヒー牛乳ひとつーー!!」 と銭湯にいたらきっと叫びたくなったであろう、そんな感覚だ。 最後に絵を描いたのはいつですか?絵や文字を描くことは小さい頃から好きで、ただひたすら好きなひらがなだけを書き続けて日が暮れたこともあったし、図工や美術の時間は私の中では休み時間と同じくらいのわくわく値があった。 中学生の頃、教科書はひとつのキャンパスに

          ”創造性”は、筋肉と同じ…!? 今、ビジネスマンが絵を描くわけ