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Surly Cross-Check and Surly Pacer

Surlyの古き良き自転車たち。特に未来を作り出した自転車達と言えば、Cross-CheckがSurlyのコアであり、Cross-Checkの持つポテンシャルは、開発されてから20年を掛けて、人間がやっと追いついたと言われるほど、自転車の歴史にとって大切な一台。

そんなCross-Checkの比較的安価に買えたが故の高い人気の裏にいたのがPacer。Cross-Checkがシクロクロスをベースに作られたのに対して、Pacerはロードバイクをベースにキャリパーブレーキのままタイヤを700x32cまで履ける様に設計し、速さではなく、また舗装路だけではなく多少のオフロードも走行可能にしたロードバイクは、Cross-Checkの様にアドベンチャーを可能にするダボ穴もなかったが、Peacerはロングライドを得意とする、生粋のアドベンチャーバイクだ。

Cross-Checkよりも圧倒的に早く生産が終わってしまったPacerは、もはや20年の歴史を遡り今では希少なフレームになってしまった。2022年に生産を終えたCross-Checkはまだ市場には中古であれば買えるが、Surlyはリムブレーキの自転車の生産を終え、ディスクブレーキのみの時代に突入した。

そんなSurlyの2台は、似てはいるが得意な事が違う。僕はもともと、シクロクロス寄りの立ったフォークが好きなため、スラッキーなフォークには縁がない。
BBの高さ低さはあまり気にしない。ピスト歴が長いため、BB高めも嫌いじゃない。チェーンステーが短いのも好きだし、長すぎなければ気にならない。とにかくホリゾンタルが大好きで、細いクロモリチューブが大好き。ディスクブレーキはあまり得意ではない。
そんな僕には、Cross-CheckとPacerは愛しくて仕方がないのだ。

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