私の日本語コンプレックス
日本語…
私にはなかなか厄介な言語です。
私にとっては母国語。
ネット上のコミュニケーションでも普通に使っている言語。
「書く」はまだいいんです。
でも「話す」はいろいろとコンプレックスがあるのです。
そんな私の「うまく話せない日本語」の言い訳を書きたいと思います。
コンプレックス(1):発音
たぶん「滑舌」と言われる項目になると思うのですが、私はこれが悪いのです。
子供の頃から「ラ行」が特に悪い。
いわゆる「舌足らず」といわれる音になります。
子供なら可愛いかもしれませんが、大人でこれは痛いだけです。
コンプレックス(2):声質
割と高めです。綺麗なハイトーンの声ならいいのですが、そこまで耳障りよくないです。昔からハスキーボイスに憧れています。
コンプレックス(3):テンポ
実は割と早口です。
上記(1)と(2)でしかも早口になると、悲しい結果になります。
下手すると相手が聞き取れなくなります。
コンプレックス(4):喉
喉が弱いです。先生や通訳の仕事はずっと話しているので、ほんとうに喉の痛みで辛かったです。発声方法が悪いんだと思って、ヨガで腹式呼吸の練習をするようになってから少し意識しているのですが、そんなに簡単ではないです。
喉…すぐに痛くなります。
対策
日本語で話すときは、わざとゆっくり話すようにしています。
主なメリットは:
・声の音程を少し低くできる
・滑舌に気をつけやすい(ラ行は真剣に注意する)
・複式呼吸を意識し易くなる
そんな感じで、日本語では基本的に「ゆーっくり」話します。
意識して「空気を混ぜて発音する」と音程と滑舌はごまかしやすくなります。
外国語では?
こちらで日常的に話すときは、普通の速さ。
意識して速くしたり、遅くしたり…はないです。
日本語の周波数は他の言語と比べて低いと言われますが、私の場合、日本語で話すときより、こちらの言語で話す方が低く聞こえるそうです。
意識してないのに、です。
面白いですよね。
声の相性とでも言うか、こちらの言葉の方が私には音的に話すのが楽だし、そのおかげで余計な部分に気を使わなくていいので話の内容に集中し易いです。
結果として日本語より早口になります。
「海外生活が長いから日本語が下手になったんじゃない?」
と思われる可能性もありますが、実際はそうじゃない、と自分では思ってます。
どんなに使う頻度が低いとはいえ、母国語は母国語です。
そこはブレません。
日本の日常では?
家族や友人と話すときは、さすがに気遣いが減るので、比較的早口で高めの声で滑舌悪いです。要するにデフォルトです。
治らないですね、これは。
初対面だと、「よそいきの低めの声(個人の感想)」で話しています。
普段の私の話し方を知ってる人には「なに気取ってんの?」と笑われます。
「話す」ということ
声の印象って、割と大事だと思ってます。
ビジネスだったら相手に信頼感を与えたいですし、好感を持ってもらいたいのはどんな場面でも一緒です。
持って生まれた声は仕方ない、と思うのですが、話し方や言葉の選び方には十分に注意したいですね。そこに話し手の品性が出る、と思うのです。
そんな日本語と声に関係するコンプレックスの話でした。
20年以上の海外生活に終止符を打ち、2020年後半には日本へ帰国します。サポートは皆さんとお会いするときのお茶代として還元させていただきます。