2023年を現す一字
等々力渓谷を散歩してしばらくすると等々力不動尊が現れる。知らなかった。なんなら、等々力渓谷がなんたるかも知らなかった。実際に行くと「渓谷」とはなんなのかもわからなくなった。
都会の川沿いを歩くと、だんだんと水が澄んできて、山深そうな雰囲気になった頃に等々力不動尊は現れた。
渓谷側からは階段を登ると、改修されたばかりのようなきれいな建物に、甘酒などを売るおしゃれな売店。たくさんの人で盛り上がっていた。時期は1月初旬。今年初のおみくじをした。
出てきたのは、凶の文字。神社の人が番号に応じておみくじを渡してくれるスタイルだったから、なおさら恭しい結果となった。
おみくじなので、判定結果の下にはいろんな場面での過ごし方が書いてある。例えば学問、例えば恋愛。凶というのはすごくて、全てにおいて不吉な言葉が並んでいた。ついには、『十に八か九は死ぬ』らしい。きつい。
もう1月も終わるけど、ここで2023年の一文字を決めようと思う。それは『凶』。もちろん、ヤケも入って。
実は三が日にも一文字は考えていて、その時は『悟』。覚悟の悟にしようとしていた。でも、そんなカッコつけてる場合じゃないのかもしれない。おみくじからはそんなメッセージを受け取った。
何をしてもうまくいかないかもしれない。何もするべきではないのかもしれない。それでも30歳になる今年、「ずっとやりたいと思っていたこと」に、「たとえ凶でもやり切る」年にしたい。
今日一日を挑戦的でそれでも無事に。
最後まで読んでくださいましてありがとうございます! 一度きりの人生をともに楽しみましょう!