【生活#3】とにかくかわいい伝統衣装・ディアンドルを語る【文+四コマ】
前回↓のお祭りネタの続きです
日本でもお祭りなどで浴衣や着物を着るように、南ドイツにもそのような時に着る服があります。
ドイツ女性の民族衣装と言えば、すぐ思い浮かぶであろうものです。胸元がかなりセクシーな服です。
これはディアンドル(またはディルンドル)と呼ばれ、主に南ドイツのバイエルン州やオーストリアのチロル地方で着られます。
同じ南ドイツのシュヴァーベン地方の民族衣装は、ディアンドルとはちょっと違う衣装で、帽子のポンポンが特徴的です。
さて、セクシーさにばかり注目が集まりがちなこの衣装ですが、それよりもかわいさの方が勝るので今回はその魅力を語ろうと思います。
ドイツ人たちの普段の服装
ドイツにいる人たちの服装はおしゃれではありません(失礼)。
機能性重視なのか、Tシャツにジーンズ姿だったりアウトドア服の人が多いです。地味です。
ちなみにスーツ姿は、私のいた街で見ることはありませんでした。
ビジネスパーソンが多い街・フランクフルトでスーツ姿を見たときはびっくりしました。ドイツ人がスーツを着ている!と。
ところが、お祭りが始まると一気に華やかになります。
かわいいがあふれるのです。
普段とのギャップがあり過ぎてそう思ってしまうのでしょうか。
デザインがかわいい
ワンピースの上半身はタイト、スカート部分はふわっと(パニエ必須)。
余談ですが、ワンピースの値段は高いです。ピンキリですが、ちゃんとしたものと買うとなると数万円以上です。
スカート丈は主に3タイプ。
ミニ丈は若い子に似合います。浴衣にもミニ丈がありますが、私の小さい頃には無かったように、ディアンドルのミニ丈も昔は無かったようです。丈を短くしてかわいく見せようとするのは万国共通なのかもしれません。
ミドル(ひざ)丈はよく見るオーソドックスタイプ。年齢関係なく似合います。
ロング丈はシニアによくマッチします。品が良い印象を受けます。
ブラウスは胸下までしかない中途半端な丈ですが、上半身がタイトな作りなのでこの丈も納得です。
ブラウスの形も様々あるので、ワンピースとの組み合わせによって雰囲気がガラッと変わります。
アクセサリーや小物たちがかわいい
モチーフはエーデルワイスの花やブレッツェル、鹿、ハート、ビールなど。
こういったモチーフをちりばめたアクセサリーなどを身に着けます。
ゴテゴテしすぎないほうが良いようです。
私がかわいいと思ったのは、年齢に関係なくハートモチーフを身に着けているところです。普段はやらないけれどお祭りの日だから、という感覚なのでしょうか。
とにかく、そういったモチーフを身に着けるとお祭りの楽しさが倍増するのは間違いありません。
ヘアスタイルがかわいい
みんなアレンジが上手です。編み込みも手が込んでいるように見えます。
オクトバーフェストが近づくと雑誌やネットで特集が組まれます。もちろん、短い髪の人向けにも。
私は、アナ雪のエルサの髪型(戴冠式バージョン)が好きなのですが、似たような髪型の人がたくさんいます。本当に上手。
生花をヘアアクセサリーにしている人もいます。
小さな花や草を髪に編み込んでいて、見とれてしまいます。
以上、つらつらと語りました。
見ていて飽きないし、実際に着るでも良し。
ぜひ皆さんもディアンドルをチェックしてみてください。