乱筆感想「ヘルダイバー2」
ヘルダイバー2は開発アローヘッド・販売SIEから、2024年2月8日に対応機種PS5/PC向けに発売された、最大4人での協力プレイが可能なサードパーソンシューターです。
近年多くの企業が我も我もとリリースしている、「ライブサービスゲーム」でもある。
有名タイトルで例えると「フォートナイト」や「APEX」のように、リリース後もコンテンツを追加し続け継続的な利益を求めるタイトルの事である。
ライブサービスの簡単な説明はここまでにしておき、ここからは簡単に世界観について説明していきたい。
正直に言ってしまってストーリーに関しては、戦闘の動機付け程度といった印象である。
公式から一部引用しつつ、筆者なりに紹介させていただこう。
~あらすじ~
人類の故郷である惑星スーパーアースは、エイリアン達の襲来によって常に平和を脅かされていた。
プレイヤーは平和を維持する精鋭部隊ヘルダイバーとなり、宇宙に散らばるエイリアンどもを打倒し、英雄となり歴史に名を刻め。
そして偉大なる管理民主主義を銀河中に広めるのだ!
短いながらもだいたい上記の通りである。
B級感溢れる世界観だが、本作のグラフィックやシステムがリッチに作り込まれている事により設定をチープに感じさせず"ユーモア溢れる"世界観として昇華させている。
高級素材で丁寧に作り込まれた ラーメンのような作品(例え下手)
それでは次からは、ゲームプレイの説明や掘り下げをしていきたいと思う。
ゲームプレイ
筆者は前作をプレイ済みなのだが、
ゲームシステムが"見下ろし視点"から"三人称視点"に変更された事に、期待と一抹の不安を抱えながら発売を待ちわびていた一人である。
だがその不安は杞憂であった。
視点は変われど前作に引き続き、協力プレイの楽しさはピカイチであり、なんなら臨場感が増してパワーアップしているともいえる。
"迫り来る大量の敵と対峙する面白さ"
"慌ただしさの中での味方との共闘感"
ド派手な航空支援による敵の殲滅の気持ち良さ"
と、基本的な面白さの軸は変わっていないのである。
フレンドリーファイアOFF機能がないので基本的にチームキル上等な作りであり、「ドタバタの中でのチームキルも含めて楽しんでほしい」との開発の狙いもあっての事のようだ。
この狙いは成功しており、復活回数の範囲内なら何度でも復活できるので、仲の良い者通しであれば誤爆し誤爆されを笑って楽しめるのも、このゲームの特徴だろう。
基本的に協力プレイで遊ぶ事をターゲットとした作品であり、ソロで遊べなくはないが本作の魅力の半分も味わえないだろうといえる。
操作性に関しては一般的なTPSの操作法を踏襲しており、普段からTPSに親しんでいる方なら違和感なく入ることができるだろう。
キャラの動作は基本的にリアル寄りなのだが、吹き飛ばされた時の動作がどう見ても「ヒューマンフォールフラット」なのは笑える。
次は武器について書いていこう
メイン武器
AR/マークスマンライフル/SMG/SG/光線銃
セカンダリ
ピストル(数種類あり)
グレネード
スモークやフラグ(数種類あり)
無料通貨を使い徐々に武器を解放していき、使える武器種を増やしていくという流れである。
有料コンテンツの導入次第によっては、上記の武器種以上になるかと思われる。
ちなみに今作では弾薬や回復剤の支援物資を要請できるのだが、要請後はクールダウンタイムが発生するため、慎重に物資管理をしなければならない。
このゲームの一つの特徴なのだが、戦略支援要請時や端末操作時にコマンド入力を求められる。
"途中で間違えると最初からやり直しになる"ため、戦闘中の要請は緊張感を持って入力する事になり、ピリッとした良いスパイスとして機能している。
強力な戦略支援になるほどクールダウンタイムが長く、要請回数の制限も設けられている。
2つ前の画像でさらっと説明してしまったが"スキル"では、「スタミナ強化」や「怪我への耐性獲得」などがあり、スキルも武器同様に無料通貨で解放していく必要がある。
ただ真正面から戦うだけでなく、ステルスもできるのが本作の懐の深さである。
高難易度になるほど、敵との無用な接触は避けなければならないため、必須の戦法と言える。
どこかの海外サイトでも言われていたと思うのですが、本作のモーションは「メタルギアソリッド5:TPP」を彷彿とさせる、細かい自然な体の動きが表現されている。
立ち・しゃがみ・ほふく(仰向け・横向き)になれたりと、モーションが細かく自然に作り込まれており、様々なTPSを遊んできた筆者からしても「手間暇かけて作られたモーションだなあ」と感心させられてしまった。
上記のように自分好みの武器や戦略支援を駆使し、各ミッションを仲間達と乗り越えクリアしていく事になる。
ミッションによっては、"敵の殲滅"・"惑星の資源調査"等、様々な任務で各惑星に赴く事になり、クリアすると惑星の一部を解放した事になり、"解放率"が上昇する。
全世界のヘルダイバー達の活躍によって解放率は上がっていくのである。
世界は繋がっている・・・!!
ここまで乱筆ながら紹介させてもらったが、
「ヘルダイバー2」は良作であり、 Coopゲームの金字塔 「L4D」や「WWZ」に並ぶポテンシャルを持つ作品という感想である。
発売日から早くも2ヶ月ほど経つが、
無料の「追加武器」や「搭乗できるロボ」・災害の「炎の竜巻」など比較的大きめのコンテンツ配信が続いてるのがありがたく、フレンド達と定期的に集まれているのも自身の満足度の高さに繋がっていると感じる。
これからも定期的なアップデートを入れてもらい、作品を更に磨き上げていってほしいと思う。