いや、ちょっと前から割と覚悟していたことではあるんだけど、いざその文章を読むとなると、すべてはなかなか受けきれないような感覚がありますね。

ここ1, 2年の思い通りいってなさそうなことだったりをぼんやりと下地に、ここ数回のブログでも堅固な意志がのぞき始めて、あのラジオでの聡明な発言があって、彼女は乃木坂にあんまり守ってもらえてなくて。あとインスタでもカメラロールさかのぼってたし、もう結構腹をくくらないといけないのは分かってはいたものの、やっぱり画像なしブログが来るとドキドキして、「私、早川聖来は乃木坂46を卒業し、芸能界を引退します」の一文がもうマジで日本刀のように鋭かった。うーん。

彼女のブログを読んで、いちおうネットニュースにも目を通して、ちょっとタンマとお風呂に入って、「その判断が正しかったと思えるくらい、彼女にはただ幸せでいてほしい、愛に満ちた日々があってほしい」みたいな、無責任な愛もどきしか浮かべることができなくて、申し訳なく思った。ガチ愛ぶるな

そういえば、私がこれまで割とマメに彼女の活動を追って(いわゆる応援して)きてる理由は何だろう。そこら辺を全然整理してこなかったのもなんか不誠実だなぁと思う。

まぁそもそも、私は乃木坂からちょっとフェードアウトして他グルに体重を掛けていた時期(オタクなので乃木中とかは普通に見てた)にたまたま乃木どこ・スキッツを一気見したことで彼女および4期生ちゃんに魅力を感じて(シンプルに可愛すぎて)ふらっと乃木坂に戻ってきたぐらいの人間で、結局そこにものすごいリソースを割いているわけでもない(ものすごい割いてるけど)から、もうその時点で誠意なんてものはないのかもしれないけれど、いや、それは違うか。てか前提としてそんな義務は元からないな、でもそれ言うと身も蓋もなくなっちゃう。

少なくとも私が彼女を好きになった大きな理由のひとつは、もうほんと訳わからんぐらい可愛い、嘘でしょ!?お顔の造形がどタイプ、みたいなことなんだろうけど、他には活動の中で人を楽しませることにプライオリティを置いてるのが分かったから、ってのもありそう。あとスキッツの完成したコントを見るやつで自分がコントに出てきたときだけ睨み顔になるのも好きだった(ナルシストなのでちら見えした部分的な自意識に良さを感じたのかもしれない)。

あとは、単純に同じ関西の人だから〜とか、愛の懐が深すぎるとことか。真面目が一番!な感じも。
肯定の材料にしやすい何かしらのスキルを持った人を推すのが楽、みたいな現代SNS社会における心理的効果とかもありそう。やだね〜

ふわっとしたところでは、質問返しの「あてにならんなぁ」や、彼女自身の視点で優しく語られる生活の味わいが好き…?いや、それは結構あると思う。あるというか結構大きいかもしれない。
昔から日常系4コマ漫画みたいなゆるいお話にばかり触れてきたからそういう空気感が心地良いのかも。

(桑田が好きなのは良すぎるってやつですね)
(kiki vivi lilyが好きなのも良い)
(こんなん好きの理由にいくらでも援用できちゃいそうだけど)


※このセクションは恣意的な解釈が特に強めなので注意です

あの夜に、ラジオで彼女がパワハラ被害を示唆する内容のトークをしたのを受けて、ファンとして(?)まぁその件について運営に問い合わせるのが妥当だろうと判断して、Twitterでなんかそういうのが上手そうな人たちが公開されていた論点とかからお勉強しながら、翌日に実行した(そんな細部までこだわらなくてもどうせ1という数字にしかならないんだけど、やっぱり論理武装は大事)。

おそらくたくさん来たであろう声に対するミニマルな回答は、丁重にメンバーを矢面に立てて、純粋な悪意のみならず短絡的な思考による二次加害をも助長してしまいかねない作りで、また再発防止策とかを特に講じるわけでもなく、乃木坂46LLCがふてくされた子供みたいな声明しか出せないような組織ってことを実感して無力感に苛まれた。

「今後もメンバーの健康と安全のために最善を尽くします」の一つも言われへんのか!あんた!!と思う。こんなんどう考えても言い得なんだから嘘でもとりあえず言っとくべきなのにそれをしないのはある意味誠意ある対応ではあるけれど、不信感だけが募る。

ここ最近で、あの件や卒業についてネット上で色んな人が言及しているのをもう片っ端から読み漁った。その中ですごい腑に落ちるものもたくさんあったけれど(やっぱりTLは信用できる)、やっぱり取るに足らない野次馬や、純粋な悪意とかもあって、あと、いつも扇動的なこと言ってるけど論理性欠けてるし逆に危ないでしょう、とか、言いたいことは分かるけど勇み足、事後諸葛亮の刹那的な快楽にのまれてる、甘美なレトリックに酔いしれてるだけでがらんどう、矮小化じゃん、とか色々考えて嫌になった。
(分断煽るようなこと言っちゃダメ!!)


