
#1 埃の世界
『埃の世界』
Cadd9 Gadd9 D Em(各二拍ずつ)
ねえ 暗闇の先に光があるなら
照らしてくれよ
この小さな体に残ってるのは
わずかな期待だけ
Cadd9 Gadd9 D Em(各四拍ずつ)
ぼくのことを知ってますか
ぼくの声が聞こえますか
ずっとずっとここにいた
誰にも気付かれなくて
朝が来るのを待っていた
Am7 Gadd9 C B7 Em
それじゃだめだってこと
ぼくにもわかってる
Am7 Gadd9 C Cm D
目の前に浮かんでる
埃さえ味方になれと願う
Cadd9 Gadd9 D Em
ねえ 僕は変わることができますか
すこしでも
この 埃を掴むことができたとき
なにかがかわる
僕はどこにいますか
あなたはなにしてますか
誰にも見えない場所で
足りないものばかり
考えて生きてます
かすかな隙間から
光がさし無数に舞う
それはとても綺麗で
ぼくはおもわず手を伸ばすんだ
ねえ 僕は変わることができるんだ
いまなら
この掌の中に残っていたのは
そうきっと
F C G
今まで聴こえなかった音が
F C D Cm D
左耳の鼓膜を震わすんだ
ねえ ぼくはその声が聞きたかった
そうずっと
一歩踏み出すよ君のいる世界へ
さあいこう
まだ 僕にはやれることがあったんだAH
この体が大きくなっていくのを
かんじている
ねえ 暗闇の先に光があるなら
この 小さな誇りを手に入れた
もう大丈夫
ぼくは生きていける
…
はじめて作った曲、
確認すると2018.8に出来上がったみたい。
曲を作ろうと試みたことは、これの前にもあったのだけど、形になるようなものは全然できなくて、わたしは曲作りには向いていない。とおもっていた。
そんなある日、Instagramで知り合った友人と遊んでて、その友人からの、"作ってみたら〜??"という言葉で、もう一度曲を作ることにTRYしてみよう、と思ったのです。
そもそも、私は言葉を綴るのも、言葉を話すのも苦手。
だけど、試行錯誤しながらはじめて作りあげたこの曲は、なんだろう、頭の中のイメージを再現できる楽しさ、みたいなものを感じることができた。
漠然ながら、暗闇から最後には何か"光、希望"が感じられる曲が作りたいな、と思っていたので出来上がった時には、満足感でいっぱい。
けど、自信は全くなかった。
だから、こっそり表向きには載らない方法で投稿した。
そしたら。
少しずつみんなの目に触れて、、、
たくさんコメントをもらえた。
それはとてもとてもうれしいもので。
自分のつくったものが誰かにこんなふうに届くんだ、と。
6分もあるこの曲を最後の最後まで聴いてくれたこと。
最後に何か感じてくれたこと。
それを感想の言葉として受け取ることができたこと。
そして、のちに、この曲を聴いたみんなから思いがけない形でプレゼントをいただいたこと。
この経験は、とてもとてもとーっても大きいものだった。
…
思い返してみる。
この曲をつくったあの頃の私。
自分の中で葛藤が重なったときだった。
なので、きっと自分自身の葛藤も歌詞に含まっている。でも、決して自分のための曲ではなく、
誰かの光になってほしい。と、
そういう気持ちを込めた。
わたしのだいすきなBUMP OF CHICKENの曲のように。
一筋の光に。
一人にでも届いてるといいな。
…
追記。
思いがけないプレゼントをいただいた話。
私の声に、だれかの声やアレンジが重なることで、わたしの歌った"埃の世界"とはまた違う、物語の広がりとかぬくもりがより感じられるドラマチックな"埃の世界"がうまれました。
同じ曲の別ver.で発表させてもらっているけど、なんか曲名すら違ってもいいんじゃないか、と思えるくらい、わたしの中ではいい意味で違う曲のように感じていて。
わたしにとって宝物の曲です。
一瞬でも、みんながこの曲に対して真剣に向き合ってくれたことがとても嬉しいし、
サプライズ期間の間、たのしい時間になっていたのなら、わたしもたのしいし、
みんなの声と重ねれたこと、素敵なアレンジをしてもらえたことに、幸せをヒシヒシと感じています。
今、みんな徐々にInstagramを少し離れてる感じがして正直言うと少し寂しいのだけど、
わたしのありがとうの気持ちはずっとココ(胸の中)にあります。いつかみんなで会えたらいいなぁ!