Surly Pacerを乗ったうえで、Bombtrack Hook EXTを調整すると
Bombtrack Hook EXTの調整で、サドルも交換しました。サドルはお尻の感覚的なものなので、自転車とサドルの相性も考えながら試乗を繰り返します。
実は今Surly Pacerについているサドルが、Bombtrackについてたもので、Bombtrackで使うよりSurlyの方が感じが良かったので、Bombtrackには偶然使っていなかったサドルをつけたら、前のサドルよりお尻との相性が良かったので、使い続けています。
Bombtrackのサドル高はグラベルよりの仕様で、低めにしていたのですが、どうしてもペダリングの効率が下がるので、ロード仕様によせて高めに戻したのですが、ハンドル位置がアップライトのために、下げきれずにサドル高とハンドル高がほぼ一緒です。
この2台は、推進力が強い点は非常に似てて、写真で見る以上にジオメトリーを重ねると、ハンドル高の違いが一番目立つけど、あとホイールベース長の違いとタイヤ幅が650BのBombtrackと700cのSurlyで全然違い、現代的な設計のBombtrackと20年前の自転車は、情報だけで見ると全く別物の自転車になってしまいます。ただハートの部分が近い2台で、ロードでもグラベルでも力を発揮できる自転車なんです。もちろん32CまでしかいけないSurlyは、Bombtrackほど悪路の対応力は高くないんだけれど、お互いの乗り味を比べながら互いの自転車を調整すると、推進力を最大限活かすライディングポジションを出したくなります。あと乗り易さのポイントも両方とも非常に高く、設計の段階で考慮されている事が分かります。
違いとしては、荷物をたくさん載せられるBombtrackと、全く載せられないPacerは、用途が大きく変わって来ますが、最近気付いた事としては、日常レベルでは特に荷物を自転車に載せる必要はなく、バックパックに入れればよくて、荷物を載せられるのはやはり旅に向いている。また、リムブレーキとディスクブレーキの差は、峠の急激な下り坂やストップアンドゴーの多いシチュエーションでは、圧倒的にディスブレーキが強く、ただリムブレーキが同じ事を不可能かと言うと、それはそんな事なく、昔はみんなリムブレーキだったわけで、現代的自転車の成長が、フレームの高剛性、ディスクブレーキ、カーボンフォークの3点セットは、まさに現代の便利さを生んだ成長の賜物ですね。
といった感じで、20年以上前の自転車とまさに現代車を乗り比べると、特にこの2台の推進性能の高さを中心に、乗り心地の良さを併せ持つセッティングを互いに見つける事ができて、セッティングの追求が楽しいです。
ちなみに今のPacerはこんな感じ。
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