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明るいレンズの魅力の話

最近、カメラ界隈ではF2.8以下の明るいレンズが当たり前みたいになってきたやんか。昔は「プロしか使わへん高嶺の花」みたいな存在やったのに、今やミラーレスカメラ買ったら最初は明るい単焦点みたいな風潮もあって、ほんまスゴい時代になったもんやな。

でも、ちょっと考えてみてん。今のカメラってフィルム時代と比べたら、めちゃくちゃ性能上がってるやん?高感度に強いし、手ブレ補正も抜群やし、正直言うて「そんなに明るいレンズやなくてもええんちゃうん?」って思うこともあるねん。F4とかでも、暗いとこでも十分きれいに撮れるやろ?

スマホで十分やん、って言われる問題

一方で、最近はスマホのカメラが進化しすぎて、「これで十分ちゃうん?」って言われることも増えたな。特にポートレートモードとか、背景ボケが上手いこと再現されてる。これ、ほんまびっくりするぐらいいい感じやねん。でもやっぱり、スマホと一眼レフとかミラーレスの差別化ポイントっちゅうのはまだ残ってる。

たとえばやけど、スマホの背景ボケってソフトウェアで作ってるから、髪の毛の先っぽとか、微妙な境界部分がちょっと不自然なことあるねん。一眼の明るいレンズやったら、ほんまもんの浅い被写界深度が出せるから、そこで差がつくんよな。

それに、焦点距離の幅が違う。スマホって基本的に広角寄りやから、望遠の圧縮効果とかは物理的なレンズでしか無理やん?

Z30に明るいレンズを導入してみた

なんでこんなこと書いてるかというと、最近、Z30用にNIKKOR Z DX 24mm f/1.7 Zマウントレンズを買ってみてん。それまではキットレンズのNIKKOR Z DX 16-50mm f/3.5-6.3 VRだけやったから、正直「これだけで十分やろ」と思っとったんやけど、明るい単焦点レンズを使い出すとやっぱりおもろいな!

背景がふわっと溶ける感じとか、暗いとこでもシャッタースピードをあまり気にせんでええ撮りやすさとか、こういう「明るいレンズならでは」の表現が撮ってて気持ちええんよ。特に24mmって視野が広すぎず狭すぎず、スナップにもポートレートにも丁度ええ焦点距離やから、撮影がどんどん楽しくなってくる。

明るいレンズは差別化のため?

ほな、「明るいレンズって、スマホとの差別化のために必要なん?」って聞かれたら、ちょっと違う気がするねん。どっちか言うたら、それは「楽しみたいかどうか」やと思う。

浅い被写界深度が作れるレンズで撮る写真には、やっぱ特別な雰囲気がある。それが欲しい人もおるし、そこまで求めてへん人もおる。でも一つ言えるんは、明るいレンズってただの道具やなくて、表現の幅を広げてくれる「パートナー」みたいなもんや。

結局のところ、写真は「何を撮りたいか」「どんなふうに撮りたいか」やん?その答えが自分の中にあるなら、明るいレンズも普通のレンズも、どっちを選ぶかは自然に決まるんちゃうかな。

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