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【サ活】上野の北欧で過去一番ととのう【2022/11/20】
柏で開催された「大混乱!コミュニティシャッフル運動会」が終わった。
要は、成人したアホな大人たちによる、アホな大人たちのための、マジモン・ガチ・本気の悪ふざけ。それがコミュニティシャッフル運動会であった。
私もその悪ふざけの炎に油を注ぐべく紅白帽を光らすというネタをぶち込んでみた。これも当日会場で会えた皆さんに強烈なインパクトを与えることに成功した。制作過程は既にnoteにまとめてある。
運動会の感想を述べるのが本題ではないので詳しい感想は出来るだけ割愛したい。
ただ、これだけは言っておく。
最高にエモかった。
こんな愉快でクレイジーなアホどもと、もっとつるんでいたいと思った。
リアルで会うのはイベント会場が初めてのはずなのに、まるで慣れ親しんだ者同士でつるんでいるかのような、そんな懐かしい思いを懐いてしまうのはなぜだろう。
もっとコイツらの側……となると若干遠慮したいがそこそこ近いところで、もっとワクワクドキドキしていたい……
それを叶える手段は、そう、コミュニティ運動会の打ち上げにも参加して、酒を浴びるほどしこたま飲んで騒ぐことである。
だが、そうしたい気持ちを振り払うかのように、私はイベントが終わるとさっさと会場をあとにして皆と別れてしまった。
申し訳ない。今晩はどんなに親しい友人にも妨げることのできない楽しみが待っているんだ。
その楽しみとは……
サウナ&カプセル北欧、一泊。
そう、私をサ活沼に引き摺り込んだドラマ「サ道」で原田泰造扮するナカタのホームサウナとして一躍有名になった、上野のサウナ&カプセル北欧である。
宿泊予約、取れちゃったのである。
しかも、全国旅行支援割引で5,000円→3,000円!
コミュニティシャッフル運動会でお会いできた皆さんとは、いずれ縁があれば会うことは難しくないだろう。
だが、明日死ぬとしたら後悔しないためにも、打ち上げとサウナ、どっちを選ぶ? と訊かれたら迷わずサウナを選ぶ程度には、今や私も筋金入りのサウナー、サウナ狂いなのだ。この楽しみだけは、誰にも邪魔されたくはない。
というわけで、柏から常磐線快速で30分。
上野駅の入谷口を出てすぐに、それはある。
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赤いレンガのようなタイルで覆われたレトロな異彩を放つビル。紛うことなき、北欧である。
ところが……
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駅側の通りからは入ることができない! これは、GoogleMapで位置を確認しただけの初見(私)には間違いやすい。
注意書きに従い路地を回り込むと、そこにはなんとも上野らしい雑居ビル群が開けてくる。
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もう、入口に着いた段階でととのってしまいそうだった。聖地に足を踏み入れたワクワクがとまらない。
早速、チェックイン。
ワクチン接種証明と免許証を見せて無事割引成功。
本当はサウナ上がりに行きたいところだが、19時過ぎて時間も時間だったので先に飯を食う。
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ミーハー魂を奮いに奮って、ドラマ「サ道」の第一回で偶然さんとイケメン蒸し男君が北欧カレーを一緒に頬張ってるあたりに陣取ってみた(ぶっちゃけ言うと、そこしか空いてなかった)。
そっかぁ。こういう景色でサウナ談義に花を咲かせていたんだなぁ。
まるでドラマのセットの中に飛び込んでしまった不思議な気分を味わいながら、私は北欧カレーを頬張った。
うん、なんつごだぁねぇ。
本当に、カプセルホテルと飯の部分を切り取れば、ゆってしまえばなんつごだぁねぇ安宿なのである。
禁煙エリアになった今でも床はところどころタバコの火か何かで焦げてるし
飯は特別手間暇かかってたり他と差別化してトンがってたりするわけじゃないベーシック中のベーシックだし
何より、カプホエリアはチェックインした19時のっけから、他人のいびきで既にうるさい。
