【終演】「RANPOChronicle 妄想博覧会〜カフェ・ド・ミラージュ〜」
RANPO Chronicle 妄想博覧会〜カフェ・ド・ミラージュ〜
無事終演しました!(もう先月)(遅すぎ)
徳川秀忠もびっくりの遅刻っぷりです。すみません。
さてRANPO Chronicle、10月に今の事務所に所属させていただいてから私が初めてちゃんと関わらせていただいた作品でした。
noteに書くのは初めてですが実は(?)俳優をやっています。
こちら↓
「一人二役」「指」「D坂の殺人事件」
このどれも面白い3本それぞれに出演させていただきました。
タイトル通り全て江戸川乱歩原作です。
今回私の演じた"女給さん"はお客様に1番近いポジションの役だったように思います。
特に、明確な語り部がいて第三者の物語を語る「一人二役」と「指」では客席の代弁者のように話に茶々を入れる。
こういうポジションに入るのは初めてだったのですが、役つきとはいえやや観客の立場を残したままで、憧れた物語の中に入り込んだような感覚がとても楽しかったです。
一方で私たち(女給はコンビなのよ)が盛り上がらないと話の面白さを潰してしまう気がして、少し怖くもありました。
その中で先輩方はじめ共演者の方々が本当に作品をぐいぐいと引っ張ってくださり、そんなことを忘れるほど場面場面が楽しかったです。
この楽しさが客席の皆様とも共有できていたことを願うばかりです。
キャストさん方に限らず、音や光、舞台、小道具、その演出で景色を作ってくださった奥村さんを筆頭にしたスタッフの皆様のお仕事も魅力に溢れていて頭が上がりません。
仕込み後の舞台超かっこよくてすご!!って叫んじゃった……照明と音入ったら無敵すぎました。
あくまでも作品を100%で作ってお客様に届けるのが仕事なので「勉強になった」という個人に終着する感想は言いたくないのですが、結果的にとても"勉強になる"期間となってしまいました。
お芝居に限らず稽古場での振る舞いなど人間的な部分で先輩方素敵……となることも沢山ありました。やっぱり人。
すごい人ってすごいね!!何を言ってるんだ。
ところで本作、稽古期間が米沢史上1の短さで、始まってから終わるまでがあっという間でした。
コロナで舞台の現場も変わりつつあるのだと実感しました。
未熟ながら、対応力、自分でする準備の正確さ・密度がより求められるようになっているなと思います。できないことも多くてもどかしいです。
反省点は反省して、悔しさは覚えていて、次はもっと強く深くなって皆様と再会できるよう精進したいと思います。
春頃、当時お世話になっていた方に江戸川乱歩の作品をすすめていただき1冊の短編集を購入していました。
詳しくは書きませんが、この時の経験と触れた作品は今の私にとってかなり大きいものになっています。だから江戸川乱歩は少し特別。
単純に江戸川乱歩の斜め上からの変態的な人間の描き方も大好きなのですが……
短編集には今回の一作「D坂の殺人事件」がたまたま収録されており、不思議な縁を感じました。
これまで宮沢賢治作品とは縁を感じることが多い人生を送ってきたのですが、ここに新たに江戸川乱歩を刻みます(何様?)
最後に。
今回舞台に立つにあたり、地元、大学時代、俳優駆け出し仲間、親戚……沢山の方が新宿まで来てくださいました。
来られなくても、知らせを見てメッセージをくださった方もいました。
改めて周囲の方々の温かさ、ありがたさを感じた期間でした。
もちろん他のキャストさんが呼んでくださったお客様も変わらず大切なお客様です。
コロナ禍にも関わらずご来場くださった皆様、誠にありがとうございました。
ちなみにこれからも米沢を見守ってくださる方はいつだって募集中です!
手探りでnoteを書いているこんな人間よ
長々しちゃいましたが、衣装が超可愛くてお気に入りなので最後は自慢と共に締めさせてください。
終演🎉🎉
一緒に映ってるのは女給フレンドの岡崎日菜ちゃんです。可愛い。
ぼーっとしてたらソロショほぼ撮ってなかったのでツーショを使わせていただきました。
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