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人生初の100㎞マラソンに挑んできました【丹後ウルトラマラソン】


「絶対戻ってくるぞ!」と思いながら撮ったスタート・ゴール地点

参加理由

2023ー2024年シーズンのフルマラソンが4月の長野マラソンで終わり、ひたすら練習の日々を送っていましたが、練習ばかりではどうもモチベが下がり気味なってしまいどうしたものかと思っていた矢先、Runnetで偶然見つけた「丹後ウルトラマラソン」の文字。調べてみると60㎞の部と100㎞の部があり、最初は60㎞に参加しようとも思いましたが、よくよく考えるとフル+18㎞程度は刺激が足りないと感じたので100㎞の部に挑戦することにしました。(この時はフルと違って平坦な道の方が少ないウルトラマラソンで100㎞走ることの過酷さに気づいていませんでした。)

主な練習内容

練習内容とか書いておいてなんですが、ウルトラマラソンに焦点を当てた練習は特にしていません。
というのも、今回は初めてということもあり特段タイムを狙うとかは気にしていなかったので、楽しみながら完走だけを目標にしていました。
唯一やったと言えるのは本番で使うザックにボトルとかを入れてある程度の重量で走ったくらいです。

確かこの時は病み上がりなのもあってぼろぼろだったので、最早練習の意味があったのかさえもわかりません。
そんなこんなであっという間に月日は流れ本番を迎えることになります。

レース1週間前~2日前

カフェイン断ち

普段から大会1週間前になるとカフェインを摂らないようにしているので、今回のウルトラに向けても同様に朝食後に飲むコーヒーを控えました。
(大会後にふと思い返して気づいたんですが、月曜か火曜辺りに職場の先輩から缶コーラを奢って貰って飲んでましたね。その時は全く気付かなかった…)

食生活

食事に関しても基本的にはフルマラソン同様に特に変えることなく、平日はずっと鍋を食べ、土日はパスタとにんにくオム炒飯を食べるといった普段通りの生活をしていました。(2日前の金曜はパスタを食べた気がします。)

周りから変人と言われる固定化された食生活が気になる方はこちらの記事を読んでください。

ただ、食事に関しては今大会から1点だけ普段と違うことをしました。
それは大会3日前から普段の食事にパラチノースと呼ばれる緩やかな吸収が特徴の糖質を取り入れ始めたことです。

少し前からTwitterでフォローしているランナーが使っているのを知り、セールで3000円ちょっとで買うことが出来たので、8月ごろから少しずつ試していました。

10月から始まるフルマラソンシーズンに向けて試すには絶好の機会ということで自分は朝食で飲んでいるスムージーに1本分入れて摂っていました。
正直なところ、ウルトラマラソンが初めてということもあって比較対象がないので効果的だったのかどうかわからないですが、身体に悪影響は出ていないので、効果的であったということにしています。

これはパラチノースに限らないんですが、結局のところ調子の良し悪しって複数の要因が重なり合っていると思っているので、悪影響が出ないものに関しては暫く続けることにしています。

睡眠

大会2日前は仕事が終わり帰宅した後、睡眠時間調整の為に夕飯も食べずにすぐに寝ました。夕飯は起きた後に食べました。

というのも、通常フルマラソンならスタート時間は8~9時の間がほとんどですが、ウルトラマラソンは距離が長い分制限時間も長いです。そうなると開始時間も自ずと早まります。
今回の丹後ウルトラマラソンに関しては制限時間は14時間でスタート時間はブロックによりけりですが、自分は4時25分スタートでした。

起きていきなり走るわけにも行かないので、スタート時間の2~3時間前には目覚めていたいところです。つまり1時ごろには起きることを考えると7時間睡眠をとるには18~19時には寝ないといけない計算になります。

