SCENT OF HUMOR TOUR2022たまアリ 5/28
2022年5月28日
back numberのツアー 『SCENT OF HUMOR TOUR2022』のたまアリ公演のレポです。
※セトリネタバレなし。
私の席は、400レベル。どちらかという中心に近い依与吏さん寄りでした。
やはりこのような大きな会場のライブだと、アリーナ席でなければ見えないのではないか。とか、スタンド席だとモニターに頼るしかない。と正直がっかりしていました。
しかし、会場に入ってみるとそこは思ってたのとは全然違う。素晴らしい眺めでした。ステージを全体的に見渡せるのはもちろんですが、何よりゆったりできる作りになっていて、かなり快適でした。
会場入りしたのは16時40分くらい。
16時30分には開場するので、結構早めに入りました。
なので、まだ人があまり会場内にはいなく、スムーズにグッズを会場内で買って、トイレを済ませたらすぐに席に着きました。
会場に入ると私の大好きな秀吉の『光』が流れていました!嬉しい!
秀吉のボーカル、柿澤秀吉さんは今回のSCENT OF HUMOR TOURにサポートメンバーとして参加して下さっています。
清水依与吏さんが、インディーズ時代から共に切磋琢磨し合ってきた音楽仲間。特にギターの腕前は格別で清水依与吏さんもかなり尊敬しているボーカリスト兼ギタリストなんだとか。
依与吏さんが上手く音が出せない時も、秀吉さんのアドバイスと指導で完璧に音が出せるようになったそうです。
おふたりの関係性は清水依与吏さんがインディーズ時代に書いていたブログ、『ブロンソンの夜』にも秀吉さんのお名前がちょくちょく出てきます。
おふたりにはお互いを想い合い、讃え合い、尊敬し合う深い絆が目に見えて伝わってきて、今回のツアーでタッグを組まれることがわかった時、こちらまで胸が熱くなりました。
秀吉さんの作られる音楽も依与吏さんに通ずるものがあります。人を惹きつける不思議な力が。
魂のこもった歌詞を書かれる言葉の匠。最高にカッコいいソングライターたちです。
そんな開始早々、秀吉の曲が会場内に流れ、ドキドキドキドキと胸の高まりが増す中
次々とアリーナ席やスタンド席に人が溢れかえる様子を400レベルから見下ろしながら、いよいよこの時が来たのか、、、と幸せを噛み締めていました。
かなり長いこと待ちました。
するといきなり、ざわざわと聞こえたので(なんだろう?)と思っていたら、ステージ付近にカメラを持つ人が現れ、小島和也さんが開始前にツイートする恒例の写真を撮っていることに気付きました。
それと同時に、もう少しで夢のback numberに会えると思うと胸の高鳴りがより増していき、全身の血管が熱く身体中を流れている感覚、身体中が熱くなっていくのが分かりました。
するとギター、ベース、ドラムの音が響き渡り、だんだんだんだん大きくなって。
ものすごい音と共に幕が上がりました。『行くぞ〜!!!!!!』という声と共に。
私はその瞬間、幕が上がった瞬間、自然と涙を流していました。涙なんて悲しい時以外流したことなかったのに。幸せと感動の涙はとても温かったです。
私のずっと憧れていた人、ずっとずっと好きで好きで仕方なかった人、愛してやまないback numberの姿がそこにはありました。
400レベルからは、依与吏さんの顔は見えませんが姿は確認できました。遠くからでも胸に届いてきました。
熱い憧れの姿が。米粒サイズしか見えないはずなのに。身近にいてくれているような、まるですぐ隣で歌っていてくれているような。まだ曲がはじまったばかりでイントロしか流れてないのに、もう既に『あなたに一生ついてきます。』と誓いました。
それくらい1曲目の幕開けは凄まじかったです。
熱かったです。会場の熱気と共に依与吏さんが『行くぞぉおおおお!!たまアリぃいいいいーー!!!!!!』と雄叫びのような叫び声で。
あの声を聴いた瞬間に会場にいた半分の人はきっと涙を流していたと思います。
それくらい感動しました。
ネタバレを避けたいので曲の雰囲気や、明るい暗いも言えませんが、とりあえず言えることは確実に彼らは"新しい姿"に生まれ変わった。とそう思います。
それは曲調とか演出とかの話ではなくて。
こうしてコロナ禍で思うように曲が届けられないこのご時世の中、back numberはこうして無事ツアーを開催することができた。
しかし、いつものように声出しができるとか銀テープが出せるライブではなくて。
それだからか、いつも以上に依与吏さんが本当に身体全体、いや。身体全体どころじゃない。きっと命ごと私たちに歌を届けてくれていた。
そこにはこの辛い世の中をなんとかして救いたいともがく彼らの姿がありました。
命を削りながらいつも以上のパフォーマンスを披露してくれる清水依与吏さんの姿は、ものすごく眩しかったです。
こんなに遠くからの席なのに、その輝いた姿は目にしっかり焼き付けることができました。
