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2024/10/17 ノマドシェフ東京長野遠征5日目「大鹿村」

いつも読んでいただきありがとうございます。
コメントもいただけて嬉しいです。

日々起こることを日記に残しながら、頭の中を整理させてもらってます。

ノマドシェフは1日どんなことをしているのか?
どんな人に会ったのか?などをただただペラペラと書かせてもらってます。


みなさん!
この機会にぜひお願いします🙇
『レジェンド奥田シェフと若手料理人服部シェフの地元愛対決ディナー』
10月24日(木)18:00開場 18:30スタート
場所 横浜市桜木町コレットマーレ7階
奥田シェフはアルケッチャーノ創設者で地産地消を先駆けのシェフです!(偉大なシェフとのコラボ楽しみです!)
詳しくはこちら↓


いざ話し合いへ

今日は朝から七代さんの豪華な朝食で英気を養い。最高のスタートとなりました。
七代さんの永子さんにもこの後の役場との話し合いに参加していただき、中川村との連携がどのように出来るのかについて話しました。

七代さんでの集合写真


来年の「日本で最も美しい村」連合の総会で何か僕ら料理部が手伝えないか?
僕たちのグループがどんなことをしているのか?

などなど。

僕たち若者のグループがやりたいことを地域とどう連携していていくのか?について、しっかりと模索していきました。
中川村の役場の方々もすごく親身になって聞いてくださり、そして、ついてきてくださった永子さんが農泊の話をしてくださったり、とても有意義な時間となりました。

田舎だからできるサービスや宿泊の形などがあります。
昨日「七代」さんに泊まった時に感じた実家のような感覚がすごくヒント
になったと思います。
各地に農泊ツアーみたいなことができる未来が結構ちゃんと見えたように思います。

僕が思うに
「田舎の誇りを取り戻す」ために必要なのは飾らない自分たちに価値があることを知ることからだと思います。

中川村に来て、みんながいつもやっていることがもうすでに僕にとっては刺激的で楽しい。
今後の展開のヒントになりました。


大鹿村へ

その後は大鹿村へ
道中はすごく狭い道や対向車にびっくり&感動しながら(イタリアのアマルフィみたい)と思いながら進んでいました。

とにかく狭い。

大鹿村「農家カフェBAU」


ランチには「農家カフェBAU」さんへ
迎えてくれたのはとても優しい雰囲気のログハウス。

かわいい看板。

自分たちでログハウスも長年かけて作ったのだそう。
本当にすごい。

店内もなんとも素晴らしい。僕にとって落ち着く空間が広がっていました。
とにかく目に入ってくるのが、この絵。

存在感があります。

なんとオーナーの弟さんが書いたのだそう。
なんて幻想的で温かみのある作品だろうと思っていたら、この方はお肉も生産者しているとのことでお肉のお皿も出てきました。

地域の方はマルチプレイヤーが本当に多い。
頭が上がりません。

前菜盛り合わせ。
弟さんさんが育てた牛の冷しゃぶ。

前菜から大鹿村の食材であり、自然栽培の野菜たちが生き生きした味
そして自家製のゆず胡椒がアクセントになって本当に美味しい。

その後はそばを使ったパスタ
それぞれの食材のおいしさがこれでもか!と際立たせるゆず胡椒がここでも大活躍。
本当に美味しい。
優しい味わいに体から染み渡るのは作る人の人間性が出るのかもしれないです。

そばのパスタ。



蒟蒻芋から作ったこんにゃく。
これが本当に絶品。
しかもお祝い事の時には蒟蒻芋からこんにゃくを作るのだそう。
そんなストーリーも聞いて食べたこんにゃくは特別なものしっかり弾力はあるものの透き通るような見た目と優しい口当たり。
初めての経験です。

蒟蒻芋からのこんにゃく

そしてデザート。
平飼い有精卵と豆乳を使ったプリン。
豆乳を使ってこんなに滑らかに美味しいプリンはじめて食べました。
チョコレートケーキも寄り添う味付けで全然くどく無い。
幸せな空間でした。

