たったひとりのGACKTさんコピーバンド 15  メイク

東京。大都会赤羽。

再び僕は足を踏み入れた。
普通に生きていたら、たぶん行くことはなかったあの場所へ。(今度こそ生まれて初めてのビジュアル系を目指して)


過去の記事はコチラ↓
メイク(生まれて初めてのヴィジュアル系を目指して)20190929|Taishi Nomura(野村泰史) @nomura_taishi #note https://note.com/nomu1011/n/n800be6647869


 今回はカラーコンタクトを購入するため、赤羽にあるコンタクトのア○シティへ。

 恐る恐る、
 「あの…カラコン欲しいんですけど。出来れば派手なやつ」
 と店員さんに切り出すと店員さんはカタログを取り出し、
 
 「カラコンだとこの辺りですね〜。あ、処方箋でお持ちですか??」

 
 え?処方箋いるの?また??
 (僕は普段からコンタクトをしている)

 「そうなんですよ。カラコンはカラコンで、そのコンタクトに対する処方箋がいるんです。」

 
 そうなんだ…知らなかった。

 
 ア○シティのすぐ近くにある眼科は、その日はもう受付がおわっていたから、日を改めて出直すことにする。

 今日は水曜日。
 ふとア○シティでもらった眼科のカードを見ると、明日の木曜日はコンタクトの受付がないらしい。


 僕は思い立ったら即やらないと気がすまないタチだ。
 明日をかなりモヤモヤして過ごすことになりそうだが、今回はそうもいかない。

 やることは山積みだ。
 そしてせっかくの連休なのだ。
 今やれることをやる。


 金曜になり、スタジオに入る前にギターを担いで眼科へ。
 これまでにも何度もやってきた眼科での検査たちだが、僕はなんだか少しソワソワしていた。

 さっき試着(?)させてもらったのだ、カラコンを。
 度を合わせるためだったが、実際にチョイスしたものと同じカラコンで試着させてくれるらしい。


 震える指をなだめながら試着用のカラコンを装着し、顔をあげて鏡を見た。


 おおお。ビジュアル系だ。

 髪もセットしてないし服だって普段のTシャツにジーンズ。シミやソバカスの目立つ顔のままだったけれど、目だけはビジュアル系になっていた。

 ひゃっほい、ビジュアル系だ。
 35歳にしてはじめての。


 処方箋を書いてもらっている間の待合室で、僕はスマホを取り出しGACKTさんみたいなTシャツを探した。

 カットソー。って言ったほうがいいのかね?

 とにかく…あんまり高いのは買えないけれど、自分に出来る精一杯のビジュアル系をやろう。


 ビジュアル系をやるなんて初めてなのに、とても懐かしい感覚だ。

 この感覚は何なんだろう?

 僕はこの感覚をよく知っていた。


 そうだ!
 あの感じだ!


 
 小さな頃、仮面ライダーの玩具のベルトを巻いてTVの前で一緒に変身した、あの感じだ。

 
 どうやら、僕はあの時の気持ちのままオトナになってしまったらしい。

 
 どうせやるなら今度こそ、ヒーローになるんだ。

画像1


 2020年9月6日、四谷アウトブレイクさんで。
 出演は14:30〜です!
 
 未だ20人の集客まではまだまだ遠い!
 チケット購入、よろしくお願い致します!


 

 


 


いいなと思ったら応援しよう!