人事界隈2025のトレンドワード予測。心のベスト10、第1位は「EVP」だった
〜1月26日 13:00
こんにちは、トラックレコード野崎です
今年もはじまりました「人事界隈2025トレンドワード予測」のnoteです。
心のベスト10、第1位は「EVP」
というわけで、 恣意的、独断、唯我独尊な気持ちで選んだ心のベスト10、第1位は「EVP」となりました。
EVPはEmployee Value Propositionの略になります。意味としては「企業が従業員へ提供できる他社にはない競争優位のある価値」と解釈いただくのがいいと思います。
ちなみに、この言葉自体は別に目新しい言葉ではないです。
みんな知ってる「MVV」と「EVP」を比較してみる
このMVVと比較していている点がポイントなのですが、会社経営においてMVVの設定って不可欠なものになっていると思います。
そして、このEVPも同様の立ち位置になるだろうと思っています。
まずそれぞれの位置付けを紹介します。
このMVVとEVPの違いを、誤解を招く前提で乱暴に評価すると、MVVは会社としてどうしたい、どうありたい、どう会ってほしいという会社中心的な発想の考えとも言えるかもしれません。
一方でEVPは、働き手を中心とした言葉となってほしい、皆さんがもとめることに対して会社として提供できること、という概念の言葉になっています。
きっと増えるEVPを言語化し、公表する企業たち
このEVPを言語化して、社会に公表するような企業が今後増えてくると考えています。
そしてそれは今のMVVのように会社のホームページのわかりやすいところに、ドーンっと掲載されるようになるのではないかなと思っております。
EVPの効果とは?
では、このEVPを設定するとどんな効果があるのか?
これはとてもシンプルで「採用」と「定着」に効きます。つまり会社経営に必要な戦力を安定的に調達・確保することができるのです。
各社が採用活動であの手この手をやっても簡単にうまくいかない、ことがわかってきた中で、やっぱりこの「EVP」がないとダメだということに気づくのが2025年になるのではないかと考えています。
EVPの旗手「マクドナルド」の取り組み
最後に、先日ちょうどリサーチをしていたマクドナルドの店舗クルー採用・マネジメントにおけるEVP設計の取り組みについて、こちらの記事をもとに紹介させていただきます。
特徴①:EVP自体を事業成長の基盤と捉えている
EVPが基盤にあり、それを従業員に提供することで、サービスの質が良くなるということを、開示していること。そして従業員にEVPを言葉で示している点が非常に特徴的です。
特徴②:3つのF(≒柔軟に、いいチームで、成長できる)の提供がマクドナルドのEVP
マクドナルドのEVPはフレキシビリティ(柔軟に働ける)、ファミリー&フレンズ(いいチームで働ける)、フューチャー(成長できる)を軸足に置いています。
そしてこれのEVP設計は「パートタイムでは働くとは」という調査によって浮かび上がった声を基に設計されています。
特徴③:既存従業員の本音を引き出す覆面調査を行い、個々の属性にあわせた価値を提供
マクドナルドが提供するEVPを働き手の立場によって、それぞれの重みづけがある、ということを示しているのが以下のチャートです。
学生であれば、最終的には「ここで将来にわたるスキルを得たい」ということがマクドナルドで働く理由として特に重視される。
一方主婦・主夫の場合は「社会との接点による自信」が重視される。
これによって当然ながらマネジメントのやり方も変わってくる。
個々人のニーズを理解する上で、覆面調査活動の取り組みなども行っております。その内容に触れている箇所を引用します。
結果としての高いリファラル採用比率
このEVPの取り組みの成果として、リファラル採用は非常にわかりやすい指標ですが、クルー採用では非常に高いリファラル採用比率を示していることがわかります。
EVPを早く公表した方がいい
ここまで書き上げて思いましたが、やっぱりトレンド予測第1位まちがいないな、というわけで、自社のEVPを公表するなら早い方がいいです。
今日にでも、明日にでも公表しましょう。
え、、、自社のEVPがないって・・・。
そんな時は、ぜひ以下の宣伝コーナーをぜひご確認ください。
以上、ご笑覧ありがとうございます。
良いお年をお過ごしください。
最後に宣伝です
トラックレコードはデジタル人材の採用の戦略から、クリエイティブ、スカウティングの上流から実行まで一気通貫でカバーしています。
・自社の差別化された価値を考えてほしい
・魅力の発信(ツール化)の制作を支援してほしい
・タレントをスカウトするところも支援してほしい
EVP設計からプロモーションまでも一気通貫で対応
社内人材・社外候補者のペルソナ定義から、インサイト設計、競合分析含めた貴社独自の従業員向けのバリュープロポジション(EVP)設計をご支援します。
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以降は有料になってますが、特にコンテンツはないので、ここまで読んでいただき、いいなと思ったら寄付してください。
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12月27日 13:00 〜 2025年1月26日 13:00
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