地域の小規模事業者が知っておくべきブランディングの話
このnoteでは、地域の小規模事業者・個人事業主の方に向けて「ブランディングとは何?どう取り組めばいい?」を解説しています。
はじめに
はじめまして、または こんにちは。埼玉県でクリエイティブディレクター兼グラフィックレコーダーをしています、やわらかくの久保田ナオと申します。
私の住む埼玉県比企(ひき)は埼玉県のほぼ真ん中にある、のどかな里山が広がる地域です。
四季折々の景色を楽しめる自然豊かな環境に惹かれ、家族で8年前に都内から移住してきました。
住むにつれますます比企に惚れこんだ私は「比企を、子どもたちが自慢したくなる町にする」というビジョンを掲げ、2017年に比企地域専門のアートディレクターとして開業しました。
主な仕事はブランディング。カウンセリングやロゴデザインを中心に、サービス全体で統一した世界観を作るために、ブランド構築のお手伝いをしています。
仕事の前段階として、事業主さんから「そもそもブランディングって何?」「うちの事業には必要?」といった質問をいただくことが度々ありました。
そうしてフリーランス仲間の相談に乗ったり、ブランディングの仕事を重ねるうちに「久保田式ブランディング論」のようなものができてきました。
世の中に売られているブランディング論の書籍はデザイナー向けや、法人社長向けの本が多いです。
このnoteでは、「地域の小規模事業者さま」に向けて簡単に解説しています。あなたのお役に立てたら幸いです。
①ブランディングとはお団子作りだ。
ブランディングを簡単に説明するとお団子作りです。
上のお団子は 言ってること
具体的には、ビジョン(用語は後ほど説明します)
中央のお団子は やってること
具体的には、事業内容
下のお団子は 見え方
具体的には、ウェブサイトやロゴデザイン、SNS
この3つのお団子に、まっすぐ串を刺す行為がブランディング(brand-ing、動詞)です。
②いいブランディング、悪いブランディングの違い
近くに新しくカフェがオープンしたようです。ウキウキで覗いてみると、カフェじゃなくて美容室でした。
これは悪いブランディングの例です。
外見はカフェなのに、中身は美容室。
一番下のお団子(=見え方)の位置が悪く、串が折れちゃってます。
悪いブランディングは、お客さんに「思ってたのと違う!」という失望を生んでしまいます。
さらにSNS等で、悪い口コミレビューとして拡散されてしまうことも…!
言うまでもありませんが、地域で仕事をする私たちにとって口コミは重要な営業ツールです。悪い口コミを産む「串折れ(=思ってたのと違う)」は、絶対に避けないといけません。
③いいブランディングのつくりかた
キーワードは「鳥の目線」です。
おだんごにまっすぐ串を通すには、鳥の目線でブランドを俯瞰する必要があります
しかし個人事業主は、地に足をつけ実務に集中しているので、鳥の目線になるのが難しいです。
ブランディングを仕事にしている私自身でさえもそうです。
そこでお勧めするのが、鳥目線係の人との二人三脚です。
個人事業主さんは実務に集中、鳥目線係の人に、随時ブランディングの相談をするのがベスト!
税務面は顧問税理士さん、法務面は顧問弁護士さんに依頼するように、いつでもブランディングの相談をできる相談相手がひとりいるとことが、ブランディングの秘訣だなと思います。(私もサービスを冷静に俯瞰できない場合は、夫や外部の方に相談しています)
最後に:やわらかくの可視化サービスのご案内
やわらかくでは、「鳥の目線係」のサービスを提供しています。
名前は「ブランディング相談会」
90分1万円のZoom相談です。(比企の方は対面も可能です)
一緒にビジョンの言語化をしたり、
串が折れていないかを確認したりしています。
ご興味のある方は
nomokomono@gmail.com よりお問い合わせください。
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