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#名刺代わりの小説10選_⑥噂/荻原浩

のこのこbeer🍻です。

今まで読んだミステリー小説の中から特に面白かったと思う作品を勝手ながらランキングで紹介させていただく記事の第弾!
これから本を読む方も既に読んだ方も見ていただけると幸いです。

#名刺代わりの小説10選

  1. 十角館の殺人/綾辻行人

  2. 容疑者Xの献身/東野圭吾

  3. ハサミ男/殊能将之

  4. 殺戮に至る病/我孫子武丸

  5. カラスの親指/道尾秀介

  6. 噂/荻原浩

  7. 連続殺人鬼カエル男/中山七里

  8. 名前探しの放課後/辻村深月

  9. medium 霊媒探偵城塚翡翠/相沢沙呼

  10. 方舟/夕木春央

以下、「概要」「物語のあらすじ」「感想」が続き、ネタバレはありません。


6.噂/荻原浩

概要

『噂』は、荻原浩さんによるサイコ・サスペンス小説です。物語は、都市伝説と現実が交錯するミステリーを描いています。

物語のポイントとしては:

  • サイコパスの犯人:「ある特徴を持つ女性の身体の一部」に異常な執着を持つサイコパスな犯人が登場します。

  • 刑事コンビ:主人公の刑事コンビが微笑ましいですが、共に特別な死に方をした配偶者を持つため、読者に共感を呼びます。

  • 衝撃的な結末:ラストの一行が物語を一変させるどんでん返しです。

この小説は、サスペンスとミステリーが楽しめる作品で、特に最後の一行が話題になっています。

物語のあらすじ

渋谷で新しい香水ブランドを売り出すために、女子高生たちがスカウトされて、街中で香水を広めることを依頼されます。しかし、香水の香りにまつわる都市伝説が広まり、次第にその噂が現実のものとなります。

ある日、足首のない少女の遺体が発見され、刑事コンビが事件の解決に乗り出します。調査が進む中で、犯人は特定の条件を満たす女性の足に異常な執着を持つサイコパスであることが明らかになっていきます。

ストーリーが進むにつれて、事件の背後にある衝撃的な真実が明かされ、最後の一行で物語は意外な結末を迎えます。

感想

物語の展開が予測不能で最後まで引き込まれました。安堵したもの束の間、何度も書いている「最後の一行」があまりにも衝撃的で、読後の余韻が強く残ります。
どんでん返しを強く感じますが、読んだ後に「嫌な気分」になる小説=イヤミスの類だと個人的には思っています。
また都市伝説とサイコパスの要素が重なるため、時折重苦しく感じることがありますのでご注意ください。
全体として、スリリングな展開と深みのあるキャラクター描写が魅力の一冊であり、ミステリーやサスペンスが好きな読者には特におすすめしたい作品です!

ここまで読んでいただきありがとうございました!!

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