友達のために歩いていく
71作目
6月7日「ハロルド・フライのまさかの旅立ち」
☆☆☆☆
末期癌の友人のために歩いて会いにいく
後悔ばかりの人生の爺さんが、辛い時を支えてくれた
友人がホスピスにいて、亡くなる寸前とわかり、
およそ800キロの道のりを、歩いて会いにいく。
そんな中で、出会ったいろんな人たちと交流していき、
やがて、世間に注目されていく、
彼の情熱は多くの人を巻き込みながら、続いていく。
ただただ彼の情熱を描くだけでなく、なぜ歩くのか、
隠された過去は何なのか、が徐々に明かされていく。
実は決して、楽しい話ばかりではなく、予告ではハッピーな面が
目立っていたように思うが、実際はけっこうヘビーで、
彼の負の感情が行動源になっている。
変にポジティブだけの作品ではないところに魅力を感じた。
彼の奥さんがなんかよくわからんかったな・・・
あのぐらいの女性特有の夫がいないと
生きていけない感の依存を感じたけど、
終始感情がわからんかったな。