PUBG GLOBAL CHAMPIONSHIP 2019 解説①

どうもこんにちは!! PUBG大好き、観るのも好き、プレイするのも好きなnomonomoと申します。

ついに今週末よりPUBGの世界大会が行われますね。

PUBGでは、世界中の国々で色々な大会が同時進行しており、今回の大会は各リージョンで優秀な成績を収めたチームが一堂に会する、2019年の総決算的な最終決戦となっております。

普段PJSを観戦している皆さんも、していない皆さんも、今回のGLOBAL CHAMPIONSHIP(以下PGCとする)はとても楽しみにしているでしょう。

とはいえ、いきなり世界各国のチームが集まっても、どのチームがどこから来たチームかも良くわからないですよね。この記事はそんな方々がPGCを観るときの手助けになればという気持ちで書きました。僕も全てのリーグを平等にウオッチしているわけではないので、とんちんかんな記載もあるかもしれません。それでも宜しければご覧下さい。

①そもそもPGCってなんぞや?

簡単に言うと、世界各国から集まった32チームから、最強のPUBGチームを決める闘いです。今週末より約3週間かけて、予選⇒セミファイナル⇒ファイナルの3部構成で大会が行われます。

32チームは、欧州、北米、東南アジア、南米、オセアニア、中国、韓国、日本、台湾と大小さまざまなリーグから選出された選りすぐりの精鋭部隊です。

欧州・韓国・北米リーグからはそれぞれ6チーム、中国リーグからは4チーム、東南アジア・南米・オセアニア・日本・台湾リーグからは2チームが選出されています。

韓国は一国のみのリーグなのに、6チームも選出されていて凄いですね… それだけ層の厚いリーグということになります。

日本からはRASCAL JESTERとSUNSISTERが選出されています!! 両チームは予選では別々のグループで闘うので、いきなりぶつかることはありません。

②どこの国、地域が強いの?

結論、どこも強い。分からん。

ただし強いて言うなら、やはり欧州・韓国・北米から選出されたチームは層の厚いリーグを勝ち抜いてきているため、一枚上手かなという印象です。例えば韓国のリーグ、PKLでは2019年での総ポイント数が1位から4位まで33ポイントしかありません。1位のポイントは1018ポイントだったため、約3%です。バスケットボールで例えると、100点対97点の試合ということになります。3Pシュート一本分、本当にわずかな差です。

また、先日行われた国別対抗戦であるNATIONSCUPで上位だったロシア・韓国・カナダの3チームにいたメンバーのほとんどが、今回のPGCの各チームに参加していることからも、やはり欧州・韓国・北米のチームが強いという評価も間違っていないかなと思われます。

とはいえ、何十試合もするシーズンと違い、PGCは短期決戦です。また国際大会ということで、普段と環境も違います。ルールと環境が変われば、戦略やメンタルに影響が出ます。そしてPUBGというゲームは運の要素も排除できないゲームです。どこが勝つかは最後まで分かりません。

③知らないチームばっかりで良くわからない。

僕も全ては分かりませんが、ある程度の紹介をします。

予選リーグのチーム名に、地域と直近のシーズン成績を記載してみました。(直近のシーズン成績とは、例えばEUリーグであれば今年の9月頃に行われたphase3の成績を記載しています。PGCの選出はリーグによって規定が様々で、1年間の総ポイントで選出されたり、直近のシーズン成績で選出されたりするので、ランキングを一概に比較できません。)

何故年間の成績でなく、直近のシーズン成績を掲載したか?と言いますと…

PUBGの競技シーンはまだ歴史が浅く、各チームが短いスパンで戦略と戦術をアップデートし続けているからです。(と、僕は思います)つまり半年前に強かったチームが、今も強いかというと全くその限りでは無いということです。また常に4人しかプレイできないという特性上、メンバーが変われば大きく成績が上下することも、その要因の一つです。

