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イヴ・サンローラン展行ってきました
こんにちは。Nonkoです。
週末に東京出張があったので、予定を調整して合間に、国立新美術館で現在開催中の、イヴ・サンローラン展へ行ってきました。
コロナ前に友人とパリに旅行に行った時に、イヴ・サンローラン美術館の前まで行ったんですが、たまたま閉館していて入れなかったので、ある意味そのリベンジです。
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とりあえず感想としてはまず、美しかった…!
やっぱり実物の服の展示っていいですよね~。ウキウキします。
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以下、感想をつらつらと。
元々、着せ替えのイラストを描いていたり、メゾンでアシスタントとして働き始めてからも、マンガ的なイラストを書いていたりしていたようで、特に初期のデザイン画が、少しマンガ?イラストちっくな感じなのも、イヴサンローランのイメージと少し違くて私としては親近感がわきました。
職人さんにも触れられていたのも個人的には好きでしたね。キュレーターさんナイス。服の展示も最近増えてきたので、デザイナーさんには注目が集まるようになってきたかなと思うのですが、服って、素材があって、デザインがあって、パターンがあって、縫製されてということですが。
この素材の部分ってあまり注目されないんですよね。
すごくすごく繊細な生地や装飾物があって初めて素敵なお洋服って出来上がると思うんですが、そこの部分にはあまり注目が集まらないのが、なんかなーと思っており。今回は、そこにも少しだけ触れられていたので、パリのメゾンの心意気を感じました。
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また、よくポワレはコルセットを開放したとか、シャネルはジャージースーツで女性を開放的にしたなど言われるけれど。
イヴサンローランも、男性が着るようなマスキュリンなアイテムを女性のスタイルに落とし込んだということでそのあたりのものも展示されていて。
そういった、そもそものスタイルを変えたみたいのって、素敵な新しいデザインをしたっていうのというは全然意味合いが違くて、歴史を変えたってことだから本当にすごいなと。イブサンローランがいなかったら、今日私が着ていたサロペットみたいなものもなかったのか!って。
今見ても全然キレイで、着れるものなら着たい!って思いました。
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あと、このモンドリアンスタイルって有名だから、そっか~ぐらいにしか思っていなかったんですが、途中から芸術作品から着想を得てファッションに落とし込むっていうものをやっていたらしく、その一連のものだったんですね。初めて知ったなぁ。逆に、今ではよくあることなんだけど、その先駆者という意味でやっぱりすごいし、それをやったことで、ファッションの価値を高めたということで、新しい価値を作ったということ。
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もともとはオートクチュールのデザイナーだったけれど、一般の人にも着て欲しいという思いがあってプレタポルテも初めて。そのおかげで日本人の私達にもなじみがあるのがイヴ・サンローラン。
個人的好き嫌いで言うと、あまりブランドのロゴがどうしても好きになれないので(実家のタオルを思い出してしまう…)、みんな予約してい買っているらしいトートバッグは素通りして帰りましたが、企画展はよかったので、是非芸術の秋、美術館に足を運んでみてください!
※この実家のタオルを思い出す系の、高級ブランドのこういう展開って、ブランドの世界観を保つのにどうなんよって、個人的には色々思うところがありますが、またそのうち書きます。
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