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会話上手になれなくても大丈夫です。発想を転換して楽になろう。

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自分の意見がなかなか言えなくて悩んでいたり、人と話すことが得意じゃなかったり、積極的に人と話すことにコンプレックスを抱えている人も多いと思う。これまで約3万人以上の老若男女へ接客を通して対話をしてきた僕が、気兼ねなく自分の意見を発言したり、本音を話せるようになるまでの対策方法とコミュニケーションの小さなテクニックをまとめてみた。

あなたがもし、会話が苦手で、自分の意見がなかなか言えずに悩んでいるのであれば是非参考にしてみてほしい。

自分の意見が言えないことが悪い事ではない

自分の意見が持てず、「八方美人だね」と、言われた経験があなたにもあるのではないだろうか。Aさん、Bさんへそれぞれに違うことを言ってしまったり、嫌われたくない一心でその場の雰囲気に意見を流されてしまったり。そんな時に思うのである。「あぁ、自分の意見がなかなか言えないな」と。

自分の意見が言えない事が悪いことではない。問題は「他人の顔色を気にしながら自分の大切な気持ちを隠している現状」これだ。あなたはあなたの人生を生きている。本来はあなたが「こう生きたい」「こうしたい」と思うことに誰も口出しをする権利などない。

誰の顔色を気にしているのかを洗い出してみよう

会社勤めであれば、上司の顔色であったり時には部下の顔色かもしれない。結婚していれば、妻の顔色や夫の顔色か。はたまた友人の顔色かもしれない。確かに集団生活における同調は言うまでもなく大切な事だけど、いつから「自分の意見や存在を隠すように生きる」事が得意になってしまったのかを真剣に考えてみて欲しい。

確かにそのような当たり障りのない生き方も楽かもしれない。だけど、今のあなたのように苦しみという名の反動が押し寄せてくる。中身がない自分を作りあげてきた事に気づいてしまうからだ。

あなたの意見には価値しかない

「周りの意見に同調する能力」これは素晴らしい才能であり、とてつもないスキルであることを自覚した方が良いと思う。これからコミュニケーション能力を磨いて少しでも自分らしさを取り戻したいと考えているのでればぜひこのまま読み進めて欲しい。必ずヒントになると思う。

聴き上手は魔力を持っている

自分の意見を言うのが苦手であれば、まずは「聴き手のプロ」になることをおすすめしたい。あなたも経験したことがあるのではないだろうか。「この人にはなぜかいろんな事を相談できる」「普段は隠している恥ずかしい事もこの人には打ち明けられる」もうお気づきかと思うが、この相手はまさに「聴き手としての魔力」を持っている。ほとんどの場合、このような聴き手のプロは自ら多くを語らないのも特徴。それどころかニコニコと相槌を打ち、共感しながら肯定してくれるのだから話をしている側もとても心地が良い。

特に、販売員や営業マンは聴き上手ほど相手の懐に飛び込む事ができる。「買うつもりはなかったけれど、ついつい買ってしまった」という経験があなたにもあるのではないだろうか。

もし、あなたの話にじっくりと耳を傾けてくれる相手が身近にいる場合、不思議な現象が起きていると思う。何かを相談する際に、一番にその人の顔が思い浮かんでくるに違いない。聴き手(ただの話相手)だった人が、自分にとって重要な相談役へとポジションが変わっているのだ。相手が特に変わったわけではなく、あなたが無意識にその相手の重要性を高めているのである。

そして、重要な相談役となった相手から言われるアドバイスには心の底から耳を傾けてしまうし、時には胸の奥に言葉が刺さるほどの影響力を感じているのではないだろうか。

最も簡単で大事な事は、とにかく「好感を与える聴き手」になることだ。


あなたが最初に目指すべきポジション

積極的に自分から話しかける事が苦手という事であれば、まずあなたが聴き手のプロに徹する事がどれほど大切な事かがお分かりいただけたと思う。もう、自分の意見が言えないという悩みに苦しむ必要はない。人はとにかく話したい生き物なので、その欲求を満たしてくれる相手にはいずれ抗えなくなる。この心理をうまく活用すれば知らぬ間に対人コミュニケーション能力も飛躍的にアップしていくから実に面白い。

自分の意見で人を動かす事が目標の場合

「聴き手のプロになれ」それはわかったが、「自分の意見をしっかり言うことで周りの人を動かせるようになりたいんだ」と奮い立っている人も中にはいるだろう。もちろんその考えにも大賛成だ。むしろ、そう志すべきだとも思う。もちろんこのスキルも誰もが身につける事が可能だ。しかしながら、自分の意見を積極的に発言するという事は、予想をはるかに越える痛みや摩擦を伴う事を受け入れる覚悟も必要になる。

自分の意見(持論)を公の場で表現する事は容易ではなくなった。昨今、テレビや各種メディア業界における失言や炎上が相次いでいる。言葉選びを一言でも間違えれば瞬く間に燃える。YouTuberやSNSでも一般人の投稿に対しても、「アンチ」と言われるような罵詈雑言が飛び交い、誹謗中傷も日常茶飯事。表現の自由という名のどっちつかずの正義がそれに拍車をかけている。

政治家一つ見ても社会からの評判は酷いものだ。勇気を持って公言した言葉に対して無数の言葉の暴力が跳ね返ってくる。これが、自分の意見を発する際に起こる痛みと摩擦である。あなたには真似できるだろうか。そのような視点で様々な活動家を見ると、とても勇気を貰えるし応援したくなるのではないだろうか。あなたと同じく自分の意見で周囲を動かしたいと願う人のエネルギーを感じてほしい。

少し話が大きくなり過ぎたが、これはあなたにとっても他人事ではない。自分の意見を言えば、職場での人間関係や家族関係、友人関係がその場で一時的に崩壊するだろう。嫌われると思う。だがこの痛みと摩擦を乗り越えた先には、「共感者」という新しい大切な存在が待っている事も忘れてはいけない。自分を変えたいと心から願っているのであれば、ぜひともあなたの意見をあなたの言葉で、今の世の中にぶつけてみてほしい。

これまで書き進めてきたこの文章ですら所詮は僕の意見だ。共感してくれた人もいれば、少し嫌な気持ちになった人もいると思う。でもそれでいい。むしろそれが良いのである。大事なことはあなたが自分の意見を自分の言葉でどう伝えるか。その相手は誰なのか。それだけだと思う。

苦手な相手とは無理に対話する必要はない。だけど、自分にとって大切な人に対して本音を隠して生きるのはすごく辛い事だと思う。いつもより、ほんの少しだけ笑顔を意識して、会話途中に相槌を打ったり、褒めたり労ったり共感してあげたりしてみてほしい。そうすれば、自分から意見や本音が言えなくても、必ず相手が寄り添ってくれるから。まずは聴き手のプロになってみよう。あなたがその努力をした結果、相手の態度が横柄だったり、あなたに対して高圧的な態度を取るようであれば、そもそも関わるべき相手ではない。勇気を持って距離を取ることも大切だ。

聴き手の魔力を手に入れて、あなたの心のフットワークが少しでも軽くなりますように。

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のなさん
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