あれは夢だったのかもしれない町
今回のオススメは、お泊まり宿です。
NIPPONIA(ニッポニア)
ってご存知ですか??
各地にある宿・ホテルなのですが、今回は、山梨県の小菅(こすげ)村に行きました。
ーこすげーと聞いて、刑務所を思い浮かべた私ですが、前科は無い。
山梨県のどこなんだ?と言いますと、ざっくりいうと大月です。
新宿駅からだと、JR中央本線特急かいじ・あずさ、というのがありまして、1時間くらいで大月駅に到着します。
または、車で大月ICまで。
今回は、電車で行ったんですが、駅からも宿の送迎がありますので、電車でも楽ちんです。
呑兵衛な我が家は車内から一杯しつつ、ほろ酔いで休日を満喫。
送迎のバンに他の宿泊者の方と乗りつつ、到着。
ホテルでいうロビー??ここでチェックインしました。
ニッポニアというくらいなので、日本感はありますね。
モダンなインテリアでおしゃれです。
おばあちゃんちほど、しっとりしている感じはなくて、日本好きな海外の方が、日本家屋を購入したら、こんなコーディネートになりました。
みたいな感じ
あんたらは、まず酔いを覚ましな。ってね。
敷地内を散歩します。
夜には、ここで、宿泊者の方は自由参加でキャンプファイアーがあるんだそう。ワクワク
そして、部屋に行きます。
今回泊まったのは、離れ・土蔵ツインというプラン。
離れというか、ほぼ全ての部屋がそれぞれ離れていて、お隣がうるさいとか、上の階が騒がしいなんてことはない。(静かにしなさいよ)
そう。ここは、1日4組 限定の宿!!
玄関からの景色は、こちら
なんか、蔵の扉??みたいに分厚い扉です。
昔ながらの日本家屋に住んだことがない私には、めずらしくて、テンションめっちゃ高まります。
そして、今回泊まった部屋には、ロフトがあります。
おじいちゃんちにあった、急な階段を思い出す。
そして、屋根裏とかロフトだの、はしごが好きだった子供時代がフラッシュバックする。
今回、温泉とか露天風呂とか大浴場というものはないんですが、石のお風呂っていいですよねー
普通の白いお風呂の家に住んでると、これだけで非日常感あります。
室内には、レコードプレイヤーがあって、受付をした棟にあるレコードを自由に持ってきたりして楽しめます。
お部屋の中にも、何枚かあります。
レコードのない我が家には、レコードをかける動作そのものも楽しくて仕方ない。
ここに、この絵を飾る感性がニッポニアなんだと思う。
掛け軸でもなく、水彩画でもなく。
左下の植物も良きだし、右下は消化器だよね。
消化器をちゃんと設置する筋の通し方、でもそれを大っぴらには見せないセンス。
そういうところや。(??)
ひとしきり部屋を堪能したら、イベントに参加します。(強制ではないよ)
ジモティーのおじさまが、散策案内ツアーをしてくれるのです!
ここには、春になるとこんな花が咲くよ。だから春にも来たら楽しいよ!
あらー商売上手だなー
でも全然嫌な感じじゃない
細川さんは村の人だ。
この宿は、というかこの村が、村民の方みんなで協力して盛り上げていこうという絵に描いたような熱い村なのだ。
そして今日同じ宿に泊まる皆さんと、村を歩いて、どうしてここに宿ができたのか。その建物は元々は、何だったのか。
なんて話を聞いたりしながら、近くの温泉 小菅の湯に行きます。
自然と宿泊者の方と温泉でお話し、しちゃったり、しなかったり。
そして晩御飯はホテル内のレストランへ
地元の食材で、旬なもの、それを地元のシェフが提供してくれます。
コースでしたので、ボーッとしてても配膳され、満喫できます。
料理に合うお酒も希望があれば出してくれます。(おしゃれな人はそれをペアリングというらしい)
そして夜のラストイベントへ。
ここでも、ちょっと話しちゃいますよねー
みなさまどんな経緯でここを見つけたのかとか、他のNIPPONIAに行ったことある方の話を聞けたり・・・
宿泊者皆様との偶然の出会いに乾杯!!
そして寝るのだが、この旅は全然まだおわらない。
朝には朝ご飯があるんだ。
うおーー、こんなに品数作るの、自分だったら、めんどくさー!!って感じたあなたは、”普段から料理している賞”を受賞できます。
朝は、パンが圧倒的に多い我が家は、ちょっと丁寧な暮らしの朝ごはんを垣間見ることができました。
ーーー
HPを見ればわかるのですが、村の人と村のその他の施設や、そこへ訪れる人を巻き込んで、この村が元気になっていくような明るい未来が見えます。
(預言者)
都会の人が思い描いている美しい田舎があり、そこには、地元を愛し、支える温かい人たちがいて、私たちをまたきてねーと見送ってくれました。
まるで夢の中か、ジブリの世界に迷い込んだかのような不思議な心地よさがありました。
NIPPONIAは他にも各地にありますので、お出かけの際には、調べてみてはいかがでしょう。