たった一人のGACKTさんコピーバンド 7 自己紹介
そうそう、誰も興味ないとは思うけれど一応自己紹介を。
今回「ひとりきりのGACKTさんコピーバンド」でGACKTさん役をさせていだだきます野村泰史(ノムラタイシ)です。
僕は1984年生まれ(今年で36歳)で、
松たか子さんや坂井泉水さんが理想の女性で、ギターを弾き始めたのは15歳から。
今年の2月に岡山から上京して、都心にある会社に勤めながら、埼玉の格安ボロアパートに住んでいる。
昨年の8月いっぱいで、それまで勤めていた会社を辞めて、そのあと1ヶ月だけ東京に来ていた。
こんなふうに時間がとれる機会なんてもうないだろうからと、記念にバンドコンテストに出るために上京した。もちろん一人で。
そのバンドコンテストの1回戦は「事前にどれだけチケットが売れたか(集客できたか)?」でほぼ勝負が決まるから、僕はマンスリーマンションに滞在しながら一人でもコンテスト会場にお客さんを集めたくて、いろんなお店にアコギを携えて歌わせてもらいに行った。
コンテストの当日、チケットを買って僕を見に来てくれたのは2人。
2人集まってくれたことが本当に嬉しかったけど、やっぱりそれじゃ勝てなかった。
コンテストがおわってからも少し滞在期間は残っていたから、僕は東京の…東京に限らずこちらのいろんな場所を見て回った。
自分で言うのもなんだけれど僕なんてロクなもんじゃない。
それでもこれから先の人生、働いてある程度はお金を稼いでいかないといけない。
僕は東京でやり直してみようと思った。
「会社という組織の中で生きる」
ということが僕にはどうしても出来なかった。
東京で、「ニッチなことをして生きていくのもいいかもしれないな」
なんとかなるさ
なるようになるさ
僕はこの旅を、ただの思い出作りの演奏旅行で終わらせたくなくなった。
よくある、
「プロのミュージシャンを夢見て上京」とかではない。
決してもう若くはないし、人によってはあまり好意的に見てもらえないこともある。
それでもやっぱりこっちへ出てきて良かったなと、とりあえず今はそう思えている。
感じるのは、
「都会」と「田舎」では少しだけ「ルールが違う」ということ。
バスケはうまく行かなかった。
じゃあサッカーに挑戦してみよう。
バスケを頑張った時間は必ず活きてくるから。
そんな風に考えて、僕は岡山から東京へやってきた(家は埼玉)。
そして巡り巡って、いつの間にか「たった一人のGACKTさんコピーバンド」に挑戦するチャンスを頂いている。
今、僕は夢中で生きている。