のみさん *ビジネスケアラーに彩りを*

仕事と介護に悩むケアラーこそ、理想のキャリアを諦めない。 時間的・経済的・精神的な3つの「自由」を手に入れるお手伝いします。 @国家資格キャリアコンサルタント、認知症ケア準専門士、両立支援コーディネーター、AHA BLSプロバイダー  製薬会社営業★パラレルキャリアに向け準備中

のみさん *ビジネスケアラーに彩りを*

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最近の記事

ぶどう収穫で大人の社会科見学

先日、長野県東御市のワイナリーへぶどう収穫のお手伝いに参加しました。 今回カベルネ・ソーヴィニヨンを収穫しました。 こちらのワイナリーでは、ピクニックランチを申し込むと、お昼にスタッフと参加者でワインを飲みながら食べることができます。とっても楽しいひとときです。 ぶどう収穫のお手伝いの魅力をお話します。 1.夢中になれる収穫作業していくうちに、自然と夢中になってきます。40歳を越えた中年が慣れない作業で、時間を忘れて夢中になれることは滅多にない有難い時間でした。 2.

    • コスパやタイパにフタをする豊かな経験を

      10月20日に東京レガシーハーフマラソンで都内を駆け抜けてきました。 実は幸運なことに、2022年の第1回大会と合わせ、今回が2回目の出走でした。 マラソン大嫌いな私が、マラソンを細々続けるお話をしたいと思います。 ①応援の力沿道で応援くださる方から力をもらえる。 普段以上こ力が発揮できます。まさに背中を押される感覚が味わえます。 全く他人ながら、沿道からの多くの声援そしてボランティアの方からのサポートがもらえます。ビジネスでも味わうことが少ない他者からの暖かい応援を経験

      • 敬老の日に寄せて「働く×介護」

        これまで敬老の日の存在は単なる休日に過ぎなかった。この歳になり、そしてビジネスケアラーのサポートを志してから高齢の方の接し方を考えることが増えた。 そんな敬老の日を迎え、読み終えた「働く×介護 両立の教科書」(木場猛、佐々木裕子 著 日経クロスウーマン)の感想の一部をつぶやきたい。 1.食事への誤解高齢者の低栄養(フレイル・サルコペニア)は介護を加速させる原因の1つ。 ただ、現代の行き過ぎた健康志向により、高齢者が必要な栄養に得られないことも多い。 特に、高齢者の孤食は低栄

        • 大切な人へ、ユマニチュードから学ぶ4つの態度

          先日、「市民・家族のためのユマニチュード認定サポーター準備講座」を受講した。 認知症をはじめケアが必要な方へ、そしてあなたの大切な人へ絆を深めるうえで必要な知識と技術を学ぶことができる。 *ユマニチュード(Humanitude)とは、「人間らしくある」と言う意味を持つフランス語の造語だそう。 ①見る 正面で水平に、相手が顔を向いている方から視界に入る。 ②話す 会話量を増やし、語りかけるように、歌うように。そして正面から。 ③触れる 安心感を与えるために、広い面積でしたか

          最愛の人に寄り添うために

          以前に著者の講演を仕事で聞く機会があった。明快な回答の中に、患者さんを第一に想う姿勢に虜になった。 私は本書を介護をする側の視点で読み、3つの視点で振り返りたいと思う。 1. 病と同居する当事者の辛さ ・小さな失敗の積み重ねが、自己肯定感を下げ本人を追い詰める。 ・これまで人生の支えになってきたことが、本人の重荷になる。 ・足手まといになりたくない想いに反し、自信を失う不安や孤独から助けを求める。 ・会話ができる喜び(環境的、機能的、情緒的) 中核・周辺症状に限らず、本

