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うつはひとりぼっちじゃない。例えそう思えても、それは仮の世界。

うつは孤独を感じがち

うつになると無気力になって話すことさえダルく思えたり、普通の人たちが楽しんでる世界に馴染めなくなったりするから、自分の世界に引きこもり孤独を感じがち。
始めの頃は、周囲の人に「自分はうつ。」と言うのをためらい、無理に周りの人と会話を合わせてみても、だんだんとしんどくなってきます。

私の場合、「うつという診断」がなかなか受け入れられなかったので、会社を休職し、その後退社するに至っても、会社の人たちには伝えませんでした。当初はうつの症状より強い、めまいや難聴の症状が顕著だったこともあって、うつであることを言わずにすんだ、というのもあります。

恋人や家族にならすぐに言える人もいるでしょう。
伝えたらいろいろ気遣ってもらえて、すごく助かることもあれば、それがつらくなることもあると思います。

周りの人との感覚がズレズレになっていくから、どんどん自分の外側に壁を作って内側にこもっていく人もいるでしょう。
誰かと一緒にいることが苦しくなって、これまでの交友関係からも遠ざかっていくかもしれません。

けれど、大丈夫!
決して、ひとりぼっちじゃありません!!

みんな距離が離れても、ちゃんと見守ってくれています。
そして、自分が壁を崩し始めたらまた戻ってきてくれて元の関係に戻れるのです。「みんな離れていっちゃった。」とうつ特有のネガティブ思考に囚われてしまっても、うつという一時的な仮の世界での現実です。うつから解放されて、元の自分に戻れば関係も元通りです。
そこで戻りたくたない関係に気づいた場合は、その関係をそのまま手放せばいいだけです。

壁を自らが作っているとしても、遠慮せずに誰かに頼ってくださいね。
きっと手を差し伸べてくれますから。
頼ることは人間に与えられた行動だと思うので、困っている状態であれば誰かに頼るのが自然だと思いますよ。

もし、見守ってくれてるような恋人や友達ほとんどいないし、家族と疎遠になってるからどうしようもない、本当にひとりぼっち、と思ってしまっているのなら、ネットの世界でうつの人のブログを読んでつながってみてください。
同じ思いをしている人たちなので、安心できる場となりますから。
もちろん、私でよければうつ経験者として私も見守らせていただきます。

無理をし続けるのはNGです

もしかしたら、無理に友人知人たちと連絡を続けたり、出かけたりすることもあるかもしれません。
でも、「それってストレスになっていませんか?」
答えがイエスなら、もう無理はしないでくださいね。

うつは脳内物質のセロトニンが減っている状態です。
ストレスでセロトニンが減るんですから、これ以上ストレスを増やすのはどうか止めてください。


私は過労とクライアントさんを何が何でも助けなきゃという思い、そして職場の困っている人たちも何とかしてあげたい、という過剰な気持ちをもった結果、朝起きたら目が回って動けない状態からうつが始りました。いえ、体調不良はその前から続いていたので、もっと前からうつだったのかもしれません…。

私が助けなきゃ誰が助けるんだ、と勝手に気負いすぎていたんですね。
なので、医師から初診で「会社を辞めて会社関係の人との連絡をいっさい断ちなさい」と言われたときは、混乱してしまいました。
自然消滅は別として、誰かと連絡を断つという考えをもったことがなく、増してや「私が助けねば」と思っていたので、医師には「できません。」と伝え、ひとまず2週間の休職ということになりました。
その後、体調は悪化する一方だっだので退社、そして会社関係者と連絡を断つに至るのですが、いま考えると医師の判断は正しかったと思います。

誰かと距離を置くことも、時には必要だと思います。
必要であれば、勇気をだしてくださいね。

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