もえん

ヨーロッパ好きなニューヨーク育ちの日本人 / 翻訳通訳ノマド / チャリ旅・徒歩旅好き / 自然農とパーマカルチャー修行中 / 世界で見たこと、聞いたこと、考えたことを紹介します /「ひらめきの種」になれたら嬉しいです

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最近の記事

難民支援チャリティDAN DAN RUN 2022参加の経緯

難民支援チャリティDAN DAN RUN 2022に参加する一貫として、友人のMareとWalk and Talkのインスタライブをすることにした。 その経緯をさくっと書いてみようと思う。 8千万人規模の難民問題 最近ニュースになっているウクライナの戦争 長引くミャンマーでの弾圧 シリア、アフガニスタンをはじめとする各地の問題 紛争や迫害によりあたりまえの日常が奪われ、 命からがら故郷を逃れている人が世界に何千万人もいる。 昨今のニュースで心を痛めている人も多くいるの

    • 【ご無沙汰】気づいたら旅の人から農の人になってた件

      超お久しぶりのもえんです。 2020年の終わりにnoteをはじめて、そこそこの頻度で更新していたけど、三日坊主ならぬ「3ヶ月坊主」でぴたっとやめてしまった。ぼちぼちと再開したいと思っている。 当時は多拠点生活サービスADDressを利用しながら、関東圏内をチャリで転々としていたんだけど、それから1年ちょっとでいろんな変化があった。 今回はざっくり振り返りをしたいと思う。 ・コロナの蔓延がひどくなったので旅生活は一旦ストップ ・フランス人の友達が一時帰国のため三軒茶屋の

      • 秦野市「大山」ハイキングとヨーロッパでの登山の思い出

        せっかく秦野にいたので、昨日は大山にハイキングに出かけてきた。ADDress鶴巻温泉A邸からは1時間ほどで行けてしまう距離である。 一人なのでサクサクと登り、頂上でお昼を食べ、たまに適当な場所で座禅を組んだりしながら、またもくもくと降りる。残念ながら霧で景色は見えず、紅葉も(下の方以外は)ほぼ終わってしまっていたのだが、久しぶりに自然の中で身体を動かして心身ともにリフレッシュされた。 私はつい数年前まで超がつく運動不足だったのだが、思えば去年チャリ旅をはじめられたのも、元

        • スプーンと箸と食文化~Spoon、숟가락、Kutsara~

          ハンガリーの農家に滞在していた時のある日。 野菜を渡され、サラダを作るように頼まれた。私は千切りが好きなので何も考えずにレタスを千切りにしたのだが、食事の席についてはじめて気がづく。千切りはフォークで食べるには適さない。箸で食べるからこそ成立する切り方なのである。 この時はじめて、食具(スプーン・フォーク・箸・手など)がいかに調理法や、食文化に影響を与えるか実感した。 日本語にはそもそも、「スプーン」という単語が外来語としてしか存在しないない。 漢語で言うなら「匙」だけ

          ADDress鶴巻温泉A邸での暮らし

          現在、「全国定額住み放題」のADDressというサービスを利用しながら、チャリで関東を転々としている。今週は鶴巻温泉A邸にて5泊6日の滞在。 ここを固定拠点として使用している方が3名いて(30代男性と、50代のご夫婦)、私と、20代の男性がそれぞれ個室に数日間泊っている。 このメンバーで毎晩過ごす夕食の時間とっても楽しい。 一人で点々と旅をしていると、あまりまとめ買いをすることができず、自炊と言っても一品もので終わってしまう日が多い。 でも誰かと一緒に食べるとなると、

          ADDress鶴巻温泉A邸での暮らし

          「今日が人生最後の日だと思って生きろ」よりも満たされる人生観

          "Live every day as if it were your last" (一日一日を人生最後の日だと思って生きなさい) 誰もが一度はこのような言葉を聞いたことがあるのではないだろうか。 意図としては「後悔せずに生きろ」ということなのは理解できるが、私はこの言葉があまり好きではない。 今日が最後だと知らされて、どれだけの人が残された時間を有効に使うことができるだろう。 たいていの人は運命を呪って怒ったり泣いたり、好き勝手暴れまわったり、せいぜい恋人と抱きしめ

          「今日が人生最後の日だと思って生きろ」よりも満たされる人生観

          悪い天気なんてない、あるのは悪い服装だけ

          ケベック(カナダ)出身のマークという友人がいる。クロアチアのユースホステルで出会った彼は、私と同じ「チャリ旅」好きである。 SNSが嫌いな彼とは、文通のように長文メールでやりとりをしている。 今年頭のこと。まだコロナが深刻化する前だったので、私たちは2020年の旅の予定を共有していた。 私は当時、春を待ち遠しく感じていた。「チャリ旅がしたいけど、暖かくならないと野宿できないからなあ。」そう愚痴をこぼした。 出発したいのに、気温がさせてくれない。寒い中、チャリを漕いだり

          悪い天気なんてない、あるのは悪い服装だけ

          翻訳といっても働き方は様々〜スピード感ある業界の翻訳家の日常〜

          翻訳家というと、「代表作は?」と聞かれることがある。たいていの人がイメージする翻訳は、書籍翻訳らしい。何ヶ月もかけて少しずつ訳していき、編集者と相談しながら大作を完成させていく…。確かにそんな仕事も憧れるが、正直私には向いていないと思う。 翻訳といっても、業界や専門によって様々な仕事が存在する。そして、働き方のスタイルを大きく左右する要素の一つが「タイムスケール」。 私の専門は、広告、マーケティング、映像制作の分野である。代理店のピッチプレゼンや、絵コンテ、脚本、字幕、メ

