マタニティーマークをつけられない人へ心のサポートが必要
産める女性の方が多い。私の記事は、また消えていくだろう。しかしながら、ここに記しておきたい。
政策として、将来においてお金を生んでくれる妊婦に手厚い援助をするのは良いことだろう。
しかしながら医学や心理の研究でも「子どもができない人」への精神的サポートが必要とされている通り、女性として生まれ、子どもが欲しいと心から望んでいる人が子どもを手にすることができなかった時の精神的ダメージは大きい。まして自分に膣や子宮がなかった時や、流産死産する時の心のダメージは相当なものである。
女性として普通の希望が叶わなかっただけでなく、妊娠にまつわることで、ずっと社会から無視されている女性がここにいる。車内にも同然いる。静かにそのマタニティーマークを不快な気持ちで見ている。
マタニティーマークが不快だというと、汚い言葉で脅迫されることがある。その人達には言う。一度、死ぬほど苦しいことに遭遇すると良い、そうすれば人の痛もが分かるだろう。人は経験しないと他人の痛みなど分からないものだ。
お互い様の文化がマタニティーマークができる前はあった。このマークの影響で、お互い様という感覚が日本人から消えている。妊婦を標的にするのは良くないことだが、ここに書いた通り、不快にさせる要因はあるマークである。
政府は一方的なサポートを改め、マタニティーマークをつけられない女性へ心のサポートをしたり、子どもができないことの苦痛を社会へ広く認識させて欲しい。妊娠に関わることはただの「残念でした物」ではない。女性という人間として、生きていくことを難しくさせる要因の一つだ。