***スペースの都合で東南アジアをアジアと表記しています。不明なものは検索しながら記載したため、間違いがあるかもしれません***

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④グループ1解説

ARMORY GAMING
タイのPUBGチームです。NATIONSCUPでは、2名のタイ代表を選出しています。NATIONSCUPでは15ラウンド中2度のドン勝を獲得し、その名を世界に知らしめました。特にDUCKMANZのキルシーンは大会中も多くフォーカスされていました。PGCでもDUCKMANZの打ち合いに注目です。

FaZe CLAN
EUのPUBGチームです。正直ここは優勝候補です。まずユーロリーグでは直近のphase3を1位、phase2も1位でした。そしてNATIONSCUPでの優勝国ロシアのエースだったubahは、このチームのメンバーでもあります。気づいたときには円の中央にいるルート取りの上手さ、人数がかけてからもランキングを伸ばす狡猾さ、世界上位レベルの打ち合いの強さと、非の打ち所がないチームです。このチームは、ロシア・フィンランド・ノルウェー・スウェーデンの北欧連合で構成されているのも面白いところです。ロシア以外の三国も実はEsports大国で、FPS以外のゲームも猛者がゴロゴロいたりします。厳寒の国ってゲームめっちゃ強い。あると思います。日本でも、沖縄と北海道、どっちがゲーム強い?って聞かれたら、正直なんとなく北海道と思ってしまいます。因みにエースのubahは、Nationscupでの勝利者インタビュー「韓国現地でのコンデション調整は大変だったのではないか?」との質問に対し、「酒飲んでました」との回答を行っており、韓国のPUBGファンの方々に「あぁ…ロシア人って酒飲んでコンディション整えるんだ…」というイメージをしっかりと植え付けてご帰国なされました。恐ロシア。

G2 ESPORTS
 EUのPUBGチームです。先日のLoLの世界大会で、faker率いる競合SKTを倒していたチームです。複数のゲームに渡り世界で活躍するヨーロッパの名門。直近のシーズンでは、6位とギリギリでPGC選出を決めました。前半は完全に上位だったのですが、後半戦から大失速してしまったので、修正には不安の残るところです。しかし直近のNATIONSCUPのドイツ代表は主にG2 ESPORTSのメンバーで構成されており、5位と好成績でした。環境の変わる国際大会での好成績は、短期決戦における素早い修正力やメンタルの強さを示します。一発勝負では期待のできるチームではあるはずです。


GEN.G
 韓国のPUBGチームです。正直ここも優勝候補です。去年の世界大会では、TPPモード(今では採用されていない)の優勝チームで、その時のメンバーが二人も残っています。去年の世界大会に出場したメンバーは合計3人もいます。そして、NATIONSCUPの韓国代表を2名も輩出しています。NATIONSCUPでは韓国は最後の最後までロシアと熾烈な1位争いを繰り広げての2位でした。つまりクラブチームとしても最強、ワールドカップチームとしても最強。サッカーで言うところのレアルマドリードがGEN.G、スペインが韓国と思って頂ければよいと思います。NBAでの優勝経験のあるクリスボッシュをアドバイザーとして引き入れる等、お金も持ってます。
 主観ではありますが、このチームのlokiという選手は、人数が削られた局面での動きが非常に優れていると感じます。PUBGはゲームの特性上トップチームでも毎回上位に来ることはとても難しく、ましてや一人になってしまうとポイントを獲得することは非常に困難です。ですが、lokiはたとえ序盤中盤で単騎になったとしてもそこから泥臭く生き残り、チームにポイントを重ねる生命力のあるプレイヤーです。
 しかし直近の韓国リーグでは5位と、必ずしも全ての結果が伴っているわけではありません。まあ、逆に言えば韓国はどれだけ層が厚いんだって話にもなりますが…

GHOST GAMING
 
北米のチームです。去年の世界大会では、FPPモードで6位と好成績を残しています。ただしその時のメンバーはほとんど残っておらず、今回もギリギリ北米リーグから選出されたという印象です。まあぶっちゃけ北米リーグのことはそこまで良くわからないんです…