余程のトラブルでもない限り、実力的に制限時間に引っかかる可能性は低かったので、当日十分な睡眠時間を確保したうえで起きれるかが一番の課題でした。

レース前日

自分は京都在住ではないので、前日の朝から今回一緒に参加する父親の車に乗って現地に向かいました。


大会前日お約束のカレー

ランナービブスを家に忘れるのが怖かった自分は前日受付にしていたので、当日のスタート地点でもあるアミティ丹後に行って受付をした後、会場を一通り回った後、軽くコースの下見だけして宿に向かいました。

このご時世の中大盛(ちゃんと2玉)が1000円しないという素晴らしいお店だった


先にも書いた通り、19時就寝とかいう日常では中々無いスケジュールを送らなければならない都合上、そこまで空腹でもない中で夕飯を食べ、当日の準備だけして眠りにつきました。

装備

RIDDLEユニ目立って良いんだよな

服に関しては特段特筆すべき点もなく、フルマラソンと同様の装備です。
これは最後まで迷ったのですが、上の写真に加えてザックを背負って走ったので、左隅に映っているベルトは付けていません。
靴は普段のjogでも履いているASICSのNOVA BLAST4です。カーボンは足がもたないと思ったのでやめました。

レース当日

一番心配していた睡眠もしっかり摂ることが出来て、1時前後に起きることに成功しました。布団が変わるとなかなか寝付けないタイプなので安心しました。付け焼刃の睡眠時間調整をやった甲斐があったかもしれません。

レース直前

朝食はこまめに500mlの水にパラチノースを1袋溶かしたものを飲みながらコンビニで買ったおにぎりを2個流し込みました。レース中に補給するので、軽めにしておきました。

9月中旬とはいえ流石に外は暗闇に包まれている中、ライトアップされた一帯に続々と集結するランナー達。フルマラソンでもなかなか味わえない非日常感の中でまだかまだかと逸る気持ちを落ち着かせようとTwitterやらInstagramやらに写真をUPしながらレッドブルを流し込んで準備は完了です。

レース前お決まりのレッドブルと今回の相棒「NOVA BLAST4」
スタートブロックに整列している姿

レース本番

レース中のことは正直あまり覚えていないのでレース中の様子が気になる方は適当に撮った動画をカットだけしてYoutube に上げたので、ご覧ください。(疲労困憊で肝心のフィニッシュシーンはおろかラスト20㎞ぐらいからの映像がありませんがご容赦ください。後日サムネと時間とレース結果ぐらいは文字入れしてあげるつもりではあります。)

レース中の出来事として唯一鮮明に覚えているのはコース一番の難所と呼ばれている坂道の地点とゴールまでラスト5㎞程の地点で話しかけてくれたランナー達です。沿道の方々の応援も嬉しいですが、共に走っているランナー達からの励ましはとても嬉しかったです。

特に坂道で話しかけてくださって自分より先にゴールしていたランナーがゴール直前で自分を見つけてくれて「お帰り」って言って下さった時は本当に嬉しくてここまでの頑張りが報われた気がしました。


北島康介の「チョー気持ちいい」「なんも言えねぇ」が理解った気がした。


人って半日運動出来るもんなんですね

レース終了後

完走直後のアドレナリンMAX状態も落ち着くと、人生で味わったことの無い疲労感と股関節の痛みに苦しめられ、これが「100㎞マラソンか」と完走後に改めて過酷さを再認識しました。

ただ、不思議と「二度とやるもんか」という感情にはならず、また挑戦したいと思ったのはランニングが好きだからなんでしょうね。

総括

フルマラソンシーズン前にノリと勢いでエントリーした人生初のウルトラマラソンはウルトラの名に恥じない過酷さでしたが、フルマラソンとは一味も二味も違った楽しさがありました。

今回出場した丹後ウルトラマラソン以外にもウルトラマラソンは全国各地で開催されているので、来年も挑戦したいと思います。


Garminの実績解除!

そして次のレースは10月末の金沢マラソンです。10~12月と3か月続くフルマラソンの1戦目でもあり、シーズン初戦でもある大事なレースをどのような結果で終えることが出来るのでしょうか。

次回は金沢マラソン振り返り記事でお会いしましょう。
それでは。


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Laruto
ありがとうございます!これを糧に更に高みを目指します