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#10 【大感謝】 君は1000%✨ Makuake大成功の幕切れ
このnoteは「to savor alcohol more(より深くお酒を味わうために)」をスローガンに活動するガレージブランド NON JOHN の活動やお酒に関するあれこれを発信するものです。このnoteを読んで、粋な酒客を共に目指しましょう。
ウェブサイト: non-john.com
👉 君は1000%✨ Makuake大成功の幕切れ
なんとかNON JOHNを知っていただこうとnoteを書き始めて10回目。記念すべき節目はとても嬉しいニュースを共有させていただきます。
3/4より始めておりましたMakuakeさんでのクラウドファンディングが3/24に終了しました。
始める前はドキドキでしたが、初日で100%を超え、その後も応援&シェアしていただき、日毎に応援してくれる方が増えまして、結果達成率1032%という我々も大変驚く結末を迎えられました。
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お酒により深い味わいを求めたいという気持ちが、多くの方々と共有出来、本当に本当に嬉しいです。引き続き「粋な酒客」を増やすことを目指し、活動を続けていきたいと思います。
応援頂いたみなさん、共感いただいたみなさん、誠にありがとうございました!
すでに少しずつですが製造に取り掛かっています。オーダーいただいたすべてを作り終え次第発送予定です(箱の納品が順調に進んで5月中旬になりそうなので、早くても5月中旬の発送になりそうです)。我々も発送作業などは初めてですので、間違えないようにしっかりチェックしながら進めます。
進捗模様はMakuakeのレポートやこちらでお伝えしていきたいと思いますので引き続きよろしくお願いします。
🍺 肴のオマケ:あなたはエール派?それともラガー派?いまさら聞けないビールのイロハ
クラフトビールのお店では多種多様なビールが置いてあります。
何が何だかよくわからないが、マスターにお薦めを訊いて飲む。
ビールは好きなのにビールについて何も知らない自分の無知さを恥じ、マスターからの丁寧な説明になるほどそうかと思った記憶も恥じらいとともにビールに流され、そしてまた恥を忍んでクラフトビールのお店を訪れる。
今回はそんな筆者がビールを少しでも理解しようと努めた結果を共有したいと思います。あなたがもし私と同じくらいの「ビール愛飲歴が長いだけのビギナー」だとしたら、読み終わったあとにビール選びが少し楽しくなる、そんな後味を目指して。
🍻 大きく分けるとビールは2つ
ビールは種類がたくさんありますよね。
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しかし、大きく分けるとビールは2つ。
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エールか、ラガーか。
Q. なにが違うのでしょう?
A. アルコールをつくる酵母の種類が違います。
🌞 芳醇な古典派ビール「エール」
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サッカロマイセス・セレビシエという名前の酵母を使うのが「エール」です。
古代メソポタミアや古代エジプトで飲まれていたものと製法的には同じといわれてます。
この酵母がアルコール発酵と同時に香り成分を多く生み出し、しかもビールの中を浮遊しているので、エールは「芳醇な香り」と「にごり」が特徴。生み出される香り成分は原材料に何を選ぶか、麦芽の処理をどうしたかで味わいが多様化します。
ちなみにエールというのは昔のイギリスあたりの言葉で「麦芽から作られるお酒」を指していたそう。
⚡ スッキリ爽快!近代ビール「ラガー」
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サッカロマイセス・パストリアヌスという酵母を使うのが「ラガー」です。
この酵母はエール酵母が20度前後でアルコール生産が活発になるのに対し、10℃前後という低い温度でアルコールを作る能力がピークになります。
ビール中の雑菌の繁殖を防ぐために低温でビールを作ってみたらできました。ラガーというのはドイツ語で「貯蔵」という意味。ひんやりした場所で時間をかけて保管するようにつくられます。
18世紀に生物学者パスツールの酵母の研究で発酵プロセスの理解が広がり、工業として大量生産されるようになりました。
ラガー酵母は香り成分をエール酵母に比べて生産せず、つまり雑味が少なく、アルコールを作り終えると沈んでビールの透明度が高いものなるので、「味も見た目もスッキリ」したものに。
余談ですが、日本の大手ビールメーカーのメジャーなビールはすべて「ラガー」。キリンラガーだけではなく、一番搾りもアサヒもサッポロもサントリーもエビスもオリオンもアレもコレもがラガーです。
これは日本が明治維新で西洋の文化を取り入れたときに西洋で流行っていたのがラガービールだったから。
流行っていた理由として、
① ラガービールは当時ガラスの透明なグラスが生産され始めていたので、グラスに注いだ時の美しい見た目が人気だったこと、
② 製法が安定した質で大量に作れるため工業向きだったこと、
が挙げられます。産業革命に端を発する技術革新がラガービール躍進の追い風となったんですね。
🍃 深みが欲しい。ハーブを入れよう
ビールにより味わいをもとめるため、古代ビール愛好家はハーブを入れることを思いつきました。
地域地域で採れるハーブを単体で入れたり、「グルート」といっていくつかのハーブを調合したものを使ったり。何世紀にもわたって様々な試行錯誤が行われました。
その中のひとつとして登場したのがホップです。
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いまではホップ以外のビールはなかなかみないですよね。なぜホップが主流になったかというと、ビールとホップの組み合わせがおいしいというのはもちろんですが、16世紀、時のドイツのバイエルン王国にて
👑 王様 「ホップ以外は許さん」
となったからです(本当です)。
具体的にはビール純粋令という命令がでて「ビールは大麦、ホップ、水のみを原料とすること」ということになりました。
食糧確保のために小麦がビールに回らないようにとか、粗悪なビールを排除するといった目的があったそう。これがヨーロッパに広がり、現代に続くビールの原型がつくられたのです。
🍺 可能性無限のビール
人類のビール探求はとどまるところがありません。一旦はホップに収れんしたビールですが、クラフトビール界ではいまでも様々なハーブを使ったビールが作られています。
ビール = 酵母 × 原料 x 処理 x ハーブ x 製法
いろんな変数が掛け合わさり、特徴的なビールが生まれ続けています。
いろんな試みができるビール、バリエーションが途方もないですがそれだけに飲む楽しみと知る楽しみが尽きそうにありません。
色々なビールがあってどれを選ぼうかなというとき、芳醇さや思いがけない味にめぐり合うならエール、すっきり爽やかに飲みたいときはラガー、まずはそういったところから入ってみるとよいのかもしれません。
過去から現在のビールに情熱を傾けた人たち/傾けている人たちに感謝して今晩も乾杯。
📅 今後の予定
4月
リターンの製造を進めていきます。
同時に新製品の試作も進める予定です。
5月北九州で開催されるハンドメイド展に出展する予定で進めてます。5月に北九州の展示会で出展しようかと考えておりましたが、Makuakeの発送が完了するまでは販売できないというルールもあり、どうやら間に合いそうにないのでキャンセルとさせていただきます。。
5月
キャスティングオブザイヤー(鋳造の賞レース)にエントリーします。
🍺 🍺 🍺
ここまでお読みいただきありがとうございました!
ご意見・ご要望がありましたら以下からお寄せください。NON JOHNは褒められて伸びる特性ですので、できるだけポジティブな内容で、ご批判や誤りの訂正等がありましたら優しい口調でお願いします!