幸せデザート

ここでも僕たちの活動などを話させていただいて、すごく楽しい時間となりました。
大鹿村でもできることを共有する人が少しずつ増えていくことも本当に嬉しい。

みんなでゆず胡椒と共に。

山塩じいに会いに行く

そのあとは「山塩館」
山塩館には山塩じいと言うレジェンドがいます。
僕が大鹿村へ来た大きな一つの理由です。

その方とお会いしたのはついてすぐ。
なんかおじいちゃんがいるなーと思って
「こんにちは」と声かけをしたらなんとその方こそが【山塩じい】
驚きました!笑

いつもは見学を受け入れていないのですが、今回は同じく美しい村連合の繋がりということもあって特別に案内してくださりました。

降っていく階段からすごい雰囲気を感じながら、進んでいくと川の近くに現れた工房

すごく階段
めっちゃ好きな感じ

まず初めにポンプのついた井戸を見せてくれました。
塩水を飲んでみるとすごくしょっぱい!
なんとここの塩分濃度は4.3%ほど。
そりゃしょっぱい。
地下から汲み上げた水。
もともと岩塩をとっていた地域のそうですが、今は無い。
その代わりに塩水が沸いている。
大鹿村は海に行くまで何個も山を越えなくてはならないので、海塩が本当に手に入らなかった
だから、この山塩はすごく貴重なもの。

それとは別の場所ポンプからは
塩分濃度3.7%の水も出ていて、その塩水を山塩にしているのだそうです。

その水を釜で炊いて2日間。
干上がったものが山塩になります。

ステンレスの鍋。

その後もゆっくりとお話を伺うことができました。
特に印象に残っているのは
「山塩はどんなプライドを持ってやられていますか?」という質問に対しての答え。

「地域ののものであるから、そのためにやっている。昔から塩がなくて困っていた。だからこそ作る必要がある。」

自分の利益のためとかここに沸いているのだから僕らのものとか。
そういう感覚は全くなくて、村全体のもの。
その感覚が本当に素敵で、自分主義ではなく、地域主義
そんな姿に感銘を受けました。

地域のためにやらなくてはならないことに望む姿はどこか楽しげで誇りを持っていることがヒシヒシと伝わってきました。
本当に来てよかった...。

そんな"山塩じい"の人生に少し触れたような時間でした。

レジェンドと一緒に
パート2
石を磨いて作った山塩じいのお父さんの作品
山塩の結晶


そして、今回の長野県研修で一緒だったメンバーの大体が解散して、明日は僕と長屋さんの二人となりました。
本当にこのメンバーで回れてよかったです。
すごく刺激的にことが多かったし、楽しかった

ありがとうございます!


山塩館に宿泊だったので、
夕食もいただきました。
そこで食べた鯉の料理が本当に感銘を受けました。
僕は正直。長野県には発酵文化を学びにくるつもりで当初はいましたが、こっちに来てからは毎日、食材にも驚かされて、僕の考えていた何倍もの学びがありました。

地域が変われば人や食材、文化が違う。
それを本当に感じる夕食で、ついつい話が弾み。
とても楽しい夕食となりました。

食材をもう一度見直す。
これが僕の新たなテーマになっていきそうです。

明日もまだ1日大鹿村を見て回ります。
たくさん学んで帰ります!

鮒の甘露煮
岩魚の刺身、山椒オイル漬け
鯉の煮付け、新鮮な内臓と共に
岩魚の塩焼きとたまご

#大鹿村
#中川村役場
#農家カフェbau
#山塩館
#山塩じい
#学ぶって楽しい

今日も読んでいただきありがとうございます!
また明日、お会いしましょう。

感想や質問があればコメントお待ちしております。



告知です。
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アナウンス①📣
『レジェンド奥田シェフと若手料理人服部シェフの「地元愛」対決ディナー』
10月24日(木)18:00開場 18:30スタート
場所 横浜市桜木町コレットマーレ7階
奥田シェフはアルケッチャーノ創設者で地産地消を先駆けのシェフです!(偉大なシェフとのコラボ楽しみです!)

アナウンス②📣
シェフレピさんとのコラボ第2弾in東京(10月25.26日開催)
三鷹のガレット屋さん「蕎麦と林檎と」のオーナー中田シェフと『牡蠣を食べ尽くす会』を開催します。
【満席になりました‼️】

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丘の上のオーベルジュ ハートンツリー


ハートンツリーの暮らしやstay
@heartntree_homestay

ハートンツリーのレストラン情報や料理
@heartntree_restaurant


ノマドシェフ服部大地
@hattori.daichi
ノマドシェフとは世界中をフィールドとして、
食材や生産者に向き合い、インスピレーションのままに料理する料理人。(だと思います笑)



〒085-1200
北海道阿寒郡鶴居村字雪裡496-4

電話 0154-64-2542

  営業時間 
 ランチ   11:00~14:00(ラストオーダー)
 ディナー  17:00~(要予約)   
       木曜定休

  HP
 http://heartntree.jimdo.com 

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