GLOBAL ESPORTS XSSET
 
台湾のチームです。台湾代表を2名輩出しているチーム…ということしか知りません。すいません。

INFANTRY CLAN
 
中国のチームです。若いチームなので、僕も全然知りません。まあ、中国もプレイ人口多いだろうし、きっと強いんでしょう…

NATUS VINCERE
 
EUのチーム、通常NAVIです。欧州四天王の一角直近のヨーロッパ戦線は、前述のFaZeとNAVIに加え、LiquidとTSMの4つのクランで上位争いをしていました。最終的にはFaZeが勝利しましたが、NAVIはロシア代表を2名も輩出しており、今回も上位争いには食い込んでくるポテンシャルは持っています。メンバーのPOKAMOLODOYは前年の世界大会でもFPPモードでチームを4位に導いています。国際大会での経験豊富なメンバーが集まっているため、予選で大崩れすることは考えずらいと思われます。

OGN ENTUS ACE
 
韓国のチームです。直近のシーズン成績は韓国勢の中でもっとも低い11位で、韓国リーグの年間成績も上位では無かったため、韓国リーグの中では下位にあたるチームです。まあでも韓国リーグから来てるので、弱いなんてこともあり得ないんですが…

RED CANIDS KALUNGA
 
ブラジルのチームです。ブラジル代表を2名輩出しています。ブラジル代表といえば、NationsCupでの大失敗ラウンドが記憶に新しいですね。というかそれくらいしかイメージ無いです。
https://www.youtube.com/watch?v=oWEQyi42KEw

RASCAL JESTER
 
皆さんもご存じ日本リーグのRASCAL JESTER!!昨シーズンより日本代表経験もあるCiNVeさんが移籍し大躍進。新加入のMUSHAMARUさんも活躍していますし、現時点では国内最強チームであることは間違い無いです。個人的な評価としては、位置取りやコース取りはとても上手く、戦闘時の戦術的な連携レベルが高いと思うので、国際大会でもそのあたりが通用するかどうかが見どころです。また大崩れしないチームでもあるので、予選突破という意味ではハマりそうな気がします。

SK TELECOM T1
 
世界で最も有名なEsportsチームといっても過言では無いでしょう。韓国のチームです。LoLではWorld Championshipを世界最多の3勝を誇っています。韓国の年間順位は8位と、上位ではないチームですが、直近のシーズンで大きく躍進しPGCへの進出を確定させました。運だけではなく、急激に強くなった印象があります。(あくまで印象です)
 他記事で行った戦力分析では、ラウンドあたりの得点期待値7.0を超えています。今大会では5本の指に入る得点力を誇ります。WEBサイトによっては、T1と表示されてたり、SKTと表示されてたりするので注意が必要です。(https://note.mu/nomonomoshu/n/n258938c16d80#z78zw)

TEAM ENVY
 
北米のチームです。チームのMoodyは国際大会の出場経験が豊富で、複数の優勝を獲得しています。FaZeやOMGが出場している大会でのタイトルのため、今回の大会も入り方を間違えるということは無いでしょう。ホーム拠点での試合ということもあり、予選は突破しそうです。

TEMPO STORM
 
北米のチームです。このチームの青いロゴを観たら、「ああこのチームがアメリカ大陸最強なんだあ」と思えばOKです。3phaseを全て1位で通過し、堂々の3冠を記録しました。アメリカ代表も2名輩出しています。ただしレギュラーシーズンの結果のわりに、国際大会では躍進できないことが多く、もしかするとメンバーのメンタルに問題を抱えている可能性があります。

VC GAMING
 
中国のチームです。チームリーダーのsummerが中国代表メンバーです。ただし直近の中国リーグでは正直ぱっとしない印象で、成績も振るっていません。今年前半の成績を評価されて選出されています。

VENDETTA
 
オセアニアのチームです。直近のオセアニアリーグを1位通過してきた模様です。正直いって何も知りません。

後半へ続く。

https://note.mu/nomonomoshu/n/n7641895c305e

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