💬 Design Term #デザイナー英語 – #レトロスペクティブとは。簡単なプロセスと英語例
1. レトロスペクティブ=ふりかえる作業
レトロスペクティブは、特にアジャイル開発のフレームワークの1つであるスクラムにおいて、「振り返り」を行うイベントとして重要です。スクラムでは、「透明性」のあるチーム・プロセスを通じて、反復的な「検査」と「適応」を繰り返すことで、チームをより良い方向に導きます。
アジャイル宣言の背後にある原則において、以下の原則が提示されています。
* チームがもっと効率を高めることができるかを定期的に振り返り、それに基づいて自分たちの仕事の仕方を最適に調整します。
これは、アジャイル・ソフトウェア開発宣言において提示される以下の価値を実現することに繋がります。
* プロセスやツールよりも個人と対話を大切にする
* 計画に従うことよりも変化への対応を大切にする
チーム活動における振り返りには、大きく2つの対象があります。
1. チームの成果に対する振り返る
スプリントレビューという活動で実施します。
2. チーム自体やチームの活動プロセスに対する振り返り
チームのメンバー全員で本音で話し合い、チームの問題点や良いところを探し、次の活動の改善や継続的に取り組む事項について合意します。
2. 簡単なレトロスペクティブのプロセス
1.プロジェクトのプロセスについて語り合います
2.上手くいった点を話し合う
3.上手くいかなかった点を話し合う
4.変更、または改善したいことを話し合う
3. レトロスペクティブの例
1.プロジェクトのプロセスについて語り合います
→ The project owner brief the team about the project
チームがプロジェクト・オーナーを通じてプロジェクトの説明を受ける
→ Client sent through us design brief
クライアントからデザイン・ブリーフを受ける
→ We recommend design sprint, high fiedility
デザイン・スプリント、プロトタイプの制作を約束する
→ Design Sprint Workshop
デザイン・スプリント・ワークショップを開催
→ High level user flow
高レベルのユーザーフローを制作
→ Create simple prototype
簡易プロトタイプの制作
2.上手くいった点を話し合う
全体的に上手くいった点
→ A Happy Client, they were happy with the outcome
クライアントはアウトカムに満足していました。
→ We have the potential to work with them in the future
将来的には彼らと仕事をする可能性があります。
個人的に上手くいった点
→ Remote workshop using Miro. I liked the countdown timer feature. It will help to manage and track the time if we use it strictly.
Miroを使用したリモートワークショップ。 カウントダウンタイマー機能が気に入りました。 厳密に使用すれば、時間を管理および追跡するのに役立ちます。
→ I leant a lot from Richard and Iain. Facilitating and Iain in the workshop was great as they had a great questions.
私はリチャードとイアンから多くのことを学びました。 ワークショップでのファシリテーションとイアンは素晴らしい質問をクライエントに投げかけてくれました。
→ Feedback from user was great.
ユーザーからのフィードバックは素晴らしかった。
→ Andy gave me a couple of apps that she is using and likes
Andyは、彼女が使用していて気に入っているアプリをいくつか教えてくれました。
→ Working closely with client on Figma: Collect and collate feedback using Figma.
Figmaを使用したコラボレーション:Figmaを使用してフィードバックを収集し、照合します。
→ Our client is familiar using Figma at the end and easier deliveries. (Sitemap, Wireframes, high fidelity and prototype also their branding in one spot )
クライアントは、最後にFigmaを使用し、配達を簡単にすることに慣れてくれました。 (サイトマップ、ワイヤーフレーム、ハイファイ、プロトタイプ、またブランディングも1か所に存在します。)
→ client engagement was amazing
クライアントエンゲージメントは素晴らしかった
→ Learned how to use Figma prototype tool.
Figmaプロトタイプツールの使用方法を学びました。
3.上手くいかなかった点を話し合う
Related to the Team collaboration
チームコラボレーションに関連したことで上手くいかなかった点
→ Not clear visibility across the timeline/schedules, we forgot to set the hard deadline.
タイムライン/スケジュール全体の可視性が明確ではないため、厳しい期限を設定するのを忘れていました。
→ There was a pivot due to the cost
コストのためにピボットがありました。
💡ピボットとは、方向転換や路線変更などを意味する言葉のこと。ビジネスの世界では事業戦略に行き詰まりを感じたとき、ピボットを行えば経営を大きく変えられると考えられています。
→ We’ve simplified the wireframes for MVP
MVPのワイヤーフレームを簡素化しました。
Personal
個人な反省点
→ Wireframe to be completed earlier
ワイヤーフレームを早期に完成させたかった。
→ Provided wireframes which were too detailed, a wireframe should be low-fidelity design layouts (Hard to give feedback internally / a way too many feedback from client)
ワイヤーフレームが詳細すぎた点、ワイヤーフレームは忠実度の低いデザイン・レイアウトにする必要があります(内部でフィードバックを提供するのが難しいのと、クライアントからのフィードバックが多すぎました。)
→ Workshop, I tried to come up with ideas beforehand but I couldn’t challenge their thinking at all.
ワークショップ、事前にアイデアを考え出そうとしましたが 私は彼らの考えに全く挑戦することができませんでした。
4.変更、または改善したいことを話し合う
Improve
改善点
→ Give more UX support to our client, instead of saying yes to every requests they make.
クライアントが行うすべてのリクエストに「はい」と言うのではなく、クライアントにより多くのUXサポートを提供します。
→ Be better at sharing unfinished work
未完成のデザインの共有を上手に行う
プロジェクトのレトロスペクティブに時間を割いて、 成功と失敗の両方から学び、今後の取り組みを改善することができます。
今回はわりかし小さなプロジェクトのレトロスペクティブをご紹介いたしました。
私も、色々勉強中なので、皆さまの、ご意見・ご感想をお聞かせください。お読み頂きまして、ありがとうございました。
メルボルンを拠点にビジュアル・デザイナー、UXスペシャリストとして働いています。 主にデジタル・プロダクトの制作に携わっています。