新しい切り口
66作目
5月31日「ライド・オン」
☆☆☆☆
今のジャッキー・チェンを描いたような作品
ある理由からスタントスターだったジャッキーが
妻とは離婚しさらに死別、娘とも連絡を取らない状態で、
街から離れた山の家で馬と孤独に暮らしている。
そんな孤独なおじさんが、家族と和解し再びスタントに挑戦する。
話の内容はめちゃくちゃである・・・
正直いうと、内容自体は面白くない。
衝突→和解を繰り返す親娘。
しかも、同じような内容だったりする、
キレるポイントもなんか腑に落ちない。
また、馬にもスタントをさせるが、
その扱いが厳しかったり、優しかったり、
この辺もなんかよくわからずで、
正直、尺のばしな気がしてしまった。
ということで、内容自体はそんなに面白くない。
ただ、本格的なアクションの引退を宣言したジャッキーと、
危険を省みず、いい作品にするために挑戦し続けてくれた、
多くのスタントとスタントマンへの愛に満ち溢れた作品になっていた。
ジャッキーをどう終わらせるかがテーマのようにも見えた。
今までのジャッキーの見せ方とは切り口が違う。