SNSマーケティングについて思うこと、成果を出すための最低限のアドバイス
昨今、さまざまなSNSサービスが流通し、利用者も爆増。今や若者のものだけではなくなってきて、テレビに成り代わりつつあることは、誰もが感じるところだと思う。
それゆえに、最近は「Webサイトを作りたい」という相談より「InstagramやTwitterを活用して販売促進に繋げたい」といった相談が増えているように感じる。(この時期、7年前くらいだったらチラシの制作に追われまくっていたが、年末のチラシ制作ラッシュは弊社ではすっかり鳴りを潜めている。当時は本当に大変だったが、ないとなると寂しいもんだ。)
まず最初に言いたいのは、SNSマーケティングで成果がでるのには相当な時間がかかるということは覚悟しなければいけない。
それはまさに、桃栗三年柿八年のごとく。
ネット界隈は更新速度が早いので、なんか育つのもそれ相応に早く感じる人が多いように思うが、それなりに成果を上げている人は少なくとも数年かけてアカウントを育てている。急にああなったのではない。
まれに、キラーコンテンツと言われるものを引き当てて爆速でフォロワーを増やした例もあるが、それはフォロワー側の課題が明確なものだったり、流行であるものだったりで、自分が発信したいと思っているこのがそれに該当することは少ない。
じゃーそんな時間のかかるものは今からやっても意味がないかと言ったら、やるべきだと思う。私が思うやるべき理由は以下のことだ。
それでもSNSマーケティングをやった方がいい理由
少なからず認知が広がる
自分が何を売っているかを明確に考えるきっかけになる(自分の世界観の再認識)
あわよくば潜在顧客からの声を拾える
企業の場合、新人に配信担当を任命することで新人教育にもなる(ただし、任せ方が重要)
自分の根気度合いがわかるw
上記の理由だけでも、やるべき理由は十分だと思うがどうだろうか。
そんなわけで「SNSを活用したい」という相談には積極的に受けるようにしている。が、そこでいくつもお仕事を受けているうちに「成果を出せそうかどうか」わりと簡単にすぐわかるようになってきた。
必ずしもそうでない場合もあるので、あくまでその傾向が強い、程度にとどめていただきたいが、これからSNSマーケティングをしようと思っている人の少しの参考になれば幸い。
成功の鍵は「素直・まじめ・愚直な実践」の姿勢だ。
先に言った「成果出せないだろうな」と思う人が言う「やれない理由」上位3つをお伝えしよう。
「成果出せないだろうな」と思う人が言う「やれない理由」上位3つ
みんながやっていることを自分もやるのが恥ずかしい
大変そう(毎日配信とかとってもむり、週一でもむり、続けられない)
コンテンツが思いつかない
SNSマーケティングをやってみようかな、と思ってもなかなかできない人で、これらを感じている人は多いのではないだろうか。とてもわかる。結果どうなるかと言うと「配信しやすい日々の雑多な出来事」を「不定期」に「誰に言うわけでもなく」ただ発信をする。
それはただの独り言や趣味である。趣味であるならそれでもいいが、今回はそうではなく、自分が提供したいことや世界観を然るべき相手に伝えるためにすることだ。いつ現れるかわからないラーメン屋の屋台に、誰がありつけようか。
上記のようなことを思っている人に、成果に繋がりやすい方法を3つだけお伝えする。特別だぞ。
成果に繋がりやすい方法3つ
1. そのSNSでフォロワーが多いアカウントがやっていることを徹底的に真似する
たったこれだけのことで、成功確度はぐっと上がる。
これが、当たり前だろって思うだろうができない人がとっても多い。信じられないだろうが本当だ。相談を受けて「この人、成果出せないだろうな」と思う理由の80%くらいこれ。成功している人を真似できない、もしくはしたくないという。理由は上記に挙げた3つが主。
誰も、スライム風呂に飛び込めとかメントスコーラ飲めとか、踊ってみたや歌ってみたをやれと言っているのではない。もっといろんなアカウントをよく見れば、正攻法で価値を伝える努力をしているアカウントがあるので、それを真似すればいいのだ。
それを「素直」に「まじめ」に「愚直」に続けるだけ。まずはそれだけで、ある程度の成果は望める。
2. 一人でやらない。チームでやる。
できない理由を解決する上でとてもやりやすいのがこれだと思う。チームで挑む。これだけで、少なからず定期的な配信の継続がやりやすくなる。一人でやり続けるのは私でも無理だ。そして、私のようなコンサルがこういったSNSマーケティングに入る理由の大部分はこれが占めているのではないかと思う。みんなでわっしょいわっしょいやるのが、楽しいし続けられる最高のコツだと思う。
また、チームでやるといろんなアイデアや軌道修正もやりやすくなるので、本当におすすめだ。
3. 成長を急がない、任せたからには担当者に任せる
これは、先に述べた「企業の場合、新人に配信担当を任命することで新人教育にもなる(ただし、任せ方が重要)」の話にも通づる話だが、自分がやるにしても、誰かに任せるにしても、「うまい文章を書けるようになったら」とか「うまく話せるようになったら」やるって理由でなかなか発信できない例もよく見る。
まず、それを待っていたらいつまで経ってもできないし、そもそも忙しいビジネスマンがそんなのを流暢に勉強する時間があるのかって。ないだろ。
そういうのは「やり続ける中で成長するもの」なのだ。ひとつも世に出さないようでは一向に成長しない。
最初は下手でもいいから、とにかくやってみるのが本当に大事だ。それができない人はもうむり。そして、誰かに任せた場合も、それが理由で任せられず配信を止めているのも無理中の無理。一生止めているしかない。もしくはお金払ってライター雇うしかない。最近のライターは高いぞ〜。
ただ、任せた場合には少し注意は必要で、なんでもあげていいとしても、最低限コンプラに関わることは配信しない、とか少しルールは必要とは思う。
やはり企業アカウントでよくない方向の炎上はしたくないだろう。
私が思う最低限のルールはこれだ。
社会的によくない発信はしない(誰かの誹謗中傷や、一般的にやってはいけないと思われるいたずらや問題行動)
社会のニュースに物申す(社会の出来事には必ず反対意見の人がいる)
会社に対する不満(それは社長に言えw)
この辺りを押さえておけば、相当問題は起こらないかと思う。あとは、軌道修正を行うとして、都度ではなく定期的な定例会などで行うようにすればいいと思う。発信してはダメだしでは、任された方のモチベーションも上がらない。
さいごに
「郷に入っては郷に従え」
各種SNSにはそれぞれにトレンドや礼儀などがなんとなーくある。これは、最初に言った「成功者を真似る」をしていたら自然と押さえられるので、そういった意味でも「成功者を真似る」は、慣れないうちはやった方がいい。
特にTwitterはその傾向が強いと思う。Twitterでまじめくさっていては受けれてもらえない。
ただし、Twitterはなんというか、街で言うと裏通り的な側面もあるので、無理に戦わなくていい戦場だと、最近思っている。担当する人がTwitterになれていないとか、企業の色に合わないようであれば、無理にやらなくてもいいSNSだと思う。
SNSマーケティングは、本当に伝えたいこと、世界観を少しづつ広めるようなイメージで活用するといいと思う。きっと同じ世界観の人に出会えると思う。
タイピングに疲れてきたので今回はこの辺で。
SNSマーケティングに関して最近私が感じていることをサーっとまとめさせてもらった。少しの参考になれば幸いだ。