ただ、私のような人間には、こういう安宿が愛おしくもありがたい。
ビジネスホテル以上だと、逆に快適すぎてソワソワ落ち着かず、ロクに睡眠も取れないもんなぁ。
そして、サウナへ。
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やはり、ドラマで映像として見るのと、実際足を踏み入れて五感で味わうのとでは、全然印象が違う。
「まずは、身体を清めて……」
と主人公のナカタが身体を洗っていた洗い場なのだが、床の溝、思った以上にデカい。
気をつけていれば溝に足を取られてケガ……なんてことはないだろうけど、幅がやや広めなぶん、なんというか、ソープを手に取ろうとするとちょっと前傾姿勢になる。
ジャグジー。
熱い。いい感じ。
秋が終わってはや初冬を迎えた11/19の北欧の外気は、黙っていると風邪を引きそうなほど冷たい。
その外気に晒される中での、内風呂であるジャグジーのこの温かさ。ありがたい。
ジェットも強力。運動会と旅の疲れがほぐれるわぁ〜。
トゴールの湯(露天風呂)。
ぬるい。隣の客がくしゃみをしている。
ドラマの映像では見えにくかった「トゴールの湯の効能が書いてある看板」も読んでみたのだが、何でも特殊な岩を使っててその効果で冷え性とか痔とか色んな病気に効果があるそう。んー、なんだかなぁ~(眉に唾)。
うん、夏なら別に、いいんだろうけどなぁ。
さて、サウナへ。
夜とはいえ、混んでいる。
そして、テレビが見られる。丁度ニュースの時間か。
しかしまぁ、熱いとは聞いてたけど、これくらいかぁ。
スペースはそんなに広くない。ナカタ・偶然さん・蒸し男君が3人並んでよく座る、ストーブがある隣の奥の角はやはり人気。熱気が直ぐ近くで感じられるからだろう。
いやー、だんだん温まって来たぞ。
水風呂。
すげぇ、キンキンに冷えてやがる。
この温度は犯罪的だ。
隣で水風呂を浴びている男子は顔まで浸かるほどダイブしている。
気持ちいいなぁ。
そして、トゴールの湯の回りにある外気浴スペースへ。
ここで、ととのってたのかぁ〜。
これは、ずっとここにいたくなるわ。
秋というか初冬だからあんまり外気浴していると風邪を引いてしまいそうだけれど、夏はビル風とかが適度に吹いて気持ちいいんだろうなぁ。
椅子は2種類あって、オーソドックスなととのい椅子と、寝そべることができるタイプとがある。フィニッシュ3セット目で寝そべろう。
そうして、1セット、2セットをこなして、3セット目で事件が。
その時サウナ室にいたのは、たまたま2人。
北欧のサウナは、実はセルフロウリュ。サウナストーンに水をかけることができる。
フィニッシュはガッツリ蒸されたい。私の口からは自然と「ロウリュ、いいですか」の言葉を発していた。2人のOKの合図とともに、私はラドルを手にして、ジュワー……
ぅあぁっちい!!!
サウナストーンにかけた水が思いっきり跳ねて、ラドルを持つ手元に水滴になった熱湯がかかってしまった。
気をつけてゆっくりそーっとかければ良かったのだが、実際問題北欧のサウナストーブは結構身長が高いので、真正面からかけようとすると169cmの私が若干つま先を上げないとロウリュしにくい。だから、手慣れている人は段に登って真横から水を落とす。そのほうが、ロウリュによる火傷も防ぎやすい。
若干ヒリヒリした右手をさすりながら、熱気を全身で浴びる。
やっぱロウリュすると、このサウナ、鬼のように熱い。
7分粘ったが、それが限界だった。
水風呂に飛びこみ、バクバクする心臓の鼓動をしっかり感じたあと、私は寝そべり椅子に座り、上野の空を見上げた。
ととのった〜〜〜🌈✨
これまでに味わったことのない、多幸感。
頭の中、視界がまっさらな白に還元して、ふわふわとした心地よさの中に漂って居られる感覚。
過去一番、気持ちよかった。
翌朝。
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朝風呂も浴びたが、どうも朝ともなると皆考えることは一緒のようで、サウナは行列ができるほど混んでいた。これでは、ととのっている余裕などない。
夜にととのっておいて十分満足していたことだし、ジャグジーで温まったら、さっさとお暇しよう。
さて、私のファースト北欧体験記はこれで終わり。
だが、私のサウナ旅はまだ終わっていない。
次に向かうは、スカイスパYOKOHAMA。