「友ヶ島」海と本州のあひだに
そうだ、廃墟に行こう。
ある時、突然に閃きました。キャッチフレーズが聞き覚えある?そうでしたか。どこかであるかもしれませんね。
ということで、皆様。こんにちは。
いつかも超が付くほどご機嫌で赴きましたが、今回もそれに負けず劣らずに暴れ綴っていこう思います。
先に白状すると、死人が蘇るものや怨念で追いかけまわすのや血がべったりしているホラーが苦手です。廃墟もその一部じゃないかと思われるかもしれませんが、それはまるで別物です。確かに凄惨さを遺した建物ももちろんあるとは、思います。私は近づけないだけです。
昔持っていたとある写真集の前書きで「廃墟とは廃れたものだからあるのではなく、その場所が確かに栄えていたことを示す証なのである」という文言を記録していました。どの本だったかまでは、記憶から消えていますがそれがとても胸を打たれました。なので、博物館とか記念館などで、「こういう風にここは繁盛していた、文化があった」という感覚が湧いてきます。加えて廃墟は建っていた場所にそのまま存在しているので、実際に人が生活や活動の為に生きていたということになります。廃墟は物によってや状態によって遺跡とも記念とも謂われる場合があります。人あるいは国によって持つ意味が違うんでしょうね。
今回の旅は写真を介して、皆さんにも当時の建物の今をただ視通して、そこの人がいかに過ごしていたかを、唯々一緒にご覧いただければいいなと考えています。
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この写真は船で島に行く前に撮影した、加太にある昔の警察署だそうです。地域ごとに守る広さだったからか、交番より一回り大きいほどの景観でした。近代の日本らしいと感じました。
そして、おまけの海の写真です。綺麗な碧みを帯びていました。
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