眩しくて手を伸ばしたら消えてしまいそうな、だけど彼は確かにそこにいた。
人間を超えてるっていうのかな、。
とにかく人間の中の人間としてカッコよかったです。
あの背中を見て一生ついていこうって決めました。
依与吏さん、今回も苦しんでたな。
偉大な先輩のライブに行って打ちひしがられたみたい。
俺たちは敵いやしないって。泣いてた。
だけど、彼はその悔しい思いを一生懸命精一杯の言葉で、振り絞ったその言葉で必死に私たちに伝えてくれた。
何も隠さず。
こんなに大きなバンドになったのに、こんなに人間としても素晴らしい大きな人なのに。
それでも、決してまだ満足はせず。でも私たちへの感謝を忘れずにひとつひとつ言葉を振り絞りながら、包み隠さず。もっともっと上を目指したいって彼はそう言った。
※ここから先のMCはニュアンスです。完璧に合っているわけではありません。自分なりの解釈です。
『ライブハウスでぽつんとしかお客さんがいない中、演奏するバンドマン。自分が見つけてもらえない悔しさと不安から絶望的になってしまう。だけど、そんな時1人でもいるんだよ。"あなたの音楽好きです。"って言ってくれる心優しい人が。受付の人とかがさ、言ってくれるんだよ。
その時はさ、自分を見つけてくれた人の嬉しい言葉で勇気をもらえるんだけど、また不安になってしまったり。』
『俺は大勢って言葉が嫌いなんだけどさ、だけどその偉大な先輩方を見て、やっぱり悔しくなっちゃって。』
『食器を洗ったりさ、洗濯を干したりさ、子育てしたり、みんな日々頑張っているんだよね。だけどさ、こんなことを言ったら、"そんなの当たり前だろ"って思われるかもしれないけど、当たり前だろって言葉で片付けられると俺はクソって思うんだよね。みんな日々頑張っている。報われないこともあるかもしれない、だけど今日はこの日の為にきっと頑張ってきてくれたんだよね。』
『俺らをこうして見つけてくれた人たちは、決めつけるわけじゃないけど、たぶん人生100点じゃないと思うんだ。100点じゃないから俺らを好きになってくれたと思う』
『だから、失ったものとかは取り戻すことはできないけど、少しでもその不安を和らげることができるようにこれからも頑張っていくし、今日も素敵な1日にできるように頑張るから、だから良かったら今後も俺らの曲を聴き続けてやってください。』と目頭と鼻を赤くしながら彼は泣いていました。
泣きながら懸命に熱い思いを伝えてくれる姿に思わず私までマスクがびしょびしょになるまで泣いてしまいました。
彼はこんなにも大勢の人の心を動かしているのに、今も自分と戦い続けている。まだまだ上を目指して。
素晴らしい人間だと思った。その会場にいた人全員の心を掴んで離さなかったに違いない、そう思った。私も不安や悩みが尽きない。でもそんな時にback numberの曲を聴いて救われていました。
でもこの5月28日というさいたまスーパーアリーナでの清水依与吏さんが発した熱い言葉。
人を決して傷付けることはせず、なるべくなるべく優しい言葉を選びながら、でも必死に自分の想いをしっかり包み隠さず届けてくれる清水依与吏さんの姿を見た瞬間、何か吹っ切れた気がしました。救われた。を超えて、何かが自分の中で弾ける音がしました。
あんなに言葉だけで感動できたのは初めてです。まるで、長い長い映画を観た後のような達成感がありました。あんなにカッコいい人間、他にいるでしょうか? このMCの後に続く曲で余計に感極まって、もう化粧が全て落ちるくらいまで泣いてしまいました。
清水依与吏さん、あなたって人は凄いよ。本当に凄い。
あなたは偉大な先輩には敵わない。悔しかった。って私たちに言ってたけど、あなたはもうあの会場にいた人たちの中ではあなたが1番だよ。No.1に違いない。きっとそう。絶対そう。
現に、今こうして人の心を動かしているんだから。あなたがNo.1だよ。いつも感動をありがとう。私たちを救ってくれてありがとう。
最後の最後まで、顔をくしゃくしゃにして全身全霊で私たちに魂を届けてくれました。
それをたしかに受け取りました。魂を。生きる活力を。演出から全て、遠くでも近くでも楽しめるように考えられている完璧で最強のライブでした。
よりback numberへの愛が増した素敵なライブでした。 あんなに素晴らしい時間は二度とないと思いました。清水依与吏さんは、いつでも私の中の"最高"を更新し続けてくれます。
SCENT OF HUMOR TOUR2022
5月28日。さいたまスーパーアリーナ。この日が私にとってはじめてのback numberに会えた日。そして私の25歳の誕生日でもありました。誕生日という大切な日に大切な大切な憧れの人たちと素敵な時間を過ごせました。幸せを分けてくれてありがとう。
清水依与吏さん、一生ついていきます。
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