縮図
59作目
5月19日「ありふれた教室」
☆☆☆☆
小学生の教室が社会の小さな縮図に
小学校のあるクラスで盗難事件が起こる
教員は生徒たちを守る名目で、内内に調査を進める。
この行為が、疑心と信用の欠落を招き、
クラスが崩壊していく。
そして、その疑心は教員間や用務員など大人たちにも広がっていく。
そんな疑いが溢れた人たちの間で、
人間関係が壊れていき、学校全体が崩壊していく。
小さな問題は社会に蔓延していて、誰かの何かの動きによって、
たとえ優しさであっても、大事になってしまう・・・
というような教室の中をテーマに、現代を風刺するような
作品になっていたと思う。