脳卒中でもフェスティバル!?
お久しぶりです。脳卒中患者だった理学療法士の小林純也です。
いやあ、すっかり久しぶりの更新となってしまいました。
さかのぼってみれば、一年ぶりの更新。
そんな久しぶりになぜ更新しようと思ったかというと、三年ぶりの主催イベントが、いよいよ今月、11月27日(日)に開催されるからです。
脳卒中フェスティバル…。
先日、乙武洋匡さんと天畠大輔さんと対談させていただいたのですが、
乙武さんをして
『まあまあ攻めたネーミングですよね』
と評されるほどの、ハラハラするネーミング。
我ながら、何を考えているのでしょうか?
今日は、残り一か月を切ったこのタイミングで、
一介の脳卒中患者だった現役理学療法士が、なぜ『フェス』を主宰しようと思ったか?その理由について記させていただきます。
目指したのは『場』づくり。
私、17年前に脳梗塞を患ってから、10年前に理学療法士となったのですが、
臨床や、社会活動をするうえで、常々『気持ち悪さ』を抱えていたんですね。
どんな気持ち悪さかというと、
患者さんに対して『病名ありき』で関わる医療者と、
自ら『患者』になってしまう対象者さん。
具体的には、
“病を見て人をみず”じゃないけど、目の前の対象者さんは、当たり前だけど病気になる前の人生があるわけで、その人がたまたまある日病気を患っているという事実。
それがどっかに行っちゃって、例えば『脳卒中の○○さん』みたいな感じで、あたかも病気がその方の第一アイデンティティ化というような関わりをしてしまう医療職の方。
一方で、重篤な病気や後遺症、社会のかかわり方など、他人にはわかりかねる外的要因が大きいとはいえ、自身の可能性に目を背け、周囲との関わりをネガティブフィルターを通してでしか見れなくなってしまった、障がい当事者。
例えば、電車で好意的に席を譲ってもらった時に、『余計なお世話だ!』と突っぱねたり、逆に『先生にもうしわけないから…』と自身の本音を過度に押し殺してしまう当事者さん。
そんな現状を見て、
なんか気持ち悪いな。
って思っちゃったんですよ。
それを解決する方法はないかなー。って考えていて、
そうか、脳卒中とか、医療職だとか、もっと言えば障がいとか健常だとか。
そんなタグがなくなって、みんなが楽しめる場をつくっちゃえば、何か変わるかもしれない。
楽しい場所とはなんだ?世間に刺さる(話題になる)ためには、脳卒中と縁遠い名前のものがいいな…。そうだ!
フェスしかない。脳卒中フェスティバルだ!
そんな想いで、始まりました。
でもね。
僕は、根っからのパリピでもなんでもなくて、フェスなんて行ったことなかったし、なんなら人混みが大嫌いなわけなんですよ。
構想はあったけど、現実に動き出すには、ちょっとアクセルを踏み切れなかったんです。
そんな僕に、転機が訪れます。
それが、彼との出会い。
次回は、この男との出会いが、脳フェスをどう加速させたか?についてお書きします。
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脳卒中フェスティバル2022inららぽーと名古屋みなとアクルスは、
11月27日(日)11時~18時開催!
もののけ姫の主題歌を歌う米良さんのコンサートもあるよ!
詳細は下記をチェック!