観察のデザイン - Xデザイン学校マスターコース2024 #3.5 観察ワークショップ
ユーザー視点に立ったプロダクトを作るためには、まずユーザーを理解することが必要です。ユーザーを理解するための方法には、以下のようなものがあります。
アンケート
インタビュー
エスノグラフィー
何を選ぶかは目的によって異なりますが、特にエスノグラフィーは、ユーザーを深く理解するための有効な手法です。
エスノグラフィーを行う際に気をつけるべき点は以下の通りです。
調査対象との関係構築:調査対象にとって調査者は異物であることが多いです。挨拶や缶コーヒーを差し入れるなど、良好な関係を築くことが重要です。
仮説の作成:人々が言うこと、行うこと、言うことと行うことが一致しないこともあります。インタビューを通じて仮説を立てることが大切です。
実施中の注意点:
メモ、動画(小型カメラが望ましい)、画像や文字で記録を行います。
自分のフィルタリングされた事実に気づき、それを分けて書くことが重要です。
観察対象の行動を邪魔しないようにし、観察の視点を考慮します。
観察のポイント:
対象者:具体的な行動(行動の日時、アクション、気づき)
対象者以外:
物
行動・コミュニケーション
環境
企業の戦略
結果のまとめ:
自分が見た情報をまとめる。
チームと共有し、まとめる。
観察後すぐにまとめることが望ましいです。
以上を考慮し、以下のように進めていきます。
- 観察(環境・人・行動)
- 観察結果の分析
- 最終的に得られた結果の整理
このように、エスノグラフィーではどの観点で観察を行うかが多岐にわたります。何を見るか、どう見るかをデザインし、効果的なソリューションを生み出せる観察方法をデザインすることが重要です。