          ダセえ習慣

          私が参加しているオンラインコミュニティでは、毎月1度素敵な講師のワークショップがある。 5月は「未来の先取りで理想のキャリアを叶える外見ブランディング」というテーマで開催した。 参加して感じたことは、自分のイメージを変えたいなら惰性から習慣に変えること。 つまり、将来ありたい姿は自分で決める自己効力感がヒントになりそうだ。 衣替えでふと感じたことがある。 不動の一張羅は⚫︎年前に買ったヨレヨレのベテラン選手。困ったら手に取る信頼の一枚だった。 しかし、私はここ最近になって

          ビジネスケアラー 働きながら親の介護をする人たち♯3

          連休3週にまたがり、今回もビジネスケアラー 働きながら親を介護する人たち」酒井穣(ディスカバー21)を私見も交えて紹介したい。 終章は介護を肯定的に向き合うというテーマ。このテーマに通ずることは、親と子の関係や自分との向き合い方を再考できる内容だ。 本文中、著者は経験をこう振り返る。 母親に対して、恨みとともに早く死んでもらいたいと思ったことへの後悔。キャリアを邪魔されたと感じたことへの自責。 それらはビジネスに没入することで得てしまった弊害かもしれない。 何のために生

          ビジネスケアラー 働きながら親の介護をする人たち♯3

          ビジネスケアラー 働きながら親の介護をする人たち♯2

          先週に続き、今回もビジネスケアラー 働きながら親を介護する人たち」酒井穣(ディスカバー21)を私見を交えて紹介したい。 第2章では、仕事と介護の両立に関するテーマ。今回あえて男性目線からこの内容に触れてみたい。 介護離職のボーダーラインは、平日平均2時間、休日平均5時。例え平日1時間でも休日5時間未満でも犠牲は大きい。だが離職を選択することで、当事者を含めた家庭環境が好転するとは言い切れない。 好転しない事実が、本書第1章で介護虐待も触れている。そのリスクは息子か夫(=

          ビジネスケアラー 働きながら親の介護をする人たち♯2

          ビジネスケアラー 働きながら親の介護をする人たち♯1

          私は将来の支援活動に向けて準備を進めている。 その大きな後押しとなった一冊「ビジネスケアラー 働きながら親を介護する人たち」酒井穣(ディスカバー21)を私見を交えて紹介したい。 3回に分けて投稿します。 広く手に取ってもらいたい1冊。ご自身のキャリアを見直す機会となり、家族のあり方を再考させる。本書は経時的に深刻さを増す日本社会に警鐘を鳴らしている。 まず第1章では、ミッシングワーカーが直面する現実について。 100万人以上いるとされるミッシングワーカー。その多くは親への

          ビジネスケアラー 働きながら親の介護をする人たち♯1

          被災地支援で触れた夢の復興

          2024年元旦の出来事から107日目、私はようやく石川県珠洲市の災害ボランティアに参加した。 3ヶ月経った街の景観は、元旦テレビで見る光景そのままでようやく復興を迎える段階だった。 家屋の外観からは想像もつかない、屋内の傷が元旦のハレの日と同居していた。 作業は1つの建物に25人総出で作業も一向に進まない。300mはあろう漁船用の縄、大量の魚網、業務用大型冷蔵庫の数々。手狭なスペースを縫うように次々に搬出する作業。 どれも大切な記憶と思い出が軽トラに乗せられる。 活動が

          映画『ぼけますから、よろしくお願いします』から想う未来

          2018年に公開された映画『ぼけますから、よろしく』をなんとなく手に取った。 悲しさ、悔しさ、絶望、無力さの中に、明るさ、強さ、前向きさ、ひたむきさに胸を打つ彩り豊かな作品でした。 この作品は現在進行形の日本を映している。 しかしこの作品が美談にならないか一抹の不安を感じる。 •自己愛が家族愛に勝る価値観 •経済的格差(見えない貧困の拡大) •地域ケアの崩壊 これら不安要素の進行を止めることはできない。 変化にしなやかに順応ことが最善と私は考える。 この作品から感じる彩

          映画『ぼけますから、よろしくお願いします』から想う未来