          翻訳といっても働き方は様々〜スピード感ある業界の翻訳家の日常〜

          Things I miss of Genova (a poem)

          昨日、懐かしいイタリア語のメモをみつけたので、そのことをブログにつづった。 深夜だったのもあり、書いていたらだんだんとジェノバが恋しくなって、気づいたら詩が出来上がっていた。 英語だが、せっかくなのでここに残そうと思う。 "Things I miss of Genova"  I miss the 500 and 600 old buildings The genovese and the salsa de noci The 1 euro espressos I mi

          Things I miss of Genova (a poem)

          イタリア語の野宿メモと、ジェノバでの思い出

          懐かしいメモが出てきた。 4カ月間ヨーロッパで自転車旅をしていた時のものだ。 フランスからの国境を渡る直前、グーグル翻訳を使って書いた下手くそなイタリア語である。 「私の名前はMOEです。日本人です。 ポルトガルから自転車で旅をしています。 今夜寝れる場所を探しています。 御宅のお庭にテントを張らせてもらえませんか? 明日の朝には去ります。ありがとう。 」 チャリ旅をしていた当時、7割は野宿、3割は都心のホステルや有料のキャンプサイトを利用していたのだが ひっそり野宿

          イタリア語の野宿メモと、ジェノバでの思い出

          すべてを伝えようとすると、かえって何も伝わらない

          「何も伝えないことへの一番の近道は、すべてを伝えようとすること」 (どこかで聞いたような気がするので引用だと思うのだが、検索しても出てこないのでひとまずツイートだけ貼っておく。) 皮肉っぽい言葉なので日本語に訳すと回りくどいが すべてを伝えよう・教えようとすると、かえって何も伝わらないということを言いたいのだと思う。 確かに、何かの専門家であればあるほど、一般人や初心者にその分野を説明するのが下手、ということがある。 詳しい人は「虫の目」で見ている。一見しただけではわ

          すべてを伝えようとすると、かえって何も伝わらない

          「受け入れること」と「諦めること」は全く違う

          この間、ストア派哲学に関する本の中で面白い例えをみつけた。 「人生が動く荷台だとすると、人間はその荷台につながれた犬である。」 世の中のほとんどのことはコントロールすることができない。生まれた家も、国籍も、時代の流れも、今日のお天気も、運も、他人の行動や言葉も、世界経済も伝染病の流行も、いつ自分や大切な人が死ぬかどうかも、変えたり選択することが我々にはできない。 どんなに抗おうと、怒ろうと、否定し、他人のせいにしようと、勝手に人生や世の中は移り変わっていく。荷台は勝手に

          「受け入れること」と「諦めること」は全く違う

          何かがたまらなく好きな人が、たまらなく好き

          早稲田大学の近くで、「SOJO」というビーガンでエスぺランティストの店をみつけた。それだけ聞くと意味がわからないという人が大半だろう。 ビーガニズム 動物を搾取しない生き方。動物由来の食べ物(肉+乳・卵などの副産物)を食べない人を「ビーガン」と呼ぶ。もともとは動物の権利という観点から始まった運動だが、サステナビリティからの観点からもビーガンに切り替える人が増え、日本にも少しずつビーガンのお店や商品が普及し始めている。 エスペラント語 国際公用語として19世紀に作られた人工

          何かがたまらなく好きな人が、たまらなく好き

          誤った道を引き返す

          "The best time to realize you've gone on the wrong path is before you begin. The second best time is today." - Scott Young 「道が間違っていることに気付くのに一番いい時は、その道を進む前。 二番目にいい時は、今日である。」(スコット・ヤング) 職業にしても、思想にしても、 投資や、結婚相手や、住む場所にしても、「選択を誤った」と気付くことが人生に何度か

          誤った道を引き返す

          習慣は歩くことよりもチャリを漕ぐことに似ている

          noteをはじめた時、1日1投稿と決めていたが、しばらくさぼってしまった。 人間の心理とは不思議なもので、昨日サボったならいっそ今日もサボってやろうという気になってしまう。怠けた分を返上するどころか、「昨日の自分」に「今日の自分」がつられてしまい、日を追うごとに再開のハードルが上がってしまう。 私を含め、多くの人が持つ習慣のイメージは「歩くこと」に近いように思う。歩いている時は、一旦止まっても、また踏み出すのは簡単である。一歩一歩の比重はそれほど変わらない。 ところがど

          習慣は歩くことよりもチャリを漕ぐことに似ている

          自分と一緒に過ごすこと

          一人で旅をしていると言うと「寂しくないの?」と聞かれることがしばしばある。 寂しいと感じることが全くないと言ったら嘘になる。フランスの南部でチャリ野宿旅をしていた時、2週間ほど一人で過ごしていたら、さすがに他の人との会話が恋しくなった。 でも基本的には一人でも十分楽しい。 I like to be alone. 一人でいることが好きだ。 I like to spend time alone. 一人で過ごすのが好きだ。 というと、他人とは過ごしたくない、友達との付き合い

          自分と一緒に過ごすこと