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【映画・レビュー】年齢よりも大切なものは

9作目
1月25日「アーサーズ・ウイスキー」
☆☆☆☆☆

亡くなった夫が残した若返るウイスキーで新たな人生を

あらすじ

「発明家だった夫を亡くしたジョーンは、親友のリンダ、スーザンと
一緒に夫の作業場を片付けていると、秘密のウイスキーを発見する。
3人でウイスキーを飲んで目覚めると、なんと身体が突然20代に
若返っていた!彼女たちは昔を思い出し、若者たちが集まるナイトクラブに繰り出すものの、中身は70代のまま。ハメを外しすぎてしまい、
数時間後には元の姿に戻ってしまう。ウイスキーが残っているうちに、
もう一度若返って願望を叶えようと決めた彼女たちは、人生最後の
冒険としてラスベガス旅行を計画!ラスベガスで様々な体験を通じて、
見た目の若さよりも「ありのままの自分」でいることの大切さに
気づいていくが、ある日予想外の事件が発生し…。」

もう70代で、若い頃は好きなように生きれなかった婆さん達が、
”6時間”だけ若返る効力のウイスキーを飲んで、
取り戻すように、青春を謳歌していく。

もうウイスキーがなくなってしまう・・・と思った矢先、
最後の1本を見つけ人生最後のラスベガスの旅を決意する。
しかし、その一方でリンダは、寛解したはずの癌が
転移していることを医者に告げられる・・・

様々な想いを抱えたまま、3人はラスベガスへと旅立つ。
年老いた自分たちを卑下していたが、
それぞれ大事な人に出会い、ウイスキーに頼らず、
年齢に左右されず、「今」を楽しむことの大切さを認識する。

そんな3人に、ショーのチケットがプレゼントされ、
ステージに上がることに!
人生最高のショーを楽しんだ翌日・・・
リンダがベッドで亡くなっていた。

このラスベガスの旅で、大事なものに気づいた2人は、
それぞれの抱える問題に向き合って解決していく。

と、とても面白い作品だった。
若い姿でハッスルしてバカ騒ぎするのではなく、
それはそれとして、生きていく上での、
本当に大切なことは何であるのかを問う、
良作であった。

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