Twitter凍結・シャドウバンについて(追記)
▼前書き
2003年2月2日深夜から3日にかけて、Twitterで俗に「凍結祭り」と呼ばれるトラブルが発生しました。表現上「このアカウントは永久に凍結されています」って表示されるモンですからパニックになった人が多く、ちょいと落ち着け的な意味でツイートしたらなんか知らんけどバズりました。
あれから4ヶ月程度しか経っていませんがTwitterの体制がまぁまぁ変わって来ているのでここに追記をしたいと思います。
▼再確認
まず先のTwitterのツイートについて、ポイントを再確認しておきましょう。
・基本的にAIが自動で精査している
・バンされる危険がある「行為」については凍結もシャドウバンも基本同じ
・行為はTwitter公式がアナウンスしている
・ところが、公式のアナウンスは100%正しいわけではない
ここで最大のポイントは4つ目です。
わかりやすいのが「自身のツイートをRTすること」「サブアカウントでRT する事も含まれる」というものです。
実際のところ、月一回RTした所でバンされる可能性は低いでしょう。Twitterのルールにはそういった緩いルールが結構あります。
だからといってそれらの行為を(バンされない程度に)実行する事を推奨しているわけではありません。事実として「そういうものだ」という事を、まずは理解しておきましょう。
では、次項から具体的に変わった点やその影響について説明いたします。
▼1.運営会社が変わり、利用規約が変更された
TwitterからX社に運営会社が変更され、それに伴い利用規約が変更されました。基本的に運営会社名の変更がメインであり、サービスの内容や規約については変更されていません。実際のバン基準などについても今の所特に変わっていませんが今後も変わらないという事を保証するものではないので、今後また規約の変更がアナウンスされた際には注意が必要です。
▼2.Twitter Blue(有料版)の導入
これは日本では2023年1月11日から運用が始められたサービスなのですが、春頃から無料との差別化が進んでいるように思えます(TLへの露出など)
バンに対してはデータが少なくハッキリとはわかりませんが、多少規制が緩いといった事は十分にあり得ます(なぜなら有料だから)
少なくともTwitter Blueは電話番号の認証が必須なので、それだけでもちょっと有利であることは間違いありません。
▼3.無料APIが全面的に廃止になった
今回の記事で一番大きなトピックはコレです。
TwitterはAPIと言われるもので動いていて…それが何なのかは専門的なのでまるっと割愛しますが、デベロッパー登録というものをすれば無料でAPIを利用する事ができました。プログラミングのスキルとサーバが必要ですが、ホームページに自動的にツイートを表示したり、ツイートの予約投稿をしたり、自動でいいねやRTをしたり…Twitterは「自動でいいねやRTをするのは禁止」とアナウンスしつつもずっと規制もされず、放置されていた状態でした。
ところが4月末だったかな?に無料APIが完全に廃止されました。
どんな影響があるのでしょうか?
◇Twitterログインが使えなくなる、かも
ログインが必要なサイトなどでTwitterアカウントを利用してのログインができなくなる可能性があります。これは「そのサイト」の動向次第です。
(有料APIに移行すれば引き続き使える)
◇botの停止
ほとんどのbotサービスは停止を余儀なくされるでしょう。
技術とコストを捻出できるサービスは残りますが、あまり期待は出来ません。
◇シャドウバンチェッカーが動かなくなるかも?
シャドウバンチェッカーも基本的にAPIで動いているので、動作しなくなる可能性が高いです。さらに、一見動作していても信頼性があるかまではわかりません。
さらに…例えばですがシャドウバンの一つに「検索にひっかからなくなる」というものがあります(例えば自分のアカウント名で検索した時に引っかかるか、ツイートが引っかかるかなど)…これをサーチバンと言います。
が、もしコレになっていた時でも「自身のアカウントで検索した場合はHITする」という嫌らしい仕様なのです😅
(なので自分ではサーチバンになっているか判断できない)
さらにさらに、サブアカウントでも引っかかるようになっているのです!しつこい!
という事で、信頼のおけるチェック方法は「リアル友達または仲の良い人にDMなどでチェックしてもらうよう依頼する」しかありません…!
具体的なチェック方法は、
・アカウント名で検索してユーザーの欄にあがってくるか
・直近のツイートに含まれるワードやハッシュタグで検索してHITするか
などでしょうか。
まぁ余りに過疎ってるアカウントのチェックは難しいと思いますが…
◇詐欺の手口が一つ減る
いい事もあります。少し前にDMでリンクを送り付け、その先のサイトでTwitterアプリを認証してしまい、自身のアカウントがDM送りつける側になってしまう…という事例が頻発しました。
が、この所、アレ無くなりましたよね?
アレこそ無料APIを利用したフィッシング詐欺の手口だったのですが…根幹的な部分が締められたので綺麗に消滅したはず、です。
少なくとも私にはもう来てませんし、話題として見かけなくなりましたが…もし5月以降にまだ来てるよ!という方おられましたらご一報ください!
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