タイトル回収
138作目
11月2日「十一人の賊軍」
☆☆☆☆☆
お上に立ち向かう11人の死刑囚たち
それぞれの理由で、藩に死刑執行される予定の囚人10人が、
成功したら無罪放免という条件を提示され、
ここで幕府軍の攻撃に耐えて、拠点を守れと言われる。
圧倒的な兵力、武器の差がある中で、一人また一人と
命を落としていく。そんな中、実はこの作戦が、
ただの時間稼ぎであること、そして、自分たちが最後は、
全員口封じのために殺されると知る。
唯一生き残った藩の侍は、こんな作戦など知らず、
曲がったことが許せず、賊軍の1人となり、
十一人の賊軍となり藩と戦う。
という話。
専門用語というか、新政府軍と幕府軍どっちがどっちだ?
となりかねないけど、ちゃんと理解していれば面白い。
あれ?でも、囚人は十人だよな?と思いつつも、
十一人目の賊軍が生まれ、タイトル回収した瞬間は
なかなか痺れる。
あんまり注目されてないけど
碁盤斬りの監督だったし、
ちょっと捻られた展開と、考えながらストーリーを追うのが
面白く感じるのと、武士っぽさを尊重している感じも、
何だかいいなあと思える作品だった。