世界中からノマドが集まるエジプトのダハブにいます。
野良犬も、野良猫も、ラクダも、世界中から集まった多種多様な人間も、魚たちも幸せな楽園ってあったんだ…。2年前、初めてエジプトのシナイ半島にきた時、自然の雄大さとそこに溢れるエネルギーに衝撃を受けた。
カイロに住むエジプト人たちもどうしても移住したいと口々に願うエジプトのダハブ。世界中から訪れた観光客も、口々にここでデジタルノマドとしてリモートワークをしながら生活をしたいと言っている。
日本の地域活性に取り組む身として、この土地から学ぶことはたくさんあります。
いつか、もっと多くの日本人を連れてきて、「え、地域活性って、そもそも今あるものを生かして実現できるんだ。莫大なお金をかけなくても、伝統的な文化や自然をしっかり残して伝え続けることで、価値がつくのだ」
という私の気づきをみんなに共有していく活動もゆくゆくはしていきたいです。
2年越しにダハブに来た目的
Chill Opositeという砂漠のど真ん中の音楽Raveイベントで高知県須崎市のゆるキャラしんじょう君を広める
高知県須崎市のノマド誘致事業を始めた原点のダハブの空気を吸って、初心にかえる
日本文化とエジプトのベドウィン民族の文化発信の拠点として、ダハブで土地を借りて、庭にはラクダを飼って、施設運営をしたい(?)
ベドウィン民族とは、ダハブに元々住む砂漠の民です。
2年越しの熱い想いを下記のNoteに綴っています。
Sindbadキャンプでの滞在
ここは、私がノマド誘致事業を始めた原点になるキャンプです。海が見えて、波の音が聞こえて、エアコンがなくて(エアコンありの部屋は数ドル高くなる)、海辺で眠ることができて、シェアキッチンで、世界中から集まった多種多様なノマドに会うことができます。
地元のベトウィン民族との交流拠点にもなっており、ここで出会う地元民は温かく、自然と融合し、健康的な食生活(タバコを除く)をしている。ベドウィンの砂漠で取れるハーブの話とか、ベドウィンのパンの話とか、いろんなことを教えてくれます。
ここで数々の素敵な新しい出会いが生まれています。
ここで出会ったイギリス人のスティーブからはご厚意で毎日水泳のレッスンを受けています。(全く泳げなかったレベルから1週間で平泳とバタフライができるようになりました)
また、カメラマンのモデルの依頼を受けて、素敵な写真を撮ってもらいました。他にも続々と依頼のオファーが来るので、今後もモデルの仕事がどんどん増えていきそうです。
お客さんは殆どリピーターです。
シンドバッドのバイブスが好きで、一度来るとまだ戻りたくなってしまいます。
宿泊は10ドルからです。
床は砂でできていて、その上にベドウィンの絨毯がひいてあって、バチバチに決まっています。
目の前にある海に飛び込むと、美しい珊瑚礁とカラフルなお魚さんたちに会えます。
ダハブは、元々は釣りの町でしたが、釣りを禁止にして、シュノーケルができる観光地へと方向転換したと現地のベドウィン民族からは聞いています。
また、カイトサーフィンやスキューバダイビング、フリーダイビングも楽しめます。
一方で、2年前から仲良しのベドウィン民族のお友達ジョマたちとは毎晩遊びました。今回は、ジョマの二人目のお子さんが生まれたので、子供が産まれて7日目を祝う特別なパーティーに呼んでいただきました。
ベドウィンの女性は、写真を撮ったりすることは許されていないので、残念ながらこの家族のパーティーでは食べ物以外は撮影できませんでした。
でも、目を閉じれば、
今でもこの暖かい世界観を思い出すことができます。
パーティーは男女で分かれる必要があるので、私は女性たちのみの部屋に通されました。
ベドウィンの女性たちと円になって座って、大きな大きなラム肉とチキンのご飯が入った丸い銀色のお皿を囲んで、素手を使って上手にご飯を食べます。
お米を手で上手に掴む方法を教えてくれましたが、とにかくお米を手で潰して押し固めて、口に運びます。
食後には、コカコーラが注がれました。「私は、アメリカの不健康な飲み物が好きではない」と伝えると、ベドウィンの薬草入りのお茶をお母さんが注いでくれました。
コカコーラは、ベドウィンのみんなにとっては特別な飲み物ですが、私にとってはベドウィンの薬草入りのお茶の方が特別。そちらを喜んでいただきました。
次はお庭に通されて、コーヒーをいただきました。パーティーの主人公であるジョマと彼のお父さんだけが、女性の輪に入って一緒にお茶を楽しみます。お庭の奥に目を遣ると、奥の端っこの方に3つ茶色いコブが見えました。
んんん、、、え、ラクダ!!
そうラクダがのんびり涼んでいました。
えーーラクダ触りたいっっ!
いいよ、おいで〜。
ジョマ君がラクダを触らせてくれました。
なんで、ラクダを飼っているの?
可愛いから。
え、それだけ?
うん。
ペット??
そう。
り〜なも飼いたかったら、お世話の方法とか教えるよ。
え、ありがと〜〜。ダハブに住むなら飼うからよろしく!
冗談なのか本気なのか、よくわからないけど、というか本気にしか見えないけど、私が日本にいる間は、ラクダシッターをしてくれるらしく、ラクダを飼うためにジョマの家族が本気で手伝ってくれるらしい。笑
え、アリかも?笑
その後は、また女性のみの別のお部屋に通されて、女性のみのダンスパーティーに揉まれました。
一緒に踊ろうとひっきりなしに音楽が流れ、みんなで踊ります。
みんなダンスが上手!即興でよく踊れるね!どうやって習ったの?
と聞くと、
私たちはダンスを一回も習ったことはないよ。そんなお金もないし、習い事なんて文化はない。全部無料で勉強する。たとえば、Youtubeで真似したり、音楽に合わせてみんなで踊るだけよ。
なるほど。
私は、とにかくベドウィンの文化、ダハブの自然、人々に惚れている。
いつか、このダハブで、日本とエジプトの融合を何か生み出したい。
年齢、国籍、性別、関係なく、共に学び、共に挑戦できる何かを。
渡航費のスポンサーであるさわかみ投信さんにこの記事を寄稿しています。
支援していただき、感謝でいっぱいです。