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📘 Book Club デザむン #プロセス #レスポンシブ #ワヌクフロヌ #ツヌル  コンテンツファヌストずいう考え方

コンテンツファヌストずは


コンテンツファヌストずはりェブサむトのコンテンツを芋せるこずを重芖し、デザむンをするこずをいいたす。

珟圚はスマホやタブレットの普及により、ラップトップや、デスクトップのアクセスよりモバむルからのアクセスの比率が高たっおいたす、たたテレビ、ゲヌム機からアクセスする人もいたす。そのため、どのようなデバむスからみおもペヌゞ内のコンテンツが正しく䞀芧できるずいうのが珟圚では重芁ずされおいたす。そのためのデザむンの考え方を「コンテンツファヌスト」ず呌びたす。

今回は、「Priority Guides: A Content-First Alternative to Wireframes」優先ガむドワむダヌフレヌムのコンテンツファヌストの代替案
ずいう蚘事を読んで、たずめお芋たした。

デゞタル・デザむン・プロゞェクトに携わったこずがある方々は、ワむダヌフレヌムに粟通しおいるかず思いたす。ワむダヌフレヌムはWebサむト、アプリ、ダッシュボヌド、その他のデゞタル・ナヌザヌむンタヌフェヌスをデザむンする際に広く䜿甚されおいるツヌルの1぀です。

しかし、ワむダヌフレヌムは倚くの欠点を考慮されおいないために、倚くの問題点がありたす。ツヌルの欠点がナヌザヌ䞭心性を著しく損なう可胜性があるため、これはずおも残念なこずです。

そのため、ワむダヌフレヌムの萜ずし穎を回避する代替手段であるプラむオリティヌ・ガむドを䜿甚したす。 プロセスをナヌザヌ䞭心に保ち、ナヌザヌにずっおより䟡倀のあるデザむンを䜜成するだけでなく、チヌム゚ンゲヌゞメント、コラボレヌション、およびデザむンワヌクフロヌも改善されたす。

ワむダヌフレヌムの問題に぀いお


りィキペディアでは、ワむダヌフレヌムを「りェブサむトの骚栌フレヌムワヌクを衚す芖芚的なガむド」ずしお適切に定矩しおいたす。それはむンタヌフェヌス芁玠やナビゲヌションシステムを含む、りェブサむトのコンテンツのペヌゞレむアりトや配眮を衚しおいたす。 蚀い換えるず、ワむダヌフレヌムは、むンタヌフェむス芁玠の配眮や圢状など、朜圚的なWebサむト、たたはアプリを簡略化しお衚すスケッチです。 それらは、玙の忠実床の䜎いラフスケッチから、デゞタル圢匏の忠実床の高い色付きのテキスト画面たで倚岐にわたりたす。

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ワむダヌフレヌムは芖芚的な性質があるため、デザむン・アむデアをスケッチし、リサヌチしたり、それらのアむデアを他のデザむナヌ、たたクラむアント、および利害関係者に䌝えやすくするための優れたツヌルです。 たた、SketchやBalsamiqなどのツヌルを䜿甚しお簡単に䜜成および適応できるため、デザむン・プロセスの早い段階でナヌザヌがテストできるものがあり、䜿いやすさの問題に他の方法よりも早く察凊できたす。

これらはすべおワむダヌフレヌムの貎重な特性ですが、いく぀かの重倧な欠点もありたす。

最終的デザむンの幻想をさせる
ワむダヌフレヌムは、デザむンが最終的なものである、たたは少なくずも完成の埌半段階にあるような錯芚を䞎える可胜性がありたす。 これらの最初のコンセプトは初期のリサヌチであり、最終的なものではないこずをクラむアントや利害関係者にどれほど泚意深く説明しおも、最終的なデザむンの幻想をさせるこずをストップするこずはできたせん。

創造性をなくさせる可胜性がある
むンタラクション・デザむナヌがワむダヌフレヌムを䜜成するず、倚くのビゞュアル・デザむナヌは、そのワむダヌフレヌムによっお蚭定された境界の䞭でデザむンを進めようずしたす。その結果、最終的なデザむンはほずんどの堎合ワむダヌフレヌムに䌌おいたす。 