※嘲笑的な内容になってしまっていた(すみません…)ので少し修正しました そもそもブーメランではありますが


日常的に彼女の(特にクローズド寄りな場での)言葉に触れてきて、彼女の細やかな感受性がエッセイ的だと感じることがしばしよくあった。概して繊細さなんて基本的に誰でも持ち合わせているものだけど、それを保持してアウトプットする能力がそれっぽいと思う。

ただこういう感性って乃木坂みたいな激務を美徳とする(鉄人とか言ったりもする)タイプのアイドルをやってくうえでは不利にはたらく可能性もあるんじゃないかな…とも思う。なんというか、闇雲に明日が怖くなったり、チクチクとした痛みを感じさせるのも途中まで同じメカニズムな気がする。
(エセ科学!気をつけて)

あと個人的に「アイドルというシステムが人としての成熟を阻害している(K-POPの文脈ですが)」みたいなナムさんの言葉がずっと頭の片隅にあるので、今のアイドルの成功モデルが必ずしも幸せと直結していないんじゃないかな〜と普段から考えていて、

だから正直、普通に前時代的な芸能界(芸能界の何を知って言ってるの)を引退するという選択を知って、結構食らったけど、そこまでボロボロボロにはならなかった。

(理由それもあるだろうけど普通に他にも推しいるからでしょ。アイドルだけに限らず。意気揚々と)
(てかミーグリも行ってないじゃない)
(食らうなそんなんで逆に)

でも、それでも、やっぱり彼女に合ったペースで人間的に成熟しながら乃木坂で活躍できる、しあわせーらなシナリオも全然ありそうだから困る。

やだ〜、4期生でいろんな楽しいことやってほしい……またさらばの二人と一緒になんかやってほしいよ、私4期のバラエティすごい好きなんですよ。文化系だからかな?やみつきちゃんの同期でわちゃってる回も好きだったし、東パソとかもすごい雰囲気良いじゃないですか(弓木ちゃんの功績でか〜)(東パソはあやてぃーさんも好き)。4期で徒党組んでるの好きなんだよな。

当然、シンプルにかきまゆせーら(ないしその中から二人の組み合わせ)で何かやってるのもたくさん見たい。なんかあの3人で一緒にいるとき、笑いのつむじ風的なやつがそこにある気がする。無敵。

余計な演出のないせらずきっちんが見たい……真夏さんのクックパッドのやつの頻度で見たい。てか一人ラジオ聴きたい。いつかのSeira Timeみたいなのも聴きたいし、誰かと組んでの二人ラジオも絶対楽しい。実況ツイートも弾むわ。

どちらかと言うと卒業後の進路としてよくあるやつだけど、やっぱりお芝居も普通に見たいし、ミュージカルも見たい(スキッツ以外でもっとファルセット聴きたかった)。朝ドラには地の利もあります。

てか、ひらパー姉さんとしてふざけたポスターに載ってるのとかめっちゃ見たくないですか?何なら志摩スペイン村とかにも手出してほしい。行くし。

いやー、ほんとに割と何者にでもなれそうなのに……
(そう思った理由は彼女の適度なリーダーシップ?そもそも4期生という集団自体が割と役割をその場その場で構成していく性質がありそうだけど。健全な適応力?お芝居の現場だとやっぱり新人としての立ち回りが多くなるけど、これはザ・ヒットスタジオ、INNOVATION WORLD、らじらーサンデーとラジオを聴いてきて感じたこと、後輩ちゃんにも慕われてますわな。まぁ氷山の一角からのやつでしかないんだけど結局)

彼女の色んな可能性がもったいなく感じちゃうけど、でも、うーん、

何者にでもなれそうだから、きっと幸せに暮らす一般人にもなれるんだろうな〜とも思う。
(めっちゃ普通のこと言ってますね)

普通の日常でもその人の感性によって何倍も豊かになるのは主にありスパというネットラジオで学んだことだけど、やっぱりエッセイ的な視点は一般的としての生活に強いんじゃないかなぁと思う。いや、全然ラジオパーソナリティとしても強いな……

うーん。でも、

初めて卒業ブログを読んだとき、いくつかの表現にせーらちゃんママから聖来ちゃんへのお手紙(乃木坂LOCKSのやつ)というかせーらちゃんママの影響を感じたんですね。

なんですけど、一回こう感じたら、もう聖来ちゃんもこういう素敵な大人になるんやろな〜って思っちゃわないですか??
もうしょうがなくないですか?

てか素敵な大人にはなるでしょ、彼女が公園で自分の子供遊ばせてる様子とかまで普通にイメージできますよ。

ほんとずっと幸せでいてほしい〜〜たのんます…

やっぱり無責任に幸せを願うことしかできない…


どこか広い空の下で同じ月見れたらそれでOK

彼女がお休みしてた時期によく聴いてた曲

とか言ってるだけじゃ根本的な解決にはつながらないのもわかってはいますが

どうしたらいいのマジで

(例えばこの歌詞とリンクを貼る行為にも一瞬、卒業・引退をもエンタメを楽しむためのスパイスとして消費しているように感じてしまってゾッとしたけれど、別にそういうことではない。お薬としての作用を否定することになってしまう)


やるせなくて書くしかなかったnote(瀬)

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