伝説のトラウマ映画『20世紀少年』を観返した話
小学1年生の夏、私は父親に連れられ『20世紀少年<第1章> 終わりの始まり』を映画館にて鑑賞しました。
この映画体験は、私に強い強いトラウマを植え付けました。
私が怖かったのは、オリラジの2人がウイルスに感染して死亡するシーン、ではなく、”ともだち”がハットリくんのお面をつけて登場するシーンです。
ハットリくんのお面をつけて低い声を出す“ともだち”が、不気味で不気味で仕方なかったのです。
さて、大学生となった私は、トラウマ克服のために映画『20世紀少年』シリーズを観直しました。第二章以降は初鑑賞です。
これが本当に面白く、同作は大好きな邦画の仲間入りを果たしたのでした。
おもしろポイント1 異なる顔を見せる三部作
第一章では、主人公 ケンヂが小学生時代に作った“よげんの書”の謎を追い、世界を救うためにかつての仲間たちと共に立ち上がります。
第二章では、ケンヂの娘 カンナを中心に物語が展開され、新たに登場した“しんよげんの書”に翻弄されつつ、“ともだち”の正体に迫ります。
第三章では、主人公 ケンヂが再登場し、ついに“ともだち”の正体が明らかになります。原作と異なるラストは賛否を呼びましたが、物語は大団円を迎えます。
おもしろポイント2 超豪華なキャスト陣
主人公 ケンヂを演じた唐沢寿明をはじめ、常盤貴子、豊川悦司、香川照之など、豪華キャストが作品を彩ります。
私が特にハマり役だと感じたのは、オッチョを演じた豊川悦司と、田村マサオを演じた井浦新です。
おもしろポイント3 春波夫『ハロハロ音頭』
第二章にて、古田新太演じる春波夫が『ハロハロ音頭』を歌います。
三波春夫の『世界の国からこんにちは』の明らかオマージュなのですが、ハロハロもハロハロでいい曲です。今でもたまに聴いちゃう。
春波夫『ハロハロ音頭』
映画『20世紀少年』三部作の11年ぶりの地上波放送の実現を願って、筆を置かせていただきます。
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