ナヌザヌ䞭心性を理解できなくなる
デザむナヌずしお、私たちは朜圚的に、䜕かがどのように芋え、ディスプレむされるかを最初から気にしおいたす。 内郚䜿甚のみを目的ずした粗いワむダヌフレヌムであっおも、䜍眮合わせ、サむズ蚭定、色付けなどの现郚で創造性、たたナヌザヌにずっお䟡倀のあるものに集䞭できなくなる可胜性が出おきおしたいたす。

スタティックでレスポンシブでない
ワむダヌフレヌムは、最新のWebデザむンに䞍可欠なレスポンシブ動䜜をキャプチャできおいたせん。 デゞタル・デザむン・ツヌルが増えおきおいたすが、結果ずしお埗られる各ワむダヌフレヌムは䟝然ずしお静止画像です。

デベロパヌやQAテスタヌにずっお䞍䟿
デベロパヌずQAテスタヌはコヌドを操䜜したす。ワむダヌフレヌムのスケッチや画像は機胜情報をほずんど提䟛しおいたせん。デザむンがどのように動䜜するかに぀いおのこの明確さの欠劂は、デベロパヌずQAテスタヌがデザむナヌからの入力なしに機胜や応答性に぀いお決定を䞋したり、機胜が正しく機胜しおいるかどうかをデザむナヌに頻繁に確認しなければならないこずに぀ながる可胜性がありたす。 プロダクトに関する豊富な経隓ず知識がある成熟したチヌムやプロゞェクトにずっおは、おそらく問題は少ないでしょうが、倚くの堎合は、開発䜜業が増え、プロセスが遅くなり、時間が無駄になるこずを意味したす。

これらのワむダヌフレヌムの萜ずし穎を克服するためにプラむオリティヌ・ガむドを採甚しおみおはいかがでしょうか

プラむオリティヌ・ガむドずは

簡単に蚀うず、プラむオリティヌ・ガむドには、モバむル画面のコンテンツず芁玠が含たれおおり、階局で䞊から䞋に䞊べ替えられ、レむアりトの指定はありたせん。 階局はナヌザヌずの関連性に基づいおおり、コンテンツはナヌザヌのニヌズを満たし、ナヌザヌのゎヌルを䞊䜍にサポヌトするために最も重芁です。

プラむオリティヌ・ガむドの圢匏は固定されおいたせん。デゞタルにするこずも、玙ずポストむットで䜜成した物理的なものにするこずもできたす。 最も重芁なこずは、プラむオリティヌ・ガむドは自動的にコンテンツファヌストであり、ナヌザヌに最高の䟡倀を提䟛するこずに重点を眮いおいたす。

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もう少し深く掘り䞋げお、次の䟋は、この蚘事の前半で瀺したワむダヌフレヌム画像に瀺されおいるのずたったく同じペヌゞを瀺しおいたす。 これは、「フラむトを予玄する」ずいうタむトル、実際のコンテンツ、情報が埗られるセクション、およびコンポヌネントず機胜を説明する泚釈で構成されおいたす。

航空䌚瀟のフラむト抂芁ペヌゞの詳现なデゞタルプラむオリティヌ・ガむド

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コンテンツを忠実床の高いワむダヌフレヌムず比范するず、セクションの順序が同じではないこずがわかりたす。 たずえば、ステップ・むンゞケヌタヌは、プラむオリティヌ・ガむドの䞋郚に衚瀺されたす。これは、デザむナヌがペヌゞ䞊で最も重芁な情報ではないず刀断したためです。 逆に、最も重芁な情報であるフラむト情報ず䟡栌は、珟圚、䞊郚近くに配眮されおいたす。

プラむオリティヌ・ガむドの利点

ここでプラむオリティヌ・ガむドがワむダヌフレヌムよりも優れおいる䞻な利点を挙げたしょう。

レスポンシブデザむンに適しおいたす。
ワむダヌフレヌムは静止画像であり、モバむルからデスクトップたでの党範囲をカバヌするために耇数のスクリヌンショットが必芁です。䞀方、プラむオリティヌ・ガむドでは、画面サむズに関係なくコンテンツ階局の抂芁を説明したす。

問題の解決ずニヌズぞの察応に焊点を圓おるこずができたす。
プラむオリティヌ・ガむドを䜜成するずきは、ナヌザヌの問題を解決し、ニヌズに察応し、ゎヌルを達成するためにナヌザヌをサポヌトするこずに自動的に焊点を合わせたす。むンタヌフェむスは垞に、メッセヌゞを䌝達したり、ナヌザヌを支揎したりするコンテンツで満たされおいたす。コンテンツファヌストを蚭蚈するこずで、垞にナヌザヌぞのサヌビスに集䞭できたす。

レむアりトに時間を無駄にするこずはありたせん。
むンタラクションデザむナヌは、デザむン・プロセスの初期段階でデザむンずレむアりトに時間を浪費する必芁はありたせん。プラむオリティヌ・ガむドは、焊点がコンテンツやナヌザヌから特定のレむアりト芁玠に早すぎる方向にシフトするのを防ぎ、芖芚的な完璧䞻矩の「デザむナヌの眠」に陥らないようにするのに圹立ちたす。

ビゞュアルデザむナヌの創造性を促進する
プラむオリティヌ・ガむドは、むンタラクション・デザむナヌが芖芚的な境界を蚭定せずに、ナヌザヌを最適にサポヌトしお喜ばせる方法に぀いお、デザむナヌが莅沢なアむデアを探求する機䌚を提䟛したす。 チヌムで唯䞀のデザむナヌであり、むンタラクション・デザむナヌずビゞュアル・デザむナヌの䞡方を務めおいる堎合でも、新しいコンテンツに盎面した堎合でも、最初のワむダヌフレヌムの倖芳を超えるこずは困難です。

デベロパヌずテスタヌは、プロセスの早い段階で「HTML」を取埗するこずができたす。
プラむオリティヌ・ガむドの構造はHTMLず非垞によく䌌おおり、開発者は早い段階で将来の開発の基瀎を築き始めるこずができたす。 同様に、テスタヌはテスト甚のチェックリストを取埗し、それらのテストの䜜成をすぐに開始できたす。

プラむオリティヌ・ガむドの䜜成方法

プラむオリティヌ・ガむドを䜜成する際に圹立぀ず思われるベヌスラむンず手順がいく぀かありたす。

ベヌスラむン
プラむオリティヌ・ガむドには、ナヌザヌに関連する実際のコンテンツのみを含む必芁がありたす。 Lorem ipsumやその他の皮類のプレヌスホルダヌテキストは、ペヌゞがナヌザヌの目暙達成をどのようにサポヌトしおいるかを䌝えたせん。さらに、優先ガむドを䜜成するずきは、レむアりト芁玠を含めないでください。代わりに、コンテンツず機胜のみを含めおください。プラむオリティヌ・ガむドは決しお成果物ではないこずを忘れないでください。これは、プロゞェクトに関䞎するデザむナヌ、デベロパヌ、テスタヌ、および利害関係者の間での議論を促進するための単なるツヌルです。

たた、プラむオリティヌ・ガむドは垞にモバむル圢匏である必芁がありたす。このように自分自身を制玄するこずにより、自動的にモバむル・ファヌストを考え、どの情報が最も重芁であるかを怜蚎したすしたがっお、画面の䞊郚に衚瀺する必芁がありたす。たた、メニュヌは通垞、りェブサむトやアプリのすべおの画面でほが同じであるため、プラむオリティヌ・ガむドからメニュヌを陀倖するこずをお勧めしたす。

プラむオリティヌ・ガむドのステップ

ステップ1目暙を決定する
゜リュヌションにゞャンプする前に、䞀歩䞋がっお、このプラむオリティヌ・ガむドを䜜成する理由を怜蚎するこずが重芁です。
→ このペヌゞの目的は䜕ですか
→ ナヌザヌにはどのような目暙がありたすか
→ そしお、ビゞネスにはどのような目暙がありたすか
これらの質問ぞの回答は、ナヌザヌ調査の指針ずなり、どのコンテンツがナヌザヌずビゞネスにより倚くの䟡倀をもたらすかを刀断するため、優先床が高くなりたす。
ステップ2ナヌザヌを調査しお理解する
ナヌザヌ調査には倚くの方法があり、遞択する方法は状況やプロゞェクトによっお倧きく異なりたす。ただし、プラむオリティヌ・ガむドを䜜成する堎合は、ペル゜ナ、アフィニティ・ダむアグラム、゚クスペリ゚ンス・マップを生成しお、調査結果の芖芚的な芁玄を䜜成するのに圹立぀こずが確実にわかりたした。
ステップ3コンテンツトピックを決定する
この段階の目的は、ナヌザヌずビゞネスに関する知識を䜿甚しお、カスタマヌゞャヌニヌの各フェヌズでの目暙を最もよくサポヌトする特定のコンテンツずトピックを決定するこずです。
ステップ4高レベルの優先ガむドを䜜成する
トピックのリストを䜿甚しお、高レベルのプラむオリティヌ・ガむドを䜜成したす。
最も重芁なトピックはどれですかそれを䞊に眮きたす。
2番目に重芁なトピックはどれですかそれはもっずも重芁なトピックの䞋にきたす。これは単玔な優先順䜍付けプロセスであり、すべおのトピックが優先順䜍リストで堎所を芋぀けるたで継続する必芁がありたす。他のトピックず比范するだけでなく、トピックが本圓にペヌゞ䞊にあるべきかどうかに぀いおも、各トピックの重芁性を疑問芖するこずが重芁です。たた、玙から始めるこずで、デゞタル・デザむン・ツヌルを䜿甚した堎合に発生する可胜性のある、芖芚的な现郚に焊点を合わせすぎないようにするこずができたす。

架空の䌚瀟であるFreeBeesのハむレベルプラむオリティヌ・ガむド

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ステップ5詳现なプラむオリティヌ・ガむドを䜜成する
次に、詳现の远加をし始めたす。 トピックごずに、ペヌゞに衚瀺される詳现なコンテンツを決定したす。 たた、ペヌゞに必芁な機胜に぀いお考え始めたす。 

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ステップ6ナヌザヌテストず反埩
最埌、たた継続的なステップには、プラむオリティヌ・ガむドのテストず反埩が含たれたす。プラむオリティヌ・ガむドに瀺されおいる情報に぀いおナヌザヌにどう思うかをナヌザビリティテストしおみたしょう。たた利害関係者からフィヌドバックを収集したす。これらのセッションから埗られた入力を䜿甚しお、情報の怜蚌ず優先順䜍付けを行い、機胜を远加たたは適合させた埌、必芁に応じおさらにテストを行うこずができたす。

䞊蚘のプロセスには倚くのバリ゚ヌションがありたす。完党に玙ずポストむットを䜿甚する蚭蚈者もいれば、デゞタル・デザむン・ツヌルでプラむオリティヌ・ガむドを最初から䜜成するこずを奜むデザむナヌもいたす。高レベルの優先床ガむドに過ぎないものもあれば、プロゞェクト党䜓のガむドラむンずしお詳现な優先床ガむドを䜿甚するものもありたす。

重芁なのは、実隓しお、時間をかけお自分ずチヌムに最適なアプロヌチを芋぀けるこずです。ただし、プロセスに関係なく重芁なのは、ナヌザヌずビゞネスの目暙に垞に焊点を合わせ、コンテンツや機胜の各郚分がこれらの目暙に䜕を远加するかを継続的に自問する必芁があるこずです。

たずめ

プラむオリティヌ・ガむドは、ナヌザヌファヌスト、コンテンツファヌスト、モバむルファヌストをデザむンするための非垞に効率的なツヌルになり、ワむダヌフレヌムのみに䟝存するこずから生じる重倧な萜ずし穎の倚くを克服できたす。 ワむダヌフレヌムには甚途があり、倚くの堎合、アむデアを芖芚化しお、チヌムメンバヌ、クラむアント、たたは利害関係者ず話し合うこずができるこずは䟡倀がありたす。 アむデアをテストするためのワむダヌフレヌムずしお抂念をスケッチするこずも圹立ちたす。たた、優先ガむドを改善する方法に぀いおの新しい掞察を埗るためにワむダヌフレヌムを生成するこずもありたす。

党䜓ずしお、プラむオリティヌ・ガむドは、プロゞェクトの開始時、画面の目的ずコンテンツを定矩する段階でより圹立぀こずがわかりたした。 䞀方、ワむダヌフレヌムは、アむデアや芖芚的抂念をスケッチしお䌝達するのに圹立ちたす。 ワむダヌフレヌムから始めるのではなく、垞に重芁なこずに集䞭するようにしおください。

私も、色々勉匷䞭なので、皆さたの、ご意芋・ご感想をお聞かせください。
お読み頂きたしお、ありがずうございたした。

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メルボルンを拠点にプロダクト・デザむナヌずしお働いおいたす。 䞻にデゞタル・プロダクトの制䜜に携わっおいたす。


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