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現代アートの新拠点、UESHIMA MUSEUMに行ってみた。

このところ、仕事+確定申告作業でギチギチのスケジュールを組んでしまい、noteから遠ざかってしまっていました。

仕事の依頼はなぜかタイミングを図ったように重なることが多く、確定申告作業の方もいつも1年分をまとめてやるのでてんやわんやです(完全に自業自得ですが)。

元来いくらでも引きこもれる体質なので油断するといとも簡単に以前の鎖国生活に逆戻りしてしまいます。もうそれだけは勘弁。

ということで、とにかく外に出ることにしよう。
さて、どこに行こう?

調べていると、「UESHIMA MUSEUM」という2024年の6月に開館したばかりの現代アート美術館を見つけました。開館したばかりならまだあまり混んでないかも。

レポートも発見。

ということで、行ってきました!

UESHIMA MUSEUM

この美術館に入館するためには、ウェブサイト上で事前にチケットを購入しておく必要があります(大人1500円)。日時を指定してチケットを購入するとメールでQRコードが送付されてくるので、それを使用して入館します。館内は展示ごとに部屋が分かれていて、各部屋に入室するときにもこのコードを使用します。そうすることで各部屋に係員を置かなくていいシステムにしているとのことです。

この左側の入口から入館
係員もおらず、普通のビルの入口のよう
送られてきたQRコードを使用して入館する
最初はQRコードのかざし方のコツが分からず少々手間取った

土曜日のお昼過ぎごろの入館でしたが、まったく混雑していない!
(さっきから混雑ばかり気にしてますが、都内の美術館・博物館の混雑はそれほどにすさまじいのです)

入館するとすぐに目に飛び込んでくる
名和晃平《PixCell - Dear #40》
浮かび上がる影も作品の一部みたいに見える
手前:Anie Morris 《Stack 7, Ultramarine Blue」
後:Bernard Frize 《Coam》
別々の作品ですが、勝手にこの構図で撮影してみました
Ryan Gander 《On slow Obliteration, or How are you still hungry》
「オセロのように両面が異なる色になっている1cm程度の丸いドットがあるアルゴリズムに沿って回転することで、雨粒や雫が落ちていくようなアニメーションを作り出す装置」
いくらでも眺めていられる作品
上記の装置に添えられたテキスト。
「美術史上の著名な作家名が羅列されている」が、「この並びには、法則性や意味性はほとんど読み取ることができない」とのこと。
Tracey Emin 《It's what I'd like to be》
「これが私のなりたいものです」か・・・・
村上隆 X Virgil Abloh
《Bermini DOB: Carmine Pink and Black》
名和晃平《PixCell-Sharpe's grysbok》
アップにするとこんな感じ


宮島達夫《Vertical in Green》
「各基盤上には10個の小さなディスプレイが並んでおり、それらが2桁の数字を継続的に表示する」「人間の寿命は80年で換算しても25億秒程度であるから、本作品を瞬きをせずに鑑賞したとして、全ての数字の組み合わせを一人の人間が一生の間に見切ることは理論的に不可能」
「絵画の形式を援用しつつ」、「永続的に『変化し続けるもの』を示している」
なるほど。深い・・・。
宮島達夫《Counter Fragile No.4》
「繰り返す数字の明滅は私たちの胸の鼓動のように、止まることなく確かに時を刻んでいる」
たしかに心臓の形っぽいな。


この美術館にはご紹介したもの以外にも数多くの展示がありますが、個人的に「好き!」と思った展示をいくつか紹介してみました。

原宿のキャットストリートの近くというエリアにあるにも関わらず館内は静寂で、最初から最後までじっくりアートと向き合える貴重な空間でした。

おまけ

住宅街を散歩していて気になったもの。

アパートの物件名なのですが、温かみのあるフォントが気になって撮影してみました。

上の緑がもこもこしてて髪の